EPISODE#93「ジェレミー・ベンサムの生と死」
ダーマの基地(?)を家探しする男・シーザー。
そう、空港でジャックに声を掛け、機内ではハーリーの横に座っていた男だ。
資料などを漁っているうちに、隠されていた銃を見つけ、カバンの中へ。
そこへ、イラーナという女性が現れる。彼女はたしかサイードを護送していた捜査官。
イラーナはシーザーに「スーツを着た見知らぬ男を海で見つけたわ」と告げる。
建物を出た2人は森を抜け、機体の脇を通って。。。
どうやら、316便もちゃんと(?)墜落していたようだw
「消えたやつらの仲間じゃないのか?」とシーザー。
「違う。誰も機内で見た人はいないわ」とイラーナ。
ビーチに到着すると、生存者による即席キャンプが出来上がっていた。
ひとりの男の前に歩みよるシーザー。
「やあ、俺はシーザー。あんたは?」
その男が答える。
「私は、ジョン・ロックだ」
おお、ロック復活〜〜〜♪
明朝、海辺でたたずむロック。そこにイラーナが声を掛けてくる。
ロックは彼女に(そこにあった)2隻のカヌーについてを尋ねる。
「元からあったのよ。3隻あったんだけど、1隻は機長と女が乗って、夜逃げしたみたい」とイラーナ。
ロックは乗客名簿を見たがるが、「それはシーザーに聞いて」とイラーナは答える。
「誰も機内であなたのことを見てないわ」とようやく核心に触れるイラーナ。
「私も乗った記憶はない」とロック。
「なぜ正装しているの?」とイラーナ。
それにこう答えるロック。
「さあ。想像ならできる。きっと埋葬しようとしてたんだろう。私の最後の記憶は死ぬ瞬間だから」
過去が回想され。。。
ジャック父に言われ、洞窟の中の歯車を動かしたロック。
気付くと、そこは(ベン同様)チュニジアのサハラ砂漠だった。
意識はしっかりしているものの、洞窟に落ちたときの足の怪我で身動きができないロック。
ロックの周囲には監視カメラが設置されていた。
やがて、日が暮れた後、一台の車が近づいてきて、降りてきた現地人によってロックは車に担ぎ込まれる。
車が到着した先は診療所で、ロックの訳がわからないまま、医者の治療が始まる。
口枷をはめられ、折れている足を元の位置へ〜。
痛みで絶叫するロックは、そのまま気を失う。
再びロックが目を覚ますと、足にはギブスがはめられ、傍らには見知らぬ男がいた。
「複雑骨折だったよ。私が専門家を呼んで処置した。再会できてうれしいよ」とその男は水を差し出す。
水を飲みながら、「前に会ったか?」とロック。
「君に会ったのは17の頃。随分な年月が経ったが、君は変わらない。私はチャールズ・ウィドモア」
ギョッとするロック。
「教えてくれ。我々のキャンプでリチャードと話をしてから(君は)どのくらい経っている?」とウィドモア。
「4日だ」と答えるロック。「信じられん」と笑うウィドモア。
あの監視カメラはウィドモアが設置したもので、島からの出口があそこのため、常に監視をしているのだとか。
「君もベンに追い出されたのだろう? 私はベンの前のリーダーで30年以上平和に島を守っていたが、彼に追放されたんだ」とウィドモア。
「いや、私は自分の意思で出てきた」と答えるロック。
「なぜ?」と訝しるウィドモアだったが、「島を去った者を連れ戻すためか?」
違うと答えるロックだったが、
「嘘をつくな。私が全力で支援しよう」とウィドモア。
戸惑うロックに、戦争が迫っている、そのとき君が島にいないとまちがった側が勝ってしまう、とウィドモアは語る。
ウィドモアは、ロックに"ジェレミー・ベンサム"名義のパスポートにお金、島を出た者たちの情報ファイル、移動手段の車、ボディガード兼運転手としてマシュー・アバドンという男を用意する。
おっ、こいつはオーシャニック航空の弁護士だと名乗ってハーリーの前に現れた男であり、ロックの。。。
ロックはまずはサイードのいるドミニカ共和国サントドミンゴに向かう。
サイードはそこで"build our WORLD"(世界を創ろう)というボランティア組織で働いていた。
ロックの突然の出現に驚くサイード。ロックは説得をはじめるが、サイードは断固拒否する。
NYにやってきたロックは、誰かを待ち伏せているようだ。
その間にロックはマシューに昔の恋人ヘレンを探してほしいと頼む。
そのとき、建物からウォルトが出てくる。
再会を喜ぶウォルトだったが、さほど驚いてる風ではない。
「夢で見たんだ。あなたはスーツを着ていて、周りの人から狙われている」と説明するウォルト。(ほー、なるほどw)
マイケルのことを尋ねられるが、詳細は伏せるロック。
ロックはウォルトに島に戻るよう切り出せないまま、別れる。
「全員連れ戻すのでは?」と嫌味を言うマシュー。
「彼には酷だ。それに説得が必要なのはひとり。それができれば、残りもついてくる」とロック。
しかしそんな光景を、遠くからベンが見つめていた。。。
カルフォルニア州サンタローサにやってきたロック。そこはハーリーの入院する病院だった。
ロックを見ても全然驚かないハーリー。
「あんたもダメだったか」とハーリー。
どうやら、ロックも幽霊(幻覚?)だと思っているらしい。
ロックが本物だと気付いて、ようやくビックリするハーリー。
さらに、マシューの姿も見つけて、怯える。ロックは話をしようとするが、ハーリーはすぐに病室に戻ってしまう。
「これで3人目ですよ」と、またロックに嫌味を言うマシュー。
応酬するロックに、
「まだ忘れたふりをするのですか? あなたの転落事故後私はあなたの付添い人だったし、あなたにウォークアバウト(放浪旅行)を勧めたのも私だ。それがきっかけで飛行機に乗り、島に墜落した」とマシュー。
「覚えているよ」とロック。
「人を行くべきところに行かせるのが、私の仕事です」とマシュー。
ロサンゼルスでは、ケイトの元へ。
彼女もロックの誘いを拒否する。
「あなたがどうして島に残ろうとするのか、それはあなたが人を愛したことがないからだわ」とケイト。
「それはちがう」と、ヘレンの話をするロック。
ケイトと別れたあと、マシューに八つ当たりをするロック。
「ヘレンの居所はわかったのか? 頼んだだろ!」
見つからないというマシューだったが、ロックの執拗な叱責を受け。。。彼女の墓に案内する。
脳動脈瘤で亡くなったそうだ。落ち込むロック。
墓地を出るとき、マシューが銃撃を受け、倒れる。
慌てたロックは車を出し、猛スピードで逃げのびるが、交差点で他の車と衝突してしまう。
気付くと、そこは病院で、傍らにはジャックがいた。
事故を起こして担ぎ込まれたところがジャックの病院だったのだ。
「なにをしているんだ?」と問うジャック。
「みんなで島に戻るんだ」と説得をはじめるが、やっぱり拒否される。
ロックはジャック父のことを話し出す。ジャックは動揺を見せるが、怒って部屋を出て行く。
ホテルの部屋に戻ったロックは、ジャック宛の遺書をしたためる。
その後、机を移動させて上に乗り、天井の梁にコードを吊るし。。。
そのとき、扉がノックされる。。。扉がこじ開けられ、ベンが入ってくる。
戸惑うロックだったが、「君を守りたいんだ」とベン。
マシューを撃ったのもベンだそうだ。
ウィドモアを非難するベンに、考え込むロック。
さらに、ジャックがシドニー行きのチケットを買ったと聞かされ、自殺を思いとどまる。
「まだ会っていないサンのところに行こう」とベンは言うが、ロックは「いや、サンのところには行かない」とジンとのいきさつを語る。
そして、エロイーズ・ホーキングの名を口にする。顔色が変わるベン。
ロックの背後に回ったベンは、いまほどいたはずのコードでロックの首を絞める。
(うひゃー、なにしてんねん、ベン!!)
抵抗むなしく、力尽きるロック。
入念に偽装工作をするベン。
棚の上でジンの結婚指を発見し、ポケットの中へ。
「さびしいよ、君がいなくて」と言い残して、部屋を出て行くベン。
再び家探し中のシーザー。
そこにロックが入ってくる。
「ここはダーマという組織が、昔なにかの実験をしていたらしい」
以前100日ほどこの島で暮らしていたと語るロックに、興味を示すシーザー。
「機内でカーリーヘアの太った男が隣だったんだ。飛行機が揺れ出し、閃光と轟音がすると、その太った男が消えていた。他にも何人か消えたらしいんだ。なにが起こったのか、わかるかい?」
「おそらく。私がどうやって来たかはわかった。でも、確認のために友人を見つけないと。乗客名簿はあるか?」
「機長が持って逃げた」とシーザー。
「消えた人以外は、全員無事なのか?」と問うロックに、「けが人がいるが」とシーザーは答える。
けが人のところに案内されるロック。
ひとりづつ見ていくロックの足が止まる。
「知り合いかい?」とシーザー。
「ああ、私を殺した男だ!」
♯
ベンはやっぱりベンでしたねw
せっかく自殺を思いとどまらせたのに、エロイーズの名前を聞いた途端、あんな行動にでるなんて。
やっぱり島に戻る方法を知りたかっただけなんですねー。
そうそう、フランク機長と逃げた女って誰でしょう?
墜落後出てきていない女性といえばサンですが。。。
サンなら、逃げたというよりは元のキャンプを探しに行ったってことかな?