EPISODE#103「運命の午後」
1977年の島。。。
ジャックたちの乗るミニバンを止めたソーヤー、ケイト、ジュリエット。
「話がある。5分くれ、それぐらいの貸しはあるはずだ」とジャックに言うソーヤー。
しかたなく応じるジャック。2人だけで森の中に入る。
手術中のジャック。。。
ミスを犯し、動揺するが、ジャック父が彼を落ち着かせ、手術は無事成功する。
しかし、ジャックは父のやり方に不満を募らせる。
そんなとき、ジェイコブの姿が。。。
1977年の島。。。
ジャックと2人きりになったソーヤーは身の上話を始める。
「8歳のとき、詐欺師に全財産を巻き上げられた親父は母を撃って、俺はベッドの下に隠れて全部聞いていた」
「つらいな。。。」とジャック。
「それは去年の出来事だ。今は1977年だからな。だから、潜水艇に乗って本土に戻れば、親父を止めることもできたはずだ」とソーヤー。
しかし、実行しなかったのは"過去は過去"だから。水爆を使ってまで、やり直したい理由は何だ?とジャックを問い詰める。
「彼女だ。手に入れたけど、失った」とジャック。
突然の告白に驚くソーヤーだが、こうつづける。
「うまくいっても、ケイトとは他人となり、第一あいつは逃亡犯だ」
「それが運命ならば。。。」とジャック。
なにを言っても無駄と知ったソーヤーは強硬手段に。ジャックを殴りつけ、彼も応戦、殴り合いになる。
そこへジュリエットが現れ、2人を止める。
「彼が正しい。水爆を起爆させなきゃ」と彼女。
わけがわからないソーヤー。ジャックはひとりスワンに向かう。
少女時代のジュリエット。。。
ジュリエットの両親は離婚し、彼女は傷つく。
(なるほど、ジュリエットには"ジェイコブ"は接触してないんですねー)
1977年の島。。。
ジュリエットの変心(ジャックを止めるはずが、彼は正しいと言い出したこと)を咎めるソーヤー。
ジュリエットはケイトの存在を気にしているのだ。
「会わなければ、失うこともない」とソーヤーに語るジュリエット。
ジャックは、茂みの中からスワンの現場の様子を見つめていた。
そこにケイトが現れる。
アーロンのため、クレアを救うためにはやらなきゃいけない、君には信じてほしいというジャックの言葉を信じることにするケイトだった。。。
島に来る前。。。
殺人が冤罪だと分かり、拘置所から釈放されたハーリー。
タクシーに乗り込むと、先客がいた。ジェイコブだ。
相乗りすることになったハーリーに、「何故島に戻らない?」と尋ねるジェイコブ。
「呪われてるから。だから飛行機が落ち、友達が死に、彼らがみんな会いにくる」とハーリー。
「それは呪われているのではなく、祝福されているからでは? 君はいかれてない。24時間後のアジラ航空316便に乗ればいいだけだ」と言うと、ギターを残し、ジェイコブはタクシーを降りる。
1977年の島。。。
ミニバンのところに戻ったジャックは、爆弾を受け取り、再び森の中へ。
そのとき森から出てくるソーヤーとすれ違う。
「じゃ、L.A.で会おう」とジャック。
現代の島。。。
ロック一行は、今は片足だけが残った巨神像に到着する。
「ジェイコブの住みかだ」とリチャード。
マンションの前のベンチ。。。
ジェイコブが本を読みふけっていると、後ろの庭に人が落ちてくる。ロックだ。
瀕死の状態のロックにジェイコブは歩み寄り、手を当てると、ロックは息を吹き返す。。。