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EPISODE#77「定数」

島から脱出するヘリの中、デズモンドは恋人ペニーの写真を眺めていた。
積乱雲に突っ込んだヘリを、不思議に思うサイードだが、フランクはダニエルの指示を頑なに守っているようだ。
雲の中で激しく揺れるヘリ。

目覚めると、デズモンドは軍の基地のベッドの上にいた。
戸惑う間もなく、上官の怒号が飛んでくる。
すぐさま訓練にかりだされる。
「あんな生々しい夢、はじめてだ」
そんな考えをめぐらせていると、再び上官の怒号が飛んでくる。

はっと気づくと、デズモンドは再びヘリの中だった。
戸惑った彼はシートベルトをはずそうとする。
サイードが声を掛ける。
「どうした? 大丈夫か、デズモンド?」
「あんた、誰だ?」とデズモンド。。。

ヘリが消息不明になり、「なんで丸1日以上経つのに着かないんだ?」とシャーロットたちに問うジャック。
「知らないって、何度も言ってるでしょ。なんで私に聞くの?」とシャーロット。
「あなたたちが心配してないからよ」とジュリエット。
横からダニエルが口を挟む。
「もうこの際、言ってしまおう。ここでの時間と、彼らが飛んでる時間は違うんだよね」
戸惑うジャック。
「とにかく大丈夫。フランクが僕の指示した方位から外れなければ平気さ」とダニエル。
「コースを外れたら?」とジャック。
「"副作用"がでるかもね」とダニエル。

デズモンドは混乱し取り乱すが、サイードが押さえ込む。
そのとき、眼下に一隻の船が見える。貨物船に到着したのだ。
フランクとサイードに安堵が広がる。
デズモンドは、唯一わかるペニーの写真を握り締めていた。。。

ヘリが船に着艦した。
船の乗組員たちが出迎えるが、とても歓迎という雰囲気ではない。
さらに、サイードが混乱して騒ぎだす。
事情を聞いた乗組員は渋い顔、デズモンドを医務室に連れて行こうとする。

はっと気づくと、デズモンドは再び軍の訓練中だった。
わけがわからないデズモンド。
「そうだ、ペニーだ」
デズモンドはペニーに連絡すべく、公衆電話に走る。

気づくと、みたび船の上だ。。。
混乱の極みの中、デズモンドは乗組員に医務室へ連れて行かれる。
そこには、縛り付けられた一人の男がいた。
「おい、あんたにも起きてるんだろ? そうだろ?」

サイードは通信機を借り、ジャックへ連絡する。
「無事か? なにしてたんだ?」とジャック。
「飛行中なにかが起きて、デズモンドが錯乱してしまった。俺のこともいまの状況もわかっていない」とサイード。
ショックを受けるダニエル。
「副作用か?」と心配そうなジャック。
ダニエルによると、原因はわからないが、島を出入りする人の一部に意識が混乱する症状が現れるらしい。

医務室に医者が現れた。
縛られた男は「俺はいかれていない。彼もそうだってよ」と医者に向かって毒づき、暴れはじめる。
医者は彼に鎮静剤らしきものを注射して静かにさせる。
動揺するデズモンドだったが、医者は「力になるから」と穏やかに話しかけてくる。

気づくと、またも軍基地内の公衆電話の前だった。
とにかくデズモンドはペニーに電話をし「会いたい」と伝えるが、けんもほろろに拒絶される。

つぎの瞬間、またも船の医務室に。
そこへ、フランクとサイードが現れ、ダニエルがデズモンドと話がしたいと言っていると通信機を渡す。
医者は制止しようとするが、サイードが取り押さえ、医務室を封鎖する。

「単刀直入に言う。いまは何年だと思っている?」とダニエル。
「えっ、1996年だろ?」とデズモンド。
びっくりする一同。いまは2004年だ。
「いまの君はどこにいる(はず)?」とダニエル。
「グラスゴーの北、ロイヤル・スコッツ連隊キャンプ・ミラーにいるんだ」とデズモンド。
「そう。つぎに戻ったら、電車でオックスフォード大学の物理学科へ向い、そこにいる僕を探すんだ」とダニエル。

戸惑うデズモンドに、ダニエルはつづける。
「たぶん僕は信じないと思うから、そのときは『2.342 振動11Hz』と伝えるんだ。それでもだめなら『エロイーズを知ってる』と」
医務室の扉が破られ、乗組員が中になだれ込んできて、デズモンドの通信機を取り上げる。

そこで、公衆電話ボックス内のデズモンドにジャンプw
ダニエルの指示通り、デズモンドはオックスフォード大学へ。
ダニエルを見つけ、事情を話すが、当然信じるはずもなく。。。そこで、『2.342 振動11Hz』を伝える。ダニエルの表情が変わるが、まだ疑心に満ちている。
「エロイーズを知ってる」
ダニエルは、デズモンドを研究室に案内し、なにやら実験を始める。デズモンドの言う数字を確かめるようだ。"エロイーズ"は実験用マウスの名前らしいw

果たして、その実験は「意識の時間旅行」を実現するもので、見事成功したらしい♪
「つまり、君と一緒さ」と大興奮のダニエル。

ここで、デズモンドは船の医務室にジャンプ。
乗組員たちは、フランクと医者を連れ、医務室を出て行く。
取り残されたデズモンドは再びジャンプしようと奇行に走るが、サイードが制止する。
そのやり取りを聞いていた、縛られた男が「あんたがデズモンドかい?」と声を掛ける。
ミンコフスキーと名乗るその男は、船の元通信士で、いつも絶対出るなと命令されていた着信があったんだと語る。
「それが、どうした?」とデズモンド。
「その通信は君の恋人からのものだ。ペネロピ・ウィドモア」とミンコフスキー。

ここで、大学研究室のデズモンドにジャンプ。
75分ほど気絶していたらしい。繰り返すたびに戻るのが大変になる、とダニエル。
エロイーズが死んでいるのを見つけ、愕然とするデズモンド。
「いずれ、俺もこうなるのか?」
「わからない。おそらくエロイーズの脳はショートしたんだ。現在と未来の区別がつかなくなり混乱して。。。それを避けるには、『定数』を見つけることだ。この実験式は全部変数で、無秩序だ。なじみのない未来の世界で、君は現在をつなぎとめる何かを見つけなければならない、君にとって絶対忘れられない大切なもので、現在の1996年にも存在するものを」
おもむろに電話を掛け始めるデズモンド。不審がるダニエル。
「俺の"定数"さ」
しかし、電話は不通になっていた。あわてて研究室を飛び出すデズモンド。

またも、医務室にジャンプ。
「ペニーに電話をしなくちゃ」とデズモンド。突然の話に驚くサイード。
「一昨日、誰かに通信室が壊されたから、外部と連絡が取れない。俺なら直せるが、このざまだ」とミンコフスキー。
彼の拘束を解き始める2人。問題は、この医務室からどうやって出るかだ。
しかし、なぜか鍵が開けられている。
「この船には君らの仲間がいるようだな」とミンコフスキー。

研究室を出たところで倒れているデズモンドにジャンプ。
彼はペニーの父親を訪ね、ペニーの居所を聞き出す。

ここで、医務室のデズモンドにジャンプ。
3人は医務室を出て、通信室を目指す。
ミンコフスキーもボートで島を目指して、その症状になってしまったようだ。
通信室に到着するや否や、ミンコフスキーは息を引き取ってしまう。
驚くサイード。
「俺もこのままじゃ、もうすぐこうなる」とデズモンド。

ここで、1996年にジャンプ。
デズモンドはようやくペニーの家へ。
「ペニー、君の電話番号を教えてくれ」
「私たちはもう終わったのよ」とペニー。
しかし、食い下がるデズモンド。
「8年後の2004年のクリスマス・イブに君に電話をかける。それまでは絶対にかけないから、教えてくれ、お願いだ」
「教えたら、帰ってくれる?」とペニー。

船の医務室にジャンプ。
ちょうどサイードが通信機の修理を済ませたところだ。
「バッテリーがどのくらい持つか、心配だが」とサイード。
電話をかけるデズモンド。
ペニーが出る。
感激の再会。「愛してる」と2人。
しかし、そのときバッテリーが切れてしまう。
「残念だが。。。」とサイード。
「いや、十分さ。ありがとう、サイード」
無事、元に戻ったデズモンドだった。。。

島の黄昏どき、ノートのページをめくるダニエル。
ひとつのメモ書きに目を留める。

『状況が悪化したら、デズモンド・ヒュームが私の"定数"になるだろう』

島の謎がひとつ増えましたが、解明されるんですかね?w
やはり島の電磁波が影響しているようです。

そして、前回シャーロットとダニエルがわずか3枚のカード当てをやってて不思議でしたが、彼も記憶障害(意識のタイムリープ?)になってるようで。

ただ、ストーリー的にはほとんど進んでないんですけどね、相変わらずw

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CHARA。横浜在住。30代♂。
テレビ放映よりも、DVD-BOXを買ったり、レンタルしたりの方が手っ取り早いのですが、やはり無料は魅力ですね(笑)
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