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EPISODE#118「白と黒」

船が難破し、妊婦・クラウディアが島に流れ着く。
そこに、島に住む老女が現れ、彼女を助ける。
手当てのあと、クラウディアは無事男の子を出産する。
「名前はジェイコブよ」
しかし、お腹の中にはもう一人男の子が。双子だったのだ。
「名前は1つしか考えてなかったわ」
白い(生成り)の布に巻かれたジェイコブと、黒い布に巻かれた弟。
双子の赤ん坊を見つめていた老女は、おもむろにクラウディアを石で撲殺する。

少年に育った双子の男の子。
そう、老女が"母"となって2人を育てたのだ。(←名前が出てこないので仮にマザーとしましょうか)
黒服の弟がビーチでボードゲームを見つけ、ジェイコブと遊び始める。黒い石と白い石を駒として使うゲームだ。

マザーは「世界はこの島だけ」「あなたたちは私から生まれたの」と2人に教え込んでいた。
イノシシ狩りに出かけたジェイコブと弟は、偶然3人の男たちを見かける。
2人はすぐにマザーに報告、彼女は「彼らはここにいてはいけない人たちよ。私たちには理由があるの」と2人に告げるが、疑念を抱き始めた弟は「理由って?」としつこく食い下がる。
仕方なくマザーは、2人を目隠しの上、ある場所に案内する。
そこは金色に光輝く洞窟だった。
驚く2人。
「これを守るのが私たちの役目よ。この光の小さなものをみんな宿しているのだけれど、これを見た人間たちはもっと欲しがる。もし、取ろうとすると光は消えるかもしれない。ここの光が消えたら、すべての光が消えるわ。だから、私が守っているの。でも、永久に私が守るわけにはいかない。(後継者は)あなたたちのどちらかよ」
顔を見合わせるジェイコブと弟。

ジェイコブと弟がボードゲームで遊んでいると、弟が森の中に女性の姿を見つける。
しかし、ジェイコブには見えないようだ。そう、彼女はクラウディアの幽霊だから。。。
弟はジェイコブを置いて、クラウディアの後を追っていく。
途中で、弟を待ち受けていたクラウディアは、彼を島の反対側、男たちがキャンプする村に案内する。
「彼らは13年前あなたが産まれる前の日に船が難破して流れ着いた人たちよ。海の向こう側から来たのよ。あなたも向こうから来たのよ。そして、あなたの母は私よ」と告げるクラウディア。
驚く弟。

寝静まった夜中、弟はジェイコブをこっそり起こし、住んでいる洞窟を抜けだす。
「これから仲間のところに行く。"母さん"は本当の母さんを殺したんだ」と弟はジェイコブに事情を説明するが、それを受け入れられないジェイコブは逆上、弟を殴り倒す。
ケンカを止めに入るマザー。弟は彼女にも直接罵声を浴びせる。
「なにを言われたのか知らないけれど、あなたは島を出れないのよ」とマザー。
しかし、一人去って行く弟。
ジェイコブは真相を知っても、マザーを受け入れる。

30年が経ち、黒服の弟は村の男たちと、ジェイコブはマザーと暮らしていた。
ジェイコブは弟を訪ね、再びボードゲームを楽しむ。
「村の人達は欲深く身勝手で信用できない。そればかりはあの女が正しかった」と語る弟。
「じゃ、なぜまだ一緒にいる?」とジェイコブ。
「目的のためさ。島を出る方法をやっと見つけたんだ」と弟。
「それは無理さ」と言うジェイコブに、弟は短剣を投げてみせる。
短剣は吸い寄せられるように、井戸の枠石にくっついてしまう。
驚くジェイコブ。
「人間にも賢い連中がいてね、島中を調べて、金属がおかしな動きをする場所を見つけて、そこに穴を掘ってきた。そして、あの光のある場所を見つけたんだ」と説明する。
ジェイコブはマザーにそのことを話す。(←彼女も歳を取らないようですね!?)

マザーは黒服の弟がいる井戸の中に出かけていく。
弟は「島を隈なく調べたが、あの洞窟は見つかる気配すらなかった。そこで"光"が地下にあるなら、別の入り口を探せばいいんだと思って。。。やっと見つけた。すごく苦労したけどね」と言って、井戸の岩の隙間から光が漏れるのを見せる。
そして、「光の使い方を考えた。この歯車を穴に取り付けて水と光を導く仕掛けを作り、歯車を回せば島を出られる」と説明する。
マザーは動揺し、彼の頭を壁に打ち付け、気絶させる。

住み処の洞窟に戻ってきたマザーは、寝ていたジェイコブを起こし、外に連れ出す。
やってきたのは例の光り輝く洞窟。
「下になにがあるの?」と尋ねるジェイコブ。
「生と死と再生。その源よ。島の心臓なの」とマザー。
「なにがあっても、中に入ってはダメよ。死ぬよりも悪いことが起こるわ」
マザーはワイン瓶を取り出し、呪文を唱えながら、、ジェイコブに杯を差し出す。
後継者の儀式らしい。
ジェイコブは拒否するが、マザーに説得され、杯を口にする。
「これで、私とお前は同じよ」

黒服の弟が目を覚ますと、そこは地上だった。
辺りを見回すと、井戸は埋められていて、遠くの空には黒い煙が立ち上っていた。
弟が急いで村に向かうと、仲間は皆殺しにされ、村は焼き払われていた。
悲しみに暮れる弟。やがて彼の顔に怒りがこみ上げる。

ジェイコブは薪を拾いに、マザーは住処の洞窟に戻る。
そこに弟が現れ、短剣でマザーを刺す。
「ありがとう」と言い残し、絶命するマザー。
そこにジェイコブが戻り、逆上した彼は弟をボコボコにする。
そして弟を光輝く洞窟のところへ連れて行くと、弟を洞窟の中へ投げ入れる。
すると、地鳴りとともに、黒い煙が噴出し森の中へと消えていく。
その煙のあとを追ったジェイコブは、小川のほとりで弟の遺体を発見する。
ジェイコブは遺体を住処の洞窟に運び、マザーの遺体と並べて安置する。

これがのちにジャックやケイトたちが発見する白骨死体(#6「閉ざされた心」)の正体だった。。。

ジェイコブと黒服男の過去が明らかに☆
2人は双子だったんですねー。
しかし、黒服男の名前は最後まで出てきませんでした。
いくら本当の母親が名付けなかったからといって、マザーが付けてもよさそうですが。。。
本当に名無し? それとも、ワケあって隠してる?

マザーの不思議な力によって、2人は殺し合いはできず、島も出れないんですねー!?
また、今回使われた短剣が、例の(道厳の)短剣なんですよね!?
いわくつきと言われればたしかにそうだけど。。。w

「アダムとイブ」と呼ばれる白骨死体の正体も明らかになりしたが、すっかり忘れてましたよ。
って、#6「閉ざされた心」のあらすじ(記事)が短くて、自分でビックリ(^^;)
このころは本当に"あら"すじだったんだよなー、いまは"ほぼ全"すじw

コメント

 全スジ、いつも興味深く読ませていただいています。

 黒服男が言っていた「母親が正気な人であれば、今の私も…」という話も含め、なんだっけなー?と思うことが多くなってきた今日この頃。
 いよいよ物語も佳境ですね!

 日頃の感謝の気持ちと共に、コメント残しておきます♪

なつさん、こんばんわー。

>なんだっけなー?と思うことが多くなってきた今日この頃。
いや、これはもう、しょうがないですよね(^^

>日頃の感謝の気持ちと共に、コメント残しておきます♪
こちらこそ、ありがとうございますm(_ _)m

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CHARA。横浜在住。30代♂。
テレビ放映よりも、DVD-BOXを買ったり、レンタルしたりの方が手っ取り早いのですが、やはり無料は魅力ですね(笑)
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