EPISODE#102「ジェイコブ」
古代(?)の島。。。
はたを織り、竹かごで魚を獲って、手製のナイフで魚をおろし、火で炙った石板で魚を焼く。。。そんな生活を送る男。
沖には大きな帆船が見える。
白髪交じりの男が声をかけてくる。
「(あの船は)どうやって島を見つけたんだ? 君が呼んだんだろ?」
答えない男。
「彼らは来て、争い、破壊して、腐敗する。いつも終わりは同じだ」
「終わるのは1度だけ。その過程は進化さ」と男。
2人は対立関係にあるようだ。
「話せてよかったよ、ジェイコブ」と言って、白髪の男は去っていく。
ジェイコブのそばには、"あの"巨神像がそびえ立っていた。。。
ケイトの幼少期。。。
スーパーで万引きしたケイトは、店主に見つかり、親と警察に通報されそうになっていた。
そのとき、見知らぬ男が代わりに代金を払ってくれ、救われる。
その男は。。。"ジェイコブ"だった。。。
1977年の島。。。
出航した潜水艇の中。
ケイトは、ジャック阻止の協力をソーヤーたちに頼むためわざと捕まったらしい。
「ジャックは水爆を起爆させようとしてるの」とソーヤーに訴えるが、ソーヤーは「どうでもいい。俺たちの幸せな時間はパーだ。これから現実の世界でやり直すのさ」と言って拒否する。
ジャックたちは、ダニエルの手帳に書かれた手順に従い、水爆を解体、コア部分だけを核兵器として使おうとしていた。
リチャードは放射能漏れを心配する(しかもエロイーズは懐妊中らしい)が、ダニエルは綿密なタイムスケジュールを立てており、あと2時間でスワンに水爆を運ばなくてはならず、サイードが先頭に立って作業に取り掛かる。
そのころ、スワン基地ではチャン博士が掘削作業を停止させようとしていたが、ラジンスキーは強行する。
現代の島。。。
ジェイコブの元に向かうロックほかアザーズ一行。
ベンから話を聞いたリチャードは、ロックが"生き返った"理由を尋ねる。
「それを説明できるのは君の方だろう? 年を全くとらない者もいるしな」とロック。
「僕のはジェイコブの力のおかげだ。君のもそうなのだろう」
「私もそう思う。だから、これからお礼を言いに行くのさ」
そして、
「それが済んだら、アジラ航空の生存者を片付けないと」とロック。。。
驚くリチャード。
イラーナおよび4人の男がカヌーに大きなジェラルミンのコンテナを括りつけ、海を渡っていた。
カヌーには、気絶させられたフランクも乗せられている。
浜に着いた一行は、コンテナを持って上陸。フランクも目を覚ます。
フランクを連行するのは、イラーナが「彼は重要人物かもしれない」と考えているからだった。
フランクはコンテナの中身を尋ね、見せてもらうと、絶句する。。。
ソーヤーの幼少期。。。
両親の葬儀をすませたジェームズ(ソーヤー)少年。
そこに、またも"ジェイコブ"が現れ、彼にペンを貸す。
彼は、そのペンで詐欺師(ロック父)への"例の"手紙をしたためる。
1977年の島。。。
ケイトはソーヤーに事情を全てを話すが、彼の気持ちは変わらない。
しかし、ジュリエットが乗組員を倒し、銃を奪う。
「見殺しにはできないわ」と言うジュリエットに、ソーヤーも渋々従う。
3人は船長を銃で脅し、潜水艇を浮上させる。
解体作業を進めるサイードたち。
リチャードは、ジャックに「ロックを知っているか? とても特別な人間とは思えないのだが。。。」と尋ねる。
「ああ、よく知ってる。もし俺なら、彼を信じるね」とジャック。
現代の島。。。
「なぜリチャードに私の計画をしゃべらない?」とベンに尋ねるロック。
「僕は以前の僕と変わったのさ。アレックスに君に従わないなら、破滅させると言われたんだからね」とベン。
驚くロックだったが、こうつづける。
「説得する手間が省けたわけだ。ジェイコブを殺すのは君だ」
島を出たサイード。。。
仲睦まじく街を歩いているサイードと妻・ナディア。
交差点に差し掛かると、ジェイコブがサイードに道を尋ねる。そのとき、先を行った形になったナディアに信号無視の車が突っ込んできて、彼女は跳ねら亡くなるのだった。。。
1977年の島。。。
水爆を解体し、コア部分を取り出すのに成功したジャックたち。
リチャードが地下道の一角をハンマーで叩き破ると、ダーマの家の地下室につながる。
エロイーズが指揮を執り、爆弾を運び出そうとすると、突然リチャードがエロイーズの後頭部を強打、気絶させる。
驚くジャックとサイード。
「あとで(彼女は)怒るだろうが(命を守るためには)仕方ない。彼女の命令でここまで手伝ったが、この先は君たちだけでやれ」とリチャード。
うなずくジャックとサイード。2人はダーマの家の中へ。
家人は避難したあとでもぬけの殻だったが、家の外はダーマの男たちで厳戒態勢になっている。
そこでサイードもダーマの制服を着込み、何食わぬ顔で紛れ込み、住宅群をすり抜けようとしていた。
しかし、運悪くロジャー(ベン父)に見つかってしまい、サイードが腹を撃たれる。
核兵器を担いでるだけに、慌てたジャックが応戦、銃撃戦と化す。
サイードを抱え何とか突破しようとするジャックのところに、ミニバンが突っ込んでくる。
ハーリー・ジン・マイルズだぁ!
ジャックとサイードが乗り込み、ミニバンは走り去る。。。
潜水艇を降りたソーヤーたちは、ゴムボートで再び島に戻る。
浜にたどり着くと、犬が駆け寄ってくる。ビンセントだぁ♪
そしてあとから、ローズとバーナードも現れる。
驚くソーヤーたち3人。
「やだ、もう。見つかっちゃったわ」とローズw
疾走するミニバンの中、ジャックはサイードの止血に懸命だ。
ジンも手伝い、爆弾を見て騒ぐマイルズに、運転しながらサイードを心配するハーリー。
「スワンに向かえ!」とジャックは指示を出す。
ローズとバーナードは2人きりのキャンプで生活してきたのだと語る。
危険が迫ってるというソーヤーたちの話を聞いても、
「30年も遡ったというのに、まだ撃ち合う方法を探してるの?」
と、どこ吹く風だ。
ダーマの住宅群がどこにあるかだけ教わり、2人と別れるソーヤーたち。
コンテナを運んで森の中を進むイラーナ一行。
箱の中身をある人に見せるのが目的らしい。それを見せることで、"敵の正体"を教えるのだそうだ。
話を聞いて訝しがるフランク。
そして、一行が到着したのは、ジェイコブの山小屋だった!
島に来る前。。。
顔全体が包帯に包まれた女性の元をお見舞いに訪れるジェイコブ。
「遅くなってすまない。君の力を貸してほしいんだ、イラーナ」とジェイコブ。
うなずく彼女。
現代の島。。。
イラーナはひとり山小屋に入る。
しかし、そこには何もなく、ただナイフで壁に打ち付けられた布きれを見つける。
その布には巨神像の絵が描かれていて、それを見てイラーナは顔色を変える。
小屋を出た彼女は、「彼はいない、長いことね。燃やして」と言い、男たちは小屋に火を放つ。
ロック一行は、かつての815便の生存者のキャンプに到着する。そこはいまやもぬけの殻だったが、ひとまず休憩を入れることにする。
一人たそがれるベンに声をかけるロック。
「前、ジェイコブに会わせると言った日、小屋でなにがあった?」
「もうわかってると思うが、空っぽの椅子に話しかけてた。見えるフリをしていた」と答えるベン。そして、
「なぜジェイコブを殺すんだ?」と尋ねる。
「君は全てを彼に捧げたのに、癌になり、娘が射殺されるのを見せられ、島を追放された。むしろ、なぜ君は彼を殺したいと思わないのだ?」とロック。
サンとジンの結婚式。。。
2人とも知らない男が参列していた。ジェイコブだ。。。
1977年の島。。。
サイードの出血は止まらないが、時間がないため車を飛ばす。
サイードにもジャックにも焦りの色が。。。
そのとき急に車が止まる。
「なぜ止まる!?」と叫ぶジャック。
ミニバンの前には、ソーヤー・ジュリエット・ケイトが立ちはだかっていた。。。
♯
おお、ついにジェイコブ登場♪
普通に、実体のある人でしたねw
そして、各人にすでに会っているわけだ。
イラーナがジェイコブの"使い"だとは意外でした。
コンテナの中身は、大きさからして"遺体"!?
さあ、シーズン5最終話、どこまでストーリーが進展するのか!?