EPISODE#68「報い」
8日前。。。
(#62『魔法の箱』のつづきからスタート)拘束された父親と再会するロック。
「どういうことだ?」とロックは問うが「君が連れてきたんだ」としか言わないベン。
「じゃ、本人の口から聞くか?」と言って、父親の猿轡をはずそうとすると、手を噛まれて傷を負う。
部屋を出されたロックに、ベンは「夜明けに全員でここを出る。君もくるかい?」と尋ねる。「ああ」と答えるロックだった。。。
現在。。。
ケイトと一緒に過ごしているソーヤー。
ケイトは自分のテントに戻り、ソーヤーも用を足しに外へ出る。
すると、なにやらコソコソしているハーリーとジンを見かけ声を掛けるが、2人は要領を得ない。(←どうやら女性の存在を隠している模様)
気にせず、森の中へ入るソーヤー。
すると、人の気配を感じ、銃を向けると、現れたのはロックだった。
「君に会いにきた」と言うロック。
敵の仲間入りしたことを非難するソーヤーに「潜入したんだ。さっきベンを誘拐し監禁した。君を拷問した男だ。君の手で殺すがいい」とロック。
「やりたきゃ、自分でやれ」とソーヤー。
「私にはできない。君はシドニーでやったろう」とロック。
顔色を変えるソーヤーに、やつらは我々全員を調べたファイルを持っていると説明する。
「その情報は間違ってる」と言うソーヤーに、「では無駄足だったか」とロックは引き返していく。
しかし、ソーヤーは後を追うのだった。。。
3日前。。。
アザーズたちに混ざってテントを張るロック。
アザーズたちはロックに興味津々なよう。その中にシンディの姿も。。。
ロックがベンに呼ばれ、彼のテントに行くと、ベンはジュリエットからの報告テープを聞いていた。
ジュリエットが妊婦を確認したら、我々のチームが連れてくることになってると説明する。渋い顔のロック。
一方、ベンは杖で歩くこともできるようになり、ご機嫌な様子。
「きみが来てから、回復が早い。しかし、これはほんの序の口。早く君にこの島の本当の力を見せたいが、まだ君は準備不足だ」と告げる。
戸惑うロックに「君は父親から解放されなければ自由になれない。我々の仲間になりたいのなら、覚悟を示せ。父親を殺せ」と迫る。
現在。。。
ビーチでは、デズモンドたちが例の女性(ナオミ)を密かに匿っていた。
チャーリーとハーリーはジャックに話そうと言うが、デズモンドはジャックを疑っていた。
そこで、信用できる男"サイード"に相談することにw
サイードが尋問を始める。
ナオミ曰く「ヘリが飛び立った船が約80海里西に停泊している。815便は機体全部をバリ島沖の深さ8kmの海溝の底で発見、無人探査機で全員の遺体を確認したそう。自分はペニーの依頼でデズモンドを探していた」ということらしい。
そして、連絡用に持っていた衛星電話をサイードに見せる。
森の中を進むロックとソーヤー。
「ほかになにが書いてあった?」と尋ねるソーヤー。
「とくには。。。」と言いつつ、両親のことなど全てを知っていることを匂わす。
怒ったソーヤーはロックを倒し、馬乗りになり、ナイフを喉元に。
「なぜ自分でやらない?なにが狙いだ?」と問い詰めるソーヤーに「私にはできないからだ。信じてくれ」と弁明するロック。
「ベンはビーチに連れて行く。俺は誰も殺さない」と言うソーヤー。
「分かった。しかし、きっと気が変わる」とロックは呟き、歩を進めるのだった。。。
3日前の夜。。。
寝ているロックのところにベンが現れ、ついてくるように言う。
連れていかれたところは、磔にされた父親の元だった。
ベンはナイフを渡し、殺すよう命令する。
やがてほかのアザーズたちも集まってくる。
父親にもけなされるロック。彼は苦悩するが、殺すことはできなかった。
ベンは集まったみんなに「残念だが、我々の見込み違いだったようだ」と告げる。
現在。。。
ロックとソーヤーが着いたところは、ブラックロック号だった。
中に入る2人。奥の船室には頭から袋をかぶせられた男が監禁されていた。
ソーヤーが部屋の中に入ると、ロックは扉を閉め、外から鍵をかけてしまう。
戸惑うソーヤー。しかも男の袋を取ると、その男はベンでなく、見知らぬ男だった。
そう、ロックの父親だ。
ビーチではサイードが衛星電話の修理を行っていた。
無事修理は済んだが、どうも妨害電波が出ているらしく、つながるチャンネルが見つからない。
そこへ、ケイトが通りかかり、追求され、仕方なく説明することに。
閉じ込められて怒り心頭のソーヤーだが、お構いなしのロックは扉の前でのんびりw
そこへ、ダイナマイトを取りにきたルソーが現れる。
ソーヤーの怒鳴り声が響くが、意に介さないルソーはすぐに姿を消す。
2日前。。。
丘の上でたそがれるロック。
父親に噛まれて怪我をした手はすっかり治っていた。
そこにリチャードと名乗る男が近づいてくる。
彼は「ベンは君に恥をかかせたかったんだ。墜落後、背骨を折った男が歩き始めたと我々の間で噂になった。それが本当なら特別な男に違いないと。ベンはそれが面白くないのさ」
「なぜ教えてくれる?」とロック。
「彼は不妊問題など目先のことに捉われすぎだ。真の目的を思い出させてくれる人が要る」とリチャード。
彼は、「自分ができないなら他人にやらせればいい」とファイルをロックに手渡して、去っていく。
ファイルはソーヤーの情報だった。
現在。。。
ソーヤーは扉を開けるよう叫ぶが、ロックは聞く耳を持たない。
やがて、「ロックは自分の息子だ」と語り始める父親。
戸惑うソーヤーに、自分は高速道路で追突され、気づいたら拘束されていた、と語り、そのほか2人の諸々の関係をぺらぺらとしゃべりはじめる。
さらに、815便は海に落ちて全員死んだ、自分は追突されて死んだ、ここは死後の世界だと主張するw
そして、自分は詐欺師だと言い、数々の偽名を挙げていく。
その中の"トム・ソーヤー"という名を聞き、ソーヤーの顔色が変わる。
そう、彼がソーヤーの親の仇の詐欺師だったのだ。。。
1日前。。。
ロックが目覚めると、アザーズたちは移動を始めていた。
ベンは「君たちは置いていく。合流したければ、父親の始末をしてからだ」と言い残し去っていく。
現在。。。
彼があの"ソーヤー"だと確信したソーヤー(ジェームズ)は、自分が幼少時代したためた手紙を父親に読ませる。
しかし、KYな父親は、ソーヤーの感情を逆撫でる言動を繰り返す。
怒り心頭に達したソーヤーは彼の首を絞め。。。
ロックが部屋の中に入ってきて、「ありがとう」と告げる。
ビーチで、ジャックとジュリエットが2人でいるところにケイトが現れる。
ケイトはジャックに「2人きりで話がある」と言うが「ここで話せばいい」とジャック。
怒ったケイトはナオミの件を話し、「みんな、あなたのことを疑ってるのよ」と告げる。
しかし、意に介さないジャックは「通信手段はどうするんだ?」と尋ねる。
「衛星電話を持っていて、いまサイードが試している」とケイト。
すかさずジャックは立ち上がるが、「彼女に話すべきよ」とジュリエット。
「いや、まだだ」と言い残し、去っていくジャック。
「なんなの?」と戸惑うケイト。
船の外に出て、もどすソーヤー。
「もう帰っていいぞ」と声をかけるロック。
「なぜこんなことを?」とソーヤー。
「私と君の人生を破滅させた。その報いだ」とロック。
「ジュリエットはスパイだ。妊婦を探している。3日後に誘拐チームが行くぞ。私は戻らないから、君が警告しろ」と付け足す。
「しかし、俺は元からスパイだと言っているが、誰も信じない」とソーヤー。
「これで信じる」と言って、ロックはソーヤーにジュリエットが録音したボイスレコーダーを手渡す。
ソーヤーはビーチへ、ロックは父の遺体を担いで立ち去るのだった。。。
♯
ソーヤー・ファンにはショッキングなエピソードでしたね。
おのずと批判はロックに向かうことでしょうw
詐欺師の名前は"トム・ソーヤー"だったんですね(笑)
元々表記は"ソーヤ"でいいんでは?と思いつつ"ソーヤー"としていたのですが、"トム・ソーヤー"が由来ならやっぱり"ソーヤー"ですね。
で、ロックの父とソーヤーがそう繋がるとは、迂闊にも気づきませんでした。伏線は充分すぎるほどあったのに、う〜、悔しいw
さて、815便がバリ島沖の海底で見つかっているという件。
島の存在を隠すため、アザーズたちが偽装工作したというのが無難な推理?
そういえば忘れてましたがルソー、アレックスを見つけたにもかかわらず、動きがなかったですね。で、今回ダイナマイトを持ち出したってことは、なにか計画しているんでしょうねぇ!?
ソーヤーがジュリエットの録音テープを持ち帰れば、ビーチはまたひと騒動でしょうし、シーズンファイナルに向けて盛り上がってきました♪