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EPISODE#103「運命の午後」

1977年の島。。。
ジャックたちの乗るミニバンを止めたソーヤー、ケイト、ジュリエット。
「話がある。5分くれ、それぐらいの貸しはあるはずだ」とジャックに言うソーヤー。
しかたなく応じるジャック。2人だけで森の中に入る。

手術中のジャック。。。
ミスを犯し、動揺するが、ジャック父が彼を落ち着かせ、手術は無事成功する。
しかし、ジャックは父のやり方に不満を募らせる。
そんなとき、ジェイコブの姿が。。。

1977年の島。。。
ジャックと2人きりになったソーヤーは身の上話を始める。
「8歳のとき、詐欺師に全財産を巻き上げられた親父は母を撃って、俺はベッドの下に隠れて全部聞いていた」
「つらいな。。。」とジャック。
「それは去年の出来事だ。今は1977年だからな。だから、潜水艇に乗って本土に戻れば、親父を止めることもできたはずだ」とソーヤー。
しかし、実行しなかったのは"過去は過去"だから。水爆を使ってまで、やり直したい理由は何だ?とジャックを問い詰める。
「彼女だ。手に入れたけど、失った」とジャック。
突然の告白に驚くソーヤーだが、こうつづける。
「うまくいっても、ケイトとは他人となり、第一あいつは逃亡犯だ」
「それが運命ならば。。。」とジャック。
なにを言っても無駄と知ったソーヤーは強硬手段に。ジャックを殴りつけ、彼も応戦、殴り合いになる。
そこへジュリエットが現れ、2人を止める。
「彼が正しい。水爆を起爆させなきゃ」と彼女。
わけがわからないソーヤー。ジャックはひとりスワンに向かう。

少女時代のジュリエット。。。
ジュリエットの両親は離婚し、彼女は傷つく。
(なるほど、ジュリエットには"ジェイコブ"は接触してないんですねー)

1977年の島。。。
ジュリエットの変心(ジャックを止めるはずが、彼は正しいと言い出したこと)を咎めるソーヤー。
ジュリエットはケイトの存在を気にしているのだ。
「会わなければ、失うこともない」とソーヤーに語るジュリエット。

ジャックは、茂みの中からスワンの現場の様子を見つめていた。
そこにケイトが現れる。
アーロンのため、クレアを救うためにはやらなきゃいけない、君には信じてほしいというジャックの言葉を信じることにするケイトだった。。。

島に来る前。。。
殺人が冤罪だと分かり、拘置所から釈放されたハーリー。
タクシーに乗り込むと、先客がいた。ジェイコブだ。
相乗りすることになったハーリーに、「何故島に戻らない?」と尋ねるジェイコブ。
「呪われてるから。だから飛行機が落ち、友達が死に、彼らがみんな会いにくる」とハーリー。
「それは呪われているのではなく、祝福されているからでは? 君はいかれてない。24時間後のアジラ航空316便に乗ればいいだけだ」と言うと、ギターを残し、ジェイコブはタクシーを降りる。

1977年の島。。。
ミニバンのところに戻ったジャックは、爆弾を受け取り、再び森の中へ。
そのとき森から出てくるソーヤーとすれ違う。
「じゃ、L.A.で会おう」とジャック。

現代の島。。。
ロック一行は、今は片足だけが残った巨神像に到着する。
「ジェイコブの住みかだ」とリチャード。

マンションの前のベンチ。。。
ジェイコブが本を読みふけっていると、後ろの庭に人が落ちてくる。ロックだ。
瀕死の状態のロックにジェイコブは歩み寄り、手を当てると、ロックは息を吹き返す。。。

現代の島。。
一行は"足"の近くでキャンプを張る準備に取り掛かる。
そんな中、ロック、リチャード、ベンは像の台座へ。
リチャードが石壁の一角を押すと、隠し扉が開く。
ロックとベンだけが中に入ることに。
ロックはベンに大型ナイフを差し出す。ロックの意思に従い、受け取るベン。

1977年の島。。。
ラジンスキーが呼んだ、武装したフィルたちがスワンに到着する。
それを見ていたソーヤーたちも決断を。。。
ジャックは、茂みに隠れながらスワンの建設現場に近づいていくが、フィルに見つかり発砲を受ける。応戦するジャック。
そこにソーヤーたちも応援に駆けつける。
隙を突いたソーヤーがフィルを捕獲、ダーマたちを武装解除させることに成功。
ジャックは、掘削の穴に水爆を投下する。。。
覚悟を決める一同。。。しかし、爆弾は不発に終わる。。。
そして、穴からは巨大な磁気が発生、あたりの金属を全て吸い込み始める。
倒れた機材にはさまれたチャン博士を救出するマイルズ。
道具箱が頭に当たり気を失うジャックに、駆け寄るケイト。
鎖が体に絡まり、穴に吸い込まれ、落ちる寸前のジュリエット。
間一髪ソーヤーが手を捕まえるが、あまりの引力に引き上げることができない。
このままではソーヤーの身も危ないと判断したジュリエットは手を離し、穴の中へ落下。。。「ジュリエット!!」と叫ぶソーヤー。。。

現代の島。。
ロック、ベンと別れ、みなのところへ引き返したリチャードはサンに声をかける。
そこへイラーナ一行が現れ、緊張が走る。
近づいてきたイラーナは、"リカルドス"を呼ぶ。
「私だ。リチャードだが」とリチャードが前に出る。(リカルドスはスペイン読み?)
「彫像の影にあるものは?」とリチャードに尋ねるイラーナ。
「○※△□」(←訳されず)と答えると、納得顔のイラーナ。
彼女がコンテナを開けると。。。なんとロックの遺体が出てくる!!
「316便の貨物室で見つけた。棺に入っていた」とイラーナ。
呆然とするリチャードにサン。
このロックが本物なら、あのロックは誰!?

ロックとベンが台座の中を進んでいくと、広間にぶつかる。
そこの奥にはジェイコブが。。。
彼はロックに「抜け穴を見つけたね」と言う。
「そうとも。私がここに至るまでどんな思いをしたか、わかるか?」とロック。
「会ったことがあるのか?」と怪訝な顔のベン。
「ある意味ではね。やってくれ、ベン」とロック。
「選ぶのは君だ」とベンに告げるジェイコブ。
「35年間私はあなたに会うことはかなわなかった。なのに、ロックが会いたいと言ったらすぐだ。なぜ彼なんだ? 僕はなんなんだ?」とジェイコブに問いかけるベン。
「君はどう思う?」とジェイコブ。
鬱積した怒りをぶつけるベンは、ジェイコブの胸をナイフで刺す。
倒れこむジェイコブは「彼らが来る」と告げる。
それを聞いたロックは、ジェイコブを焚き火の火の中へ放り込む。。。

1977年の島。。。
ショックから動こうとしないソーヤーを、ケイトとジャックが引きづり出す。
穴の底、ジュリエットは辛うじて生きていた。傍らには、不発の爆弾が。。。
近くの石を掴んだジュリエットは、その石で弾頭を叩く。
「ホラ、爆発しなさいよ!なにしてんの、この役立たず!!」

ボンッ!!!

終わっちゃいました。。。
いやー、いつになく緊迫した最終回でしたー☆

イラーナの荷物が"遺体"という予想は当たったのですが、まさかロックとは!?
生き返ったロックは何者ですかねー?
「抜け穴を見つけたね」とのやりとりから、前話の冒頭(←米では2時間SPだったそうなので、今話になりますがw)で出てきた白髪交じりの男ってことですか?

最後、棒状のものに「この役立たず!!」って、男には耳の痛い言葉で終わりましたね、ジュリエットさんw

シーズン6は、この爆発きっかけで、みんな1977年→現代に移動してきそうですね!?

そのファイナル・シーズンのジャパンプレミア、20日なのに連絡が来ないってことは抽選に外れたんでしょうねー。残念。
あーー、観たいぃぃ(T.T)

EPISODE#102「ジェイコブ」

古代(?)の島。。。
はたを織り、竹かごで魚を獲って、手製のナイフで魚をおろし、火で炙った石板で魚を焼く。。。そんな生活を送る男。
沖には大きな帆船が見える。
白髪交じりの男が声をかけてくる。
「(あの船は)どうやって島を見つけたんだ? 君が呼んだんだろ?」
答えない男。
「彼らは来て、争い、破壊して、腐敗する。いつも終わりは同じだ」
「終わるのは1度だけ。その過程は進化さ」と男。
2人は対立関係にあるようだ。
「話せてよかったよ、ジェイコブ」と言って、白髪の男は去っていく。
ジェイコブのそばには、"あの"巨神像がそびえ立っていた。。。

ケイトの幼少期。。。
スーパーで万引きしたケイトは、店主に見つかり、親と警察に通報されそうになっていた。
そのとき、見知らぬ男が代わりに代金を払ってくれ、救われる。
その男は。。。"ジェイコブ"だった。。。

1977年の島。。。
出航した潜水艇の中。
ケイトは、ジャック阻止の協力をソーヤーたちに頼むためわざと捕まったらしい。
「ジャックは水爆を起爆させようとしてるの」とソーヤーに訴えるが、ソーヤーは「どうでもいい。俺たちの幸せな時間はパーだ。これから現実の世界でやり直すのさ」と言って拒否する。

ジャックたちは、ダニエルの手帳に書かれた手順に従い、水爆を解体、コア部分だけを核兵器として使おうとしていた。
リチャードは放射能漏れを心配する(しかもエロイーズは懐妊中らしい)が、ダニエルは綿密なタイムスケジュールを立てており、あと2時間でスワンに水爆を運ばなくてはならず、サイードが先頭に立って作業に取り掛かる。

そのころ、スワン基地ではチャン博士が掘削作業を停止させようとしていたが、ラジンスキーは強行する。

現代の島。。。
ジェイコブの元に向かうロックほかアザーズ一行。
ベンから話を聞いたリチャードは、ロックが"生き返った"理由を尋ねる。
「それを説明できるのは君の方だろう? 年を全くとらない者もいるしな」とロック。
「僕のはジェイコブの力のおかげだ。君のもそうなのだろう」
「私もそう思う。だから、これからお礼を言いに行くのさ」
そして、
「それが済んだら、アジラ航空の生存者を片付けないと」とロック。。。
驚くリチャード。

イラーナおよび4人の男がカヌーに大きなジェラルミンのコンテナを括りつけ、海を渡っていた。
カヌーには、気絶させられたフランクも乗せられている。
浜に着いた一行は、コンテナを持って上陸。フランクも目を覚ます。
フランクを連行するのは、イラーナが「彼は重要人物かもしれない」と考えているからだった。
フランクはコンテナの中身を尋ね、見せてもらうと、絶句する。。。

ソーヤーの幼少期。。。
両親の葬儀をすませたジェームズ(ソーヤー)少年。
そこに、またも"ジェイコブ"が現れ、彼にペンを貸す。
彼は、そのペンで詐欺師(ロック父)への"例の"手紙をしたためる。

1977年の島。。。
ケイトはソーヤーに事情を全てを話すが、彼の気持ちは変わらない。
しかし、ジュリエットが乗組員を倒し、銃を奪う。
「見殺しにはできないわ」と言うジュリエットに、ソーヤーも渋々従う。
3人は船長を銃で脅し、潜水艇を浮上させる。

解体作業を進めるサイードたち。
リチャードは、ジャックに「ロックを知っているか? とても特別な人間とは思えないのだが。。。」と尋ねる。
「ああ、よく知ってる。もし俺なら、彼を信じるね」とジャック。

現代の島。。。
「なぜリチャードに私の計画をしゃべらない?」とベンに尋ねるロック。
「僕は以前の僕と変わったのさ。アレックスに君に従わないなら、破滅させると言われたんだからね」とベン。
驚くロックだったが、こうつづける。
「説得する手間が省けたわけだ。ジェイコブを殺すのは君だ」

島を出たサイード。。。
仲睦まじく街を歩いているサイードと妻・ナディア。
交差点に差し掛かると、ジェイコブがサイードに道を尋ねる。そのとき、先を行った形になったナディアに信号無視の車が突っ込んできて、彼女は跳ねら亡くなるのだった。。。

1977年の島。。。
水爆を解体し、コア部分を取り出すのに成功したジャックたち。
リチャードが地下道の一角をハンマーで叩き破ると、ダーマの家の地下室につながる。
エロイーズが指揮を執り、爆弾を運び出そうとすると、突然リチャードがエロイーズの後頭部を強打、気絶させる。
驚くジャックとサイード。
「あとで(彼女は)怒るだろうが(命を守るためには)仕方ない。彼女の命令でここまで手伝ったが、この先は君たちだけでやれ」とリチャード。
うなずくジャックとサイード。2人はダーマの家の中へ。
家人は避難したあとでもぬけの殻だったが、家の外はダーマの男たちで厳戒態勢になっている。
そこでサイードもダーマの制服を着込み、何食わぬ顔で紛れ込み、住宅群をすり抜けようとしていた。
しかし、運悪くロジャー(ベン父)に見つかってしまい、サイードが腹を撃たれる。
核兵器を担いでるだけに、慌てたジャックが応戦、銃撃戦と化す。
サイードを抱え何とか突破しようとするジャックのところに、ミニバンが突っ込んでくる。
ハーリー・ジン・マイルズだぁ!
ジャックとサイードが乗り込み、ミニバンは走り去る。。。

潜水艇を降りたソーヤーたちは、ゴムボートで再び島に戻る。
浜にたどり着くと、犬が駆け寄ってくる。ビンセントだぁ♪
そしてあとから、ローズとバーナードも現れる。
驚くソーヤーたち3人。
「やだ、もう。見つかっちゃったわ」とローズw

疾走するミニバンの中、ジャックはサイードの止血に懸命だ。
ジンも手伝い、爆弾を見て騒ぐマイルズに、運転しながらサイードを心配するハーリー。
「スワンに向かえ!」とジャックは指示を出す。

ローズとバーナードは2人きりのキャンプで生活してきたのだと語る。
危険が迫ってるというソーヤーたちの話を聞いても、
「30年も遡ったというのに、まだ撃ち合う方法を探してるの?」
と、どこ吹く風だ。
ダーマの住宅群がどこにあるかだけ教わり、2人と別れるソーヤーたち。

コンテナを運んで森の中を進むイラーナ一行。
箱の中身をある人に見せるのが目的らしい。それを見せることで、"敵の正体"を教えるのだそうだ。
話を聞いて訝しがるフランク。
そして、一行が到着したのは、ジェイコブの山小屋だった!

島に来る前。。。
顔全体が包帯に包まれた女性の元をお見舞いに訪れるジェイコブ。
「遅くなってすまない。君の力を貸してほしいんだ、イラーナ」とジェイコブ。
うなずく彼女。

現代の島。。。
イラーナはひとり山小屋に入る。
しかし、そこには何もなく、ただナイフで壁に打ち付けられた布きれを見つける。
その布には巨神像の絵が描かれていて、それを見てイラーナは顔色を変える。
小屋を出た彼女は、「彼はいない、長いことね。燃やして」と言い、男たちは小屋に火を放つ。

ロック一行は、かつての815便の生存者のキャンプに到着する。そこはいまやもぬけの殻だったが、ひとまず休憩を入れることにする。
一人たそがれるベンに声をかけるロック。
「前、ジェイコブに会わせると言った日、小屋でなにがあった?」
「もうわかってると思うが、空っぽの椅子に話しかけてた。見えるフリをしていた」と答えるベン。そして、
「なぜジェイコブを殺すんだ?」と尋ねる。
「君は全てを彼に捧げたのに、癌になり、娘が射殺されるのを見せられ、島を追放された。むしろ、なぜ君は彼を殺したいと思わないのだ?」とロック。

サンとジンの結婚式。。。
2人とも知らない男が参列していた。ジェイコブだ。。。

1977年の島。。。
サイードの出血は止まらないが、時間がないため車を飛ばす。
サイードにもジャックにも焦りの色が。。。
そのとき急に車が止まる。
「なぜ止まる!?」と叫ぶジャック。
ミニバンの前には、ソーヤー・ジュリエット・ケイトが立ちはだかっていた。。。

おお、ついにジェイコブ登場♪
普通に、実体のある人でしたねw
そして、各人にすでに会っているわけだ。
イラーナがジェイコブの"使い"だとは意外でした。
コンテナの中身は、大きさからして"遺体"!?

さあ、シーズン5最終話、どこまでストーリーが進展するのか!?

EPISODE#101「リーダー」

1977年の島。。。
丘の上から、ダニエルが撃たれるのを目撃したジャックとケイト。
ジャックは救出に向おうとするが、ケイトは制止し、逃げようと言う。
そのとき、背後からチャールズたちが襲撃、2人は捕まってしまう。

一方、ダニエルが言い残した言葉に驚くエロイーズは、彼の遺品を調べ、手帳に"母より"と自分の筆跡のメッセージを見つけ、戸惑う。
そこへウィドモアがジャックとケイトを連行してくる。
2人がダニエルの仲間だと知ったエロイーズは、自分のテントに連れていくよう指示する。

現代の島。。。
アザーズのテント村に、イノシシを担いで現れるロック。
3年ぶりの再会に驚くリチャードだったが、遠くから近づいてくるベンとサンを見て表情が曇る。
「なぜあの男が?」とリチャード。
「彼のおかげで島に戻ってきた」とロック。

ロックがアザーズ村にやってきたのを不思議に思うサンに、ベンは「私が島を出るとき、彼がここのリーダーになったんだ」と説明、リチャードのことを「彼はいわば"顧問"だ。とてつもなく長い間その職を務めている」と紹介する。
それを聞いたサンは、リチャードのところに駆け寄り、ジャックたちが写った写真を見せ、彼らを知っているか?と尋ねる。
「ああ。30年前にいた。よく覚えているよ。見ていたからね、彼らが死ぬところを」

落ち込むサンに、慰めの声をかけるロック。
「ちょっと用事を済ませてくる。2,3時間で戻る。大丈夫、ジンを探し、彼らを救い出す方法があるなら、私が見つける」
リチャードとベンを連れ出発するロック。

1977年の島。。。
テント内に監禁されたジャックとケイト。ジャックは「ダニエルの言っていたことを実現すれば、この惨めな3年間は消え去る」と考え、一方ケイトは「そうなったら、私たちは出会わないのよ」と反発する。(←というか、なにもなければブタ箱行きですからね、ケイトはw)
そこへ、エロイーズが現れ、真実を話すよう詰め寄る。
「たとえ、話しても信じないさ」とジャック。
「17歳のとき、ある男に水爆を埋めれば大丈夫と言われた。なぜ分かるの?と尋ねると、未来から来たからだと言っていた。そのあと、彼は目の前から忽然と消えた。そして今日、背後から撃ったのはその男だった。彼は死ぬ直前、私の息子だと言った。手帳には見に覚えのない私の筆跡が残っている。真実を言って。何を言われても信じるわ」
本当のことを打ち明けるジャック。そして、それらをすべて帳消しにする方法がある、と続ける。
その話を信じたエロイーズは、水爆のところに案内すると言うが、そこはダーマ住宅群の下だと告げる。

ラジンスキーはソーヤーとジュリエットを警備室に監禁、ケイトの行方を吐くようソーヤーに拷問をはじめる。
ホレスが止めに入るが、エキセントリックになっているラジンスキーの暴走は止まらない。
沈黙を守るソーヤーに痺れを切らしたフィルは、ジュリエットにも手を上げる。
怒るソーヤー。
そこに、ジン・マイルズおよびハーリーが行方不明だとの報告が入る。

その3人は食料を調達、森の中で落ち合っていた。
そのとき、チャン博士が現れ、マイルズは驚く。
「ダニエルは未来から来たと言った。それは本当なのか?」と問いただす博士。
ハーリーはとぼけようとするが、何年生まれだ?朝鮮戦争には行ったのか?いまの合衆国大統領は?との質問攻めにあい、降参する。
「君は私の息子なのか?」とマイルズに問う博士。
「…本当だ」
「彼はスワンで大事故が起きると…事実なのか?」
「いままで彼の言ってきたことは正しかった。俺なら彼に従う」

エロイーズはジャックとケイトの拘束をはずし、水爆のところに案内するとリチャードとウィドモアに告げる。
しかし、猛反対するウィドモア。
ジャックとケイトは彼がチャールズ・ウィドモアだと知り、驚きの顔を隠せない。

現代の島。。。
ロックたちが到着したのは、例の"プロペラ機"の墜落場所だった。
ロックはリチャードに指示をする。
「3分しかないから、上手くやってくれ。森の中から足を撃たれた男が出てくる。君が弾を取り出すんだ。そして『島を出た全員を連れ戻せ』と言うんだ。方法を聞かれたら『君が死ね』と言うんだ」
訳が分からないリチャードだったが、そのとき森の中から男が出てくる。
驚くベンとリチャード。
「あれは誰だ、ジョン?」とベン。
「私だ」とロック。

リチャードはケガをしたロックの元に行き、治療をはじめる。(←シーズン5第1話のシーンですね)
その様子を遠くから伺う、ロックとベン。
「幽体離脱な気分かなw あまりにタイミングが完璧だった、なぜ"今"だと分かった?」とベン。
「島が教えてくれた。教わったことはないのか?」とロック。
「ないよ。島が教えてくれるなら、なぜジェイコブの居場所も教えてくれない?」
「君はジェイコブに会ったことがないな」とロックはニヤリ。

1977年の島。。。
チャン博士が警備室に現れる。全島避難の指示を出しに来たのだ。
しかし、拷問を受けたソーヤーの姿を見て、驚く。
一方、興奮冷めやらぬラジンスキーは「あんたはスワンにいるはずだろう。予定通り掘削を進めろよ」と博士に噛み付いてくる。
「大きな危険が判明した。このまま作業を続けたら、大災害になる」と博士。
ラジンスキーは聞く耳を持たないが、ソーヤーがこう告げる。
「博士が正しい。島に危機が迫っている。女子どもを乗せて避難させろ。俺とジュリエットも乗せてくれれば、知りたいことは全て教える」
ラジンスキーは"敵"の居場所の地図を描くことを要求。応じるソーヤー。

ジャックたちを連れたエロイーズとリチャードは川辺に到着していた。
ダーマ村の下の水爆に行くには、川を潜り、穴を抜けて地下道に入らなくてはならないのだ。
ケイトは一緒に行くことを拒否、立ち去ろうとするが、アザーズがそれを許すはずもなく、彼女に銃を向ける。
ジャックが止めに入るが、銃声が響き。。。倒れたのはアザーズの兵だった。。。
銃声の主は、森から現れたサイードだ!

形勢は逆転し、エロイーズとリチャードはジャックたちの支配下に。
ジャックはサイードに事情を説明する。
そこで、ベンが死んでいないことを知るサイード。
"未来を変えるチャンスなんだ"というジャックに、"子どもを殺したり、水爆を起爆させるのが普通のこと?"とやけにカリカリしているケイト。
結局ケイトは「まるでロックじゃない! 戻ってみんなを探すわ、私一人じゃあなたを止められないから」と言い残し、去っていく。

マイルズたちは、丘の上から、避難のため潜水艇に乗り込む女子どもの様子を伺っていた。
マイルズは、チャン博士が嫌がる妻(と赤ん坊の自分)を無理やり潜水艇に乗せる場面を目撃し、真実を悟る。
そこに、囚われの身のソーヤーとジュリエットが現れ、彼らも潜水艇に乗せられる。
「なにか策があるのさ」とハーリー。

リチャード・エロイーズ・ジャック・サイードは川に潜って穴を抜け、地下道に到着。水爆の所までは歩いて向かう。

現代の島。。。
テント村に帰ってきたロックたち一行。
ロックはつづいて、ジェイコブに会いに行こうと言い出す。
しかも彼は、アザーズ全員に「あなたたちはジェイコブの命令に従っていたというのに、誰も彼を見たことはないという。秘密にする理由があるのだろうが、私には納得できない。みんなで会いに行こう」と演説をぶつ。
サンにも「ジェイコブが鍵だ」と告げ、皆の賛同を取り付ける。
「彼は面倒な素かも」と渋面でつぶやくリチャード。
「だから、殺そうとしたのさ」とベン。

1977年の島。。。
潜水艇の中では、絆を再構築中のソーヤーとジュリエット♪
そこに、再び捕まったケイトが連れてこられる。またまた、気まずい空気が流れる3人。。。w
出航する潜水艇。。。

地下道を進むジャック一行。
サイードはエロイーズに疑念を抱くが、「俺は信じるよ。30年後島に戻る方法を教えてくれる人だ」とジャック。
やがて、水爆のところに辿りつく。
「さて、次はどうするの?」とエロイーズ。

現代の島。。。
アザーズ全員を引き連れ、出発するロック一行。
ベンはロックに「リチャードが君のことを血迷ったのではないか、と危惧していた」と進言するが、意に介さない様子のロック。
「過去には意見の相違もあったが、いまは君についていくよ。仲間を連れ戻すためにも協力を。。。」とベン。
「仲間を連れ戻すことには興味がない」と言葉を遮るロック。
驚くベン。
「でも、サンには。。。」
「サンにはああ言ったが、そのために(ジェイコブに)会うわけじゃない」とロック。
「では、なんのために?」
「殺すためさ」

おお、また神懸ってきましたね、ロックw
なんか"ジェイコブ"の正体が分かってしまったような口ぶりです。

ふと思ったのですが。。。
リチャード曰く、ジャックたちは死んでしまったそうですが、(タイムスリップ組の)誰かが生き残って"ジェイコブ"になったとか、ありそう!?
ジャック父が"ジェイコブの使い"になってるだけに、やっぱりジェイコブ=ジャック!?

う〜ん、自分で言っててもうひとつしっくりこない。やっぱりないな、これ(笑)

さて、やけにケイトの態度が癇に障ります。あの反発はただの保身でしょ?
彼女の場合、なにも起こらなければブタ箱行きですからねー。気持ちはわからなくもないですが、チャーリーやブーンほかの人々の死を無くすよりもそっちが大切ですか!?

ちょっと蛇足的に、気になったのは年齢設定。
エロイーズは1954年=17歳とのことで、すると77年=40歳ってことですよね。とても40には見えない、せいぜいアラサーに見えますがw
それに「あなたの息子だ」と言われて、既にダニエルを産んでいるのであればなんか言いそうだし、まだ産んでないなら、ダニエルはシャーロットやマイルズより年下ってことですよねー。 全然そう見えないんですけどーー(>.<)

さてさて、シーズン5もいよいいよあと2話。
アメリカの本放送では2時間SPだったらしいので、実質あと1話です!!

EPISODE#100「変数」

ロサンゼルスの病院。。。
ベンを撃退したデズモンドだったが、結局病院に担ぎ込まれる。
息子チャーリーを連れ、付き添うペニーはICUの外で待つよう医師に言われる。
ロビーで待つペニーにひとりの老女が声を掛ける。エロイーズだ!
「私の息子のせいでデズモンドは撃たれたの」とエロイーズ。
驚いたペニーは「あなたの息子って、ベンジャミン・ライナス?」と尋ねる。
「まさか、違うわ。私の息子はダニエル・ファラデーよ」とエロイーズ。

1977年の島。。。
潜水艇で島に戻ってきたダニエル。
「なぜ戻った?」と尋ねるマイルズに、ジャックたちが写った集合写真を見せ、「これのせいさ。ジャックのところに案内してくれ」とダニエル。

ジャックを叩き起こしたダニエルは、ジャックにどうやって戻ったのかと尋ねる。
エロイーズの指示だと聞いたダニエルは、「母は間違ってる。君たちはここにいるべきじゃない」と告げる。

幼少期のダニエル。。。
ピアノが大好きなダニエルだったが、彼の頭の良さを見抜いていた母・エロイーズは、
彼の特別な才能を活かすために科学や数学の世界に集中するよう告げる。
従うしかないダニエル。

1977年の島。。。
ジャックの話を聞いたダニエルはすぐにオーキッド基地へ連れて行くようマイルズに頼む。
置いてけぼりを食ったジャックは、ソーヤーの家に行き、ダニエルが戻ったことを報告する。
ソーヤーは、ベン少年をアザーズに渡したことをフィルに知られ、彼をクローゼットの中に監禁していることをジャックに打ち明ける。

オーキッドに到着したダニエルとマイルズ。ダニエルはチャン博士が到着するのを待っていた。
やがて、博士が到着し、ダニエルはひとり後を追う。
地下の掘削場に降りたダニエルは、チャン博士が工事の中断を指示している場面に出くわす。(←シーズン5第1話の冒頭シーンですね^^)
工事状況を確認したダニエルは、チャン博士を捕まえ、
「全島民に避難命令を出してください。ここで起きたことが、6時間後スワン建設現場でも起きます。しかも、エネルギーはここの3万倍も強力です。」
と進言するが、博士からは当然の反応が返ってくる。
「ばかばかしい。なぜ、君にそんなことが予言できる?」
「私は未来から来たからです!」

そんな話を信じやしないチャン博士に必死に食らい付くダニエル。
そんな様子を見たマイルズは、慌ててダニエルを止めに入る。
すかさず「マイルズはあなたの息子だ」と、伝家の宝刀を抜くダニエルw
しかし、マイルズが否定したので、博士は怒って立ち去ってしまう。
「なにをしてるんだ?」とマイルズはダニエルを非難するが、すずしい顔のダニエルはこう返す。
「彼がすべきことの、念を押したまでさ」

オックスフォード大の卒業式。。。
無事卒業を迎えたダニエルは、式に駆けつけたエロイーズに恋人のテレサを紹介する。(←彼女はダニエルが実験で寝たきりにしてしまった女性ですね)
しかし、エロイーズはダニエルを2人きりの食事に誘う。気を利かせたテレサは2人と別れる。

レストランで、女にうつつを抜かしていないで、研究に集中するようダニエルに説教をするエロイーズ。
「母さんはいつだってそうだ」と不満をぶちまけるダニエル。
「最年少で博士号を取ったし、150万ポンドの助成金も得た。これ以上どうすればいいんだ?」
その助成金はチャールズ・ウィドモアという実業家からのものだと聞いたエロイーズは顔色を変え、ダニエルにプレゼントを渡し、席を立つ。
ダニエルがプレゼントを開けると、それは(その後彼がいつも肌身離さず持っている)手帳だった。

1977年の島。。。
ソーヤーの家では、ジュリエット・ジン・ジャック・ケイト・ハーリーたちが集まり、善後策を話し合っていた。
ソーヤーの提案は、「潜水艇を奪って島を出る」か、「森に逃げて一からやり直す」か、の二者択一。「島を出るのは嫌だ」と言うジンとハーリー。。。
そこへ、ダニエルとマイルズが現れる。
ダニエルは唐突に「どこに行けば"敵"に会える?」と皆に尋ねる。
不可解な顔をする一同。
「彼らの中に母がいるんだ。僕らを元の世界に戻せるのは母だけだ」
ビックリする一同。

偽の815便が発見されたとき。。。
そのニュースを見たダニエルは、なぜか涙に暮れていた。(←シーズン4第2話のシーンですね)
そのとき、ひとりの男が彼を訪ねてくる。チャールズ・ウィドモアだ!
ダニエルの研究に対して助成金を出していたウィドモアだが、このときが初対面らしい。
もっとも、ダニエルはこのとき重い記憶障害に陥っており、テレサの件で大学も追われた後のようだ(←この記憶障害はテレサの前に自分で実験をした結果だとのこと)
チャールズは、この815便は偽モノで、本物の815便が落ちた島を探すのを手伝ってほしい、とダニエルに仕事のオファーをする。
戸惑うダニエルは「今の私には無理です」と断る。
しかし「その島は君を治してくれる」というチャールズの言葉に、気持ちが揺れるダニエル。

1977年の島。。。
「おまえの母親がアザーズに?」と尋ねるソーヤー。
「ああ。君も会ってる。1954年に行ったとき、エリーという女兵士がいたろ。あれが母だ」とダニエル。
しかし、母親と会う目的をハッキリと言わないダニエルに、ソーヤーは質問に答えるのを拒否する。
しかし、ジャックは「(島を出るor森に逃げる)どっちにしてもここは俺たちの時代じゃない」と言い、ケイトに"敵"の居場所を尋ねる。
ソーヤーは制止するが、その態度を見たジュリエットは超音波フェンスの解除コードをケイトに教える。
「どうせここの暮らしは終わりよ」とジュリエット。
呆然とするソーヤー。
ダニエル、ジャック、ケイトは家を出るが、残りの者は(最初の)ビーチに逃げるための荷造りにかかる。

ジャックたち3人は、とりあえず武装するため(銃が保管されている)ガレージを目指す。
その途中、幼少のシャーロットを見かけたダニエル。
ジャックとケイトを先に行かせた彼はシャーロットに声を掛ける。
「もうじき、チャン博士が皆が潜水艦に乗って島を出るよう命じると思う。その時は君はママと必ず島を出てね。この島にいては絶対ダメだ。"変える"ことができないのなら言わないでおこうと思っていたんだが。。。変えられるかもしれない」

銃を用意するジャック、ケイトのところに合流したダニエル。
しかし、そこへラジンスキーたちがミニバンに乗って現れる。
3人は逃げようとするが、武装していることを知ったラジンスキーがダニエルに発砲。
ダニエルは負傷し、ジャック&ケイトも応戦、銃撃戦に発展してしまう。
ジャックは燃料の入ったドラム缶を射撃、爆発を起こした隙に、3人でジープを奪い逃走する。

島に来る前。。。
チャールズのオファーに迷うダニエルの元にエロイーズが現れる。
「仕事のオファーを受けるべきよ」と彼女。
「無理だ」と泣き言を言うダニエル。
それでも叱咤激励するエロイーズに、仕事を受ける決断をするダニエル。

1977年の島。。。
ジャックたちを乗せたジープは超音波フェンスに到着する。
ケイトが超音波を解除する間、ジャックはダニエルの傷の手当を行う。幸い、かすり傷程度だ。
3人は森の中へ入っていく。

ソーヤーとジュリエットは荷造りをしているが、2人の絆にも暗雲が!?
そのとき、警報が鳴り、ジャックたちを逃したラジンスキーたちが駆け込んでくる。
ソーヤーは彼らに詳しい説明を求めるが、家の奥からする物音に気付いたラジンスキーが、クローゼットを開けてしまう。
監禁されたフィルを見つけた彼は、ソーヤーとジュリエットに銃を向ける。

森の中の川辺でひと息入れるジャックたち3人。
事情を尋ねるジャックに、こう説明するダニエル。
「これから4時間後ダーマの連中は基地建設中に誤って巨大なエネルギーの滞留地に穴をあけてしまう。膨大なエネルギーが放出されてしまえば壊滅的だ。そこで彼らは一帯をセメントで封じ込め、その上に建てた施設があそこ、君たちが"ハッチ"と呼んでいたスワン基地だ。この1回の事故により、彼らはエネルギーを食い止めるため、その後20年間ボタンを押し続けることになる。そして、ある日デズモンドがボタンを押し損ね、それによりオーシャニック815便がこの島に墜落する。その墜落があったからこそ貨物船が出発することになり、僕やシャーロットも乗り込んだ。この一連の出来事がはじまったのが今日の午後なんだ」

説明に聞き入るジャックとケイト。
しかし、ダニエルは過去を変えることはできないと常々主張していたのでは?

「変えることは可能だ。相対論的物理学からすると"過去は変えられない"と思っていたんだけど、気付いたんだ。僕は長い間の研究で"定数"にとらわれすぎていた。"変数"を忘れていた。変数とは僕ら"人間"だ。僕らは自由意志を持っている。運命を変えられる。僕にはスワン基地のエネルギーを無効化することができる。そうできればハッチが造られることはないし、815便は予定通りL.A.に到着するんだ」
ケイトがつぶやく。
「でも、どうやってその巨大なエネルギーを消すの?」
「"水爆"を爆発させるんだ」とダニエル。
唖然とするジャックとケイト。

ロサンゼルスの病院。。。
ペニーに、デズモンドを巻き込んでしまったことを謝罪するエロイーズ。
"未来を予見できる"エロイーズを持ってしても、この先はどうなるかわからないらしい。
そのとき看護師が、デズモンドが意識を取り戻したとペニーを呼びにくる。
ペニーはデズの元へ。彼の回復は早いようだ。

病院を出たエロイーズの前にチャールズ・ウィドモアが現れる。
デズモンドの無事を聞き、安堵の様子のチャールズ。
「あなたの娘もいる。挨拶してくれば?」とエロイーズ。
「娘との関係は、私が犠牲にしなければならないもののひとつだ」とチャールズ。
「犠牲ですって? 私は全てを知った上で、息子を島に送り込んだのよ!」
「彼は私の息子でもある」
怒ったエロイーズのビンタがチャールズに炸裂!!
そのまま彼女はタクシーに乗り込む。

1977年の島。。。
森の中、ジャックたちはアザーズのテント村に到着する。
ダニエルはひとりテント村に向う。
ジャックとケイトは隠れて様子を見守ることに。
ダニエルは銃で威嚇しながら、エロイーズの居場所を尋ねる。
「エロイーズはここにはいないんだ」と対応に出るリチャードは、ダニエルの顔に見覚えがある。
「僕が埋めろ、と指示した水素爆弾はどこにある?」とリチャードに尋ねるダニエル。
戸惑うリチャード。
3秒待つ間に言え、とダニエル。
「3…2…」ダーン!!
銃声が響き、地面に倒れたのはダニエルだった。
背後から銃を持った若い女性が現れる。
「撃つことはないだろ、エロイーズ!」とリチャード。
倒れた自分を見下ろす彼女に、息絶え絶えのダニエルはつぶやく。
「知ってたんだ…ずっと、こうなると知ってて…それでも僕を島に送り出した…」
「あなたは何者?」と尋ねるエロイーズ。
「僕は…あなたの息子だ…」

いやー、怒涛の展開でしたね♪
大分ストーリーの全貌が明らかになってきた。

かねがね、1954年にタイムスリップした理由がなんかあるんだろうと思っていたのですが、こう繋がるとは!
そして、"エリー=エロイーズ"なのは予想通りでしたが、チャールズが父親とはw
そりゃ、他所でペニーも作ってれば、島を追い出されてもしょうがないでしょ〜(笑)

今回、タイトルの「変数」。
常々"過去は変えられない"としていたダニエルが、"変えられる"と主張を変えたわけですが、起きていることは"変わってない"ようですね。
とすると、ベン少年は"一度ダーマに戻されて、やがて大虐殺を起こす"と考えた方が、全ての辻褄が合わせやすそうだw(→前話の冒頭でチャールズも「あっちにいても仲間になれる」的なことを言ってましたしね)

ダニエルの記憶障害も(そういう設定な割には)全然そんなかんじじゃないなーと思っていたら、島が治してたんですねw

さあ、シーズン5も残すとこ、あと3話です!
クライマックス!!
ファイナル・シーズンに向けて、どうなるんだぁ!?

EPISODE#99「父という存在」

家探しの下見に訪れた母子。(お、ちょっとサン似のこの人は。。。)
家の周りを遊んでいた幼い息子は、"力"に導かれ、近隣の家に潜り込む。
すると、そこの住人はすでに死んでいるのだった。
驚く母親がこう叫ぶ。
「マイルズ、なにがあったの!?」

1977年の島。。。
警備室に詰めているマイルズのところに、ソーヤーからの無線連絡が入る。
ソーヤーは(状況証拠となる)音波フェンスの監視録画を消すようマイルズに頼む。
マイルズの作業が済んだところに、ホレスが現れ、ラフルア(ソーヤー)が不在であると知ると、代わりにマイルズに用事を頼む。
「グリッド334にいるラジンスキーにこの荷物を届け、引き換えの荷物を受け取ってきてくれ」
ミニバンでマイルズがグリッド334に到着すると、厳戒態勢のラジンスキーから遺体を受け取る。
ビックリするマイルズだが、ラジンスキーからはろくな説明もしてもらえない。
しかし、マイルズにとっては、死人に"口あり"だ(笑)

何年か前。。。
青年になったマイルズは、重病の母親を見舞う。久しぶりの再会らしい。
マイルズは"能力"のことや"父親"のことを尋ねるが、「私たちはお父さんに追い出されたの。でも、もう終ったこと。お父さんはとっくの昔に死んだわ」と答えるだけの母親。

1977年の島。。。
マイルズが警備室に戻ると、今度は「それをオーキッドのチャン"ナマステ"博士のところに運んでくれ」とホレスに指示される。
軽く拒否するマイルズだが、ホレスに押し切られる。
渋々ミニバンに戻ると、オーキッドにサンドウィッチを配達しなくてはならないハーリーが同乗をせがんでくる。
断るマイルズだったが、またも押し切られるw

ジュリエットのところにケイトが戻ってくる。
状況を聞き、ひと息つく2人。しかし、そこにベンの父ロジャーも戻ってきて、ベンがいなくなってることに気付き、騒ぎ出す。
「ちょっと目を離した隙にいなくなったの」とジュリエットは弁解するが、怒ったロジャーは診療所を飛び出して行く。
「さあ、これからよ」とケイトにつぶやくジュリエット。

道中、ハーリーはなにやらノートに書き留めている。
すると、死臭がしてきて、ハーリーが遺体の存在に気付いてしまう。
マイルズはこう説明する。
「彼は女のことを考えながら穴を掘ってたら、口に鋭い痛みを感じて、それは歯の詰め物の金属が飛び出しかけてたからなんだが、やがてそれが脳を貫通して、彼は死んだんだ」
「なんで詰め物が貫通するの? なんでわかったの? 考えてることまで? 死人と話せるの?」とナイスなツッコみのハーリーw
最後に「秘密は守る。俺も話せるから」とハーリーは告げる。

島に行く前。。。
マイルズは、"霊媒師"として稼いでいた。
そこへ、ナオミ(お、久しぶりw)が現れ、スカウトしたいと申し出る。

1977年の島。。。
公園で飲んだくれているロジャーを見かけたケイトは声をかける。
彼を慰めようとするが、逆に不信感を抱かせてしまう。

オーキッドに到着すると、ハーリーが同乗していることを見咎めたチャン博士は、ハーリーに強く口止めし、マイルズに少し残っているよう命令する。
一方、チャン博士と目を合わせようとしないマイルズは、博士が立ち去ると「俺の親父だ」とハーリーに告白する。

島に行く前。。。
ナオミはマイルズを死体のある場所に連れて行き、能力テストを行う。
見事合格したマイルズに、「ある島へ男を捕まえに行くので、一緒に来てほしい」とナオミ。
一度は断るマイルズだったが、報酬が160万ドルだと聞き、快諾するw

1977年の島。。。
チャン博士を待つ間、「(顔を知らないのに)なぜ父親とわかったの?」とマイルズに尋ねるハーリー。
「母親と一緒にいたからさ」とマイルズ。
そこに博士が戻ってきて、「ラジンスキーのところに送ってくれ」と命令する。
バンに乗り込む3人。

学校の教室で掃除をしているジャック。
そこにロジャーが入ってきて、「俺の割り当てなのに何してる?」と絡んでくる。
「今日ぐらい休んだ方がいい」とジャックは言うが、ケイトとジャックが一緒にいたことを思い出したロジャーは「あの女、おかしい」と言い出す。
ホレスにこのことを報告することを匂わすロジャーに、ジャックは「彼女とは友達だ。息子さんを傷つけるようなことは絶対しない」と告げる。

車中、ハーリーは積極的に博士の家族のことを聞き出す。息子・マイルズは生後3ヶ月だそうだw
黙って聞いているマイルズ。
博士の指示で車を止めると、博士は森の中に隠された扉を開ける。
中に入ると、そこは新しい基地の建設現場だった。
博士が車を降り、ハーリーたちはハッチのシリアルナンバーを打刻する現場に居合わせる。
4・8・15・16・23・42、そう、あの呪いのナンバー(こっちも久しぶりw)。
いま建設中の基地は、生存者たちが世界を救うためボタンを押していて、最終的に爆発してしまった、あのスワン基地だった。。。

島に行く前。。。
夜道を歩いていたマイルズは、突然車に拉致される。
車に乗っていた男はプラムと名乗り、「ウィドモアに力を貸すな。彫像の影にあるものを知ってるか? 知らないなら(島に行く)準備不足だ」と脅迫する。
「倍の320万ドル出すなら、行かなくてもいいぜ」と返すマイルズ。
「いくら稼いでも心の穴は埋まらない」とブラムは言い、マイルズを車から放り出す。

1977年の島。。。
帰路、「親父さんと仲良くなれ」と言うハーリーに反発するマイルズ。
しかし、しつこいハーリーに、頭に来たマイルズはハーリーのノートを取り上げ、中身を読み上げる。しかし、それは『スターウォーズ・帝国の逆襲』のシナリオだったw
77年はスターウォーズが公開された年だから、続編の脚本をルーカスに送ろうと思ったとハーリーw

ソーヤーが自宅に戻ると、ジャックが待っていて、「ロジャーがケイトを怪しんでいる」と報告する。
ジャックが帰ると、ソーヤーの部下フィルが現れ「ベンをさらった犯人はあんただ」と言って証拠のフィルムを見せる。
彼を招き入れるソーヤー。次の瞬間、ソーヤーは彼を殴り倒す。

1977年の島。。。
ハーリーは自分の父親のことをマイルズに語る。
「子どもの頃親父は出て行ったけど、戻ってきたとき許してよかった。いまじゃ、仲良しだ。」
そして、スターウォーズの話にw
「ルークも"帝国の逆襲"でダース・ベイダーが父だと知ったが、話し合わず戦って、手を切り落とされる。最後には和解するけど、代償は大きかった。最初から話し合えばそんなことにならなかったのに」

ハーリーに感化されたマイルズは、チャン博士の自宅を覗きに来る。
赤ん坊の自分をあやし、幸せそうな親子3人の姿を見て、涙ぐむマイルズ。
やがて立ち去ろうとするマイルズに、博士が声を掛ける。
「科学者を乗せた、アナーバーからの潜水艇が桟橋に着いたらしい。送ってくれ」

桟橋で荷物運びを手伝うマイルズ。
そのとき、潜水艇から出てきたのは、ダニエルだった!!

おー、ダニエル復活♪
そして、マイルズ=ナマステ博士の息子という私の予想が当たりましたw

それと、重病のマイルズの母親の頭髪が気になったんですよねー。
抗ガン剤で毛が抜けていることを表現していたような?
つまり、島の電磁力(or放射能?)の影響を受けてガンになったということですかねー?
チャン博士の死も訳あり(基地の事故がらみとか?)ぽいですね。

そうそう、(合言葉から)ブラムはイラーナの一味なんでしょうけど、彼らは何者?
ナオミ・マイルズたちのウィドモア軍団と対立しているということで、ベン一味という線もなくはないですが、ちょっと違うみたい(?)ですし。。。

EPISODE#98「島の裁き」

テント村に馬で駆け込んでくる男。
彼は一目散にリチャードのところに行き、ダーマの仲間(ベン少年)をテンプルに連れて行ったことを非難する。
しかし、「ジェイコブが望んだことだ」とリチャード。
男はベンに会いに行き、話しをする。ベンは事件のことを忘れてしまっているらしい。
「君は死ぬところだったが、島が救った」とベンに語る彼。
彼は若き日のチャールズ・ウィドモアで、これがベンとの出会いだった。。。

現在の島。。。
目を覚ましたベンは、目の前にいるロックに驚くが、「やっぱりこうなると思っていた」と話す。
ロックは、なぜ本島に行こうとしていたのか、尋ねる。
「僕はルールを破ったので、あそこで裁かれなくてはいけない」とベン。
「裁かれる? 誰に?」とロック。
「それは名づけ得ない何か。君たちが"怪物"と呼ぶものだ」とベン。

ビーチでは、イラーナたちがなにやら作業を行っている。
そこに現れたベンに、シーザーが声を掛けてくる。
彼は、ロックの「(ベンは)私を殺した男だ」という言葉を気にしているのだ。
「(ロックを)殺したって? 死んでるようには見えないがw」と平然と嘘をつくベン。
さらに、それを利用して、ロックを"異常者"に仕立て上げ、危険を煽る。
「それなら心配はない」とシーザーは銃をチラつかせて、去っていく。

十数年前の島。。。
青年になったベンは、イーサン少年を連れて、ルソーのテントを襲う。
ベンは彼女の命を狙っていたが、赤ん坊がいることを知り、その赤ん坊をさらう。

現在の島。。。
(以前シーザーが家探ししていた基地内で)ベンもなにやら探し物をしている。
どうやら、そこは元々ベンのオフィスだったらしく、引き出しの奥からアレックスとの2ショット写真を取り出す。
そこにロックが現れる。
ロックは、自殺を止めた直後に"殺した"理由をベンに尋ねる。
「自殺をする前に聞き出さなくてはいけない情報があったんだ。で、聞いたあとは再び自殺をするよう説得する暇がなかったから、近道をした。でも、それは正しかった。すべては島のためだ」とのうのうと答えるベン。
さすがに「謝罪はないわけか」と嫌味のひとつも言いたくなるロック。
つづいて、ロックは「君を手伝おうと思う」と言い出す。
「裁きを受けるんだろ? 全てが島のためだというのなら、あの"怪物"もきっと分かってくれるさ」

ビーチに出向き、カヌーで出帆準備にかかる2人。
そこにシーザーたちが現れ、「勝手なことをするな」と立ちはだかる。
言うことを聞かないロックを銃で脅そうとするシーザーだったが、銃はなぜかベンの手に。
ベンはシーザーに向けて発砲。他の男たちは退散する。
「いまのを謝罪に代えさせてくれ」とロックに言うベン。

カヌーで本島に到着したベンとロック。
ベンは、かつての自宅に向かい、そこで"怪物"を呼び寄せるのだと語る。
一方、ロックは「ルールを破ったから裁かれる、というのは嘘だろ。裁かれたい理由は"娘殺し"」とベンの心の内を指摘する。

十数年前の島。。。
赤ん坊のアレックスを連れ帰ったベン。それに対し「殺せ」と命令するリーダーとなったチャールズ。
「全ては島を守るためだ」と言うチャールズだったが、ベンは頑なに拒否する。

現在の島。。。
住宅群にやってきたベンとロック。
すると、かつてのベンの家、アレックスの部屋の窓から灯りが漏れている。
ベンが家の中に入ると、そこにはサンとフランクがいた。
サンは、ベンに1977年の写真を見せ、事情を話す。
ベンもその写真を見て驚く(←少年の頃の記憶を失っている?)。
そして、サンはこう付け足す。
「(クリスチャンに)ここで待てって言われたの。ジョン・ロックを。」
死んだロックを待つなんて不可解だという2人に、ベンは家の外を見るよう促す。
窓から外を見ると、そこにはロックが立っていて、2人は驚く。

ロックも招きいれ、話をする一同。
フランクは"人殺し"と"棺から蘇った男"を信用することはできない、墜落現場に戻ろうとサンにいうが、彼女は「彼と行けば、2度とジンに会えない。私を手伝え」とのロックの言葉に従う。
フランクは別れを告げ、家を後にする。

ベンは部屋の隠し扉を開け、地下室へ行き、泉にたまる地下水を抜く。
これが、あの"怪物"を呼ぶ手順だそうだ。

十数年前の島。。。
リーダーとなったベンは、チャールズ・ウィドモアを島から追放する。
チャールズはたびたび島を出て、外部のものとの間に娘をもうけたことが、ルール違反だとベンは言うが、2人の間ではアレックスの件がしこりになっていた。
「(殺せという命令が私のものではなく)島の希望なら、彼女はいずれ死ぬ。そして、お前も俺と同じように追放されることだろう。また会おう、若造」と言い残し去っていくチャールズ。

現在の島。。。
地下室から戻ったベンだったが、ロックの姿が見当たらない。
「用があると言ってたわ」とサンは告げる。
家の外で怪物を待つベン。
しかし、現れたのは怪物ではなく、ロックだった。
怪物が現れず業を煮やしたベンは、「怪物の居場所を知っている」というロックの言葉に従い、森へ入ることにする。

ロサンゼルスのハーバー。。。
ベンはチャールズに電話連絡を入れる。
「ひとつ用を済ませたら、島に戻るよ。娘を殺したらね」
目の前には、デズとペニーの船がぁ。。。

現代の島。。。
ロック・ベン・サンの3人は、"テンプル"の外塀にやってくる。
ベンはてっきり"テンプル"に入るものだと思うが、ロックが示したのは手前にある洞穴だった。
洞穴に入る際、ベンはサンに「島を出てデズモンドに会う機会があったら、私が謝っていたと伝えてくれ」と頼む。

ロサンゼルスのハーバー。。。
ベンは、デズモンドに発砲し、ペニーに迫る。アレックスのあだ討ちなのだ。
そのとき息子のチャーリーが顔を出し、ベンは躊躇する。
そのとき、背後から撃たれたはずのデズモンドがベンを襲う。
ボコボコに殴られ、海に落とされるベン。。。

現在の島。。。
316便が墜落した島に戻ってきたフランク。
それを見たひとりの男が駆け寄ってきて、「銃を見つけたイラーナたちがわがもの顔で仕切っている」と報告する。
イラーナに声を掛けるフランク。
しかし、彼女は「彫像の影にあるものは?」と問われる。(←合言葉?)
訳が分からないフランクが戸惑っていると、イラーナに不意打ちを食らわされ、気絶してしまう。

松明に火をつけ、洞穴の中を進むベンとロック。
「君の言うとおり、アレックスを殺したのは私だ。報いを受けなくてはならない。ここからは私一人で行く」とベンは語り、一人で先に行く。
すると、床が崩落し、ベンは下に落ちてしまう。
ロックは、彼を救出するため綱を探しに引き返す。
ベンは、導かれるように洞窟の中を進んでいく。やがて、祭壇のような場所に突き当たり、細かい穴から黒い煙が立ち上り始める。
驚くベンだったが、覚悟を決め煙に包まれると、走馬灯のように過去のシーンが甦る。
煙が再び穴に吸い込まれると、背後にアレックスが現れる。
アレックスに謝罪するベンだったが、アレックスは彼の首を締め上げ、「ロックを殺したら私が許さない。ロックの言葉を聞き逃さずに、命令に従え」と告げる。
了承するベン。すると、アレックスの姿は消えていた。

そこにロックが戻ってきて、ベンを呼ぶ。
ベンはロックにこう告げる。
「僕は生かされた。。。」

今回のエピを観て、ここ何回かの1977年の島のエピソードが面白かったのは、"大きい"ベンがいなかったからだと気付きましたw
ベンがいると暗い気分になる。。。
で、やっぱりベンは"サイードに撃たれた"事件は忘れているんですね。(←ていのいい辻褄合わせ?)

テンプルの洞穴は、ルソーの仲間(フランス人)が引き込まれた場所ですよねー。でも、そのときいたのはジンだけのはず。
なぜ、ロックが知っているのか? 瀕死のミスター・エコーを発見した穴もここでしたっけ?(←さすがに覚えてない。。。)

316便に乗り込むベンが傷だらけだったのは、デズモンドにボコられたからだったんですねーw でもあの様子ならペニーは大丈夫だったんですよね!?
ただ、サンに"謝罪"を頼むなんて、ちょっと気になる。。。
(あのあと、結局ペニーを殺して、その復讐のためデズが島に戻ってくる、とかいうシナリオはやだなぁ。。。)

EPISODE#97「未だ見ぬ過去」

気を失っていたジンが目を覚まし、近くにベン少年が撃たれて倒れているのに気付く。
慌てベンを車に乗せて、走り出すジン。

ダーマ村ではサイードの逃走が明らかになり、騒然としていた。
火事はサイードの協力者が起こしたもので、犯人はこの村の中にいる、とのホレスの見解に、渋い顔のジャックたち。
そんな中、ケイトはひとりの男に声を掛けられる。
ベン父のロジャーだ。
ロジャーの頼みで、火事の原因となったミニバンの撤去を手伝うケイト。
そこに、ジンの車が到着して、ジンがベン少年を運び出す。
それを見て慌てて駆け寄るロジャーだった。

3年前。。。
島を出たケイトは、ソーヤーの元恋人・キャシディの元を訪ねていた。彼女はソーヤーの娘(クレメンタイン)を産んだ女性だ。
偶然ケイトとも顔見知りだった彼女は、ケイトの訪問を歓迎するが、ソーヤーの名を聞き、険しい顔に。

全ての事情をキャシディに話すケイト。
「娘を頼むと云われたの」と大金を渡すケイトだったが、キャシディのソーヤー不信は相当なものw
ヘリから飛び降りたソーヤーを「卑怯者よ。あなたから逃げたのよ」と言い放つ。
大金もケイトの考えだと見抜いていた。そして、アーロンがケイトの実の子ではないことも。。。

ダーマ村。。。
警備室の監視モニタでサイードの行方を捜すソーヤー。
そこにケイトが現れ、「ベンが撃たれた」と伝える。
つづいてホレスたちが現れ、慌てるソーヤーだったが、(ケイトのことを)なんとかごまかす。
ケイトが去ると、ソーヤーはホレスたちとサイードを収監していた檻を検分し、鍵で開けられていることを知る。
鍵を持っているのは雑役係のベンの父(ロジャー)とウィリーと新人のジャックの3人で、ソーヤーは「話を聞きに行ってくる」とマイルズを連れ、留置場を出る。

ソーヤーはマイルズに、ジャック・ハーリー・ケイトを1ヶ所に集め、軟禁するよう指示して、別れる。
ソーヤーはベンを治療している診療所に向かい、外で治療が終るのを待っているロジャーと話をする。ロジャーは鍵を紛失したようだ。

診療所ではジュリエットが治療にあたっていた(また島の外科医は遠出中らしいw)。
ベンの容態はかなり悪く、ソーヤーが中に入ってくるなり、「私じゃ無理。本物の外科医が必要よ」と告げる。
診療所を出るソーヤー。

ジャック・ハーリー・ケイトはとある家の中にマイルズに軟禁されていた。
ハーリーは「小さいベンが死んだら、大きいベンもいなくなるから、僕らも島に戻らないはず。ここから消えていなくなるのでは?」と言い出す。
呆れ顔のマイルズは、「俺たちが経験してないだけで、これはもう起こったことなんだ。その結果ベンは大きくなったんだから、いまの小さいベンは死なない。助かるんだ」と説明する。
そこにソーヤーが駆け込んで来て、ジャックに助けを求める。
しかし、ジャックは冷たく拒否するのだった。。。

ソーヤーが引き上げたあと、ケイトはジャックに拒否する理由を問い詰めるが、「30年後俺はヤツの手術をして1度助けた。それは君のためだ。2度目はない」とジャック。
"子どもの命"に敏感になっているケイトはそんなジャックをなじるが、ジャックは聞き入れない。怒って家を出るケイト。

診療所に現れたケイトは、輸血を申し出る。
そこにロジャーが入ってきて、ジュリエットに詰め寄るが、ケイトがとりなす。
ロジャーは、ベンがサイードを逃がしたことを悟り、自分のベンに対する振る舞いを悔いていた。
するとベンの容態がさらに悪化する。

ハーリーとマイルズのタイムパラドックス問答がつづいていた。
たいていマイルズがハーリーを馬鹿にする展開だったが、ハーリーの一言で状況が一変する。
「ベンを捕まえたとき、サイードが拷問したけど、なんで昔自分を撃った男だと覚えてないわけ?」
「ああ、それはおかしいな?」と考え込むマイルズ。(ナイスなツッコミ、ハーリー♪)

とりあえず輸血でベンの容態を安定させたジュリエットは、ロジャーに医療基地から必要物資を取ってきてくれるよう頼む。
心配するケイトには、いまは安定しているが、治せたわけじゃないとつぶやく。
なんとかしたいと思っているケイトの言葉から、あることに気付くジュリエット。
「"彼ら"ならできるかも。"アザーズ"よ」

ジュリエットとケイトは、ベンをミニバンに運び込む。
ケイトはジュリエットの立場を慮り、ひとりで連れて行くと言う。
「いずれソーヤーに話さなければならないけど、なるべく時間を稼ぐわ」とジュリエット。
車を発進させるケイト。

ロサンゼルスの港。。。
ベンとジャックの意図を知り、激怒したケイトはみんなを置いて港を離れる。
帰途、アーロンとスーパーに立ち寄るが、ちょっとした隙にアーロンが迷子になってしまう。
無事見つけたものの、激しく動揺するケイトだった。。。

ダーマ村。。。
ベンを乗せたミニバンは超音波フェンスで立ち往生。そこに、ソーヤーの乗ったミニバンが追いつく。
連れ戻されるかと思いきや、ソーヤーは手伝うと告げる。

ロサンゼルス。。。
ケイトはアーロンを連れ、キャシディの元を訪れていた。2人はすっかり親友になった模様。
今回のこと(ジャックやベンが島に戻ろうと画策していること)と、アーロンを失うかもしれない不安を打ち明ける。
しかし、キャシディは「ソーヤーを失った痛みをアーロンで埋めてたのよ」とケイトの心を見透かしたようなことを言う。。。

ダーマ村。。。
ソーヤーがなぜ手伝ってくれるのか、疑問に思うケイト。
「どう育つにせよ、子どもを見殺しにできない」とジュリエットに言われたかららしい。
ソーヤーとジュリエットの絆を垣間見るケイト。。。

ジュリエットはジャックのところへ押しかけ、「あなたが必要だった。助けを求めたのに」と詰問する(←なんかちょっと痴話喧嘩ぽいw)。
ベン少年を助けなかった理由をハッキリ言わないジャックに、ジュリエットは怒って立ち去る。冴えない表情のジャック。。。

ソーヤーがベンを抱え、ケイトとともに森の中へ。
ケイトが娘・クレメンタインの話を持ち出すと、ソーヤーは食いつくが、キャシディの話を聞いて渋い顔w
そのとき、銃を構えた"アザーズ"が現れる。すっかり周りを囲まれている。
アザーズたちは2人を威嚇するが、ソーヤーはリチャードのところへ連れて行けと要求する。

ロサンゼルス。。。
ケイトは、クレアの母リトルトンを訪ねていた。
真実を打ち明けるケイト。驚くリトルトン。
そして、ケイトはしばらくアーロンを預かってほしいと頼む。
「私は島に戻って、クレアを捜します」

島のジャングル。。。
アザーズに連れられ森を移動するソーヤー(+ベン)とケイト。
そこにリチャードが現れる。
2人は「ベンを助けてほしい」と頼むが、「引き取ったら、彼はもう我々の仲間だ。それでいいのか?」とリチャード。
「かまわない」とケイトが答えると、リチャードはベンを受け取り、森の中に消えていく。

現代の島。。。
傷つき眠るベンが目を覚ますと、傍らにはロックがいた。
目を丸くするベンに、ささやくロック。
「生者の世界へおかえり」

うまい! 生死をさまようベン少年から、現代のベンに(場面)移行して、死んだはずの人に「生者の世界へおかえり」とは!!

でも、あれでベンがアザーズ入りしたとなると(彼が起こした)大虐殺はどうなるんだろ?
タイムパラドックスに対するハーリーのツッコミは、解答を見せるための前フリなのか? はたまた、ホントに辻褄が合わなくなったことへの自虐なのか?w

それはさておき、ケイトがアーロンを育てることにしたいきさつ、316便に乗る経緯が明らかになりましたね♪
てっきりベンの企みで316便に乗ることになったと思ってたんですけどねw

で、(ケイトにとって)アーロンがソーヤーの代わりだったというのが真実なら、(婚約もしてた)ジャックの立場は?w
今回、ジュリエットにも愛想を尽かされたみたいだしね。。。
それにしても、ジャックはちっちゃいなー。
もちろん気持ちはわからなくもないが、まだ(ベンは)子どもだし、なんてったってジャックは医者だろ〜〜!

次エピソードは、現代の島版でしょうか!?

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CHARA。横浜在住。30代♂。
テレビ放映よりも、DVD-BOXを買ったり、レンタルしたりの方が手っ取り早いのですが、やはり無料は魅力ですね(笑)
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