EPISODE#44「救済の地」
パラシュートで落とされた食料を整理しているローズ&バーナード夫妻。
しかし、サバイバルをしてきたバーナードはのんきなビーチの生活者に苛立っていた。
「ここの連中は救助されるのをあきらめている」
ハッチ内に籠もるロックも、ブラックライトに照らし出された図を思い出して紙に書き記そうとしていたが、思うように思い出せなく苛立っていた。
偽ヘンリーのガーゼ交換をしていたジャックは、彼の言っていたことをヒントにウォルトと彼の交換を思いたつ。
しかし偽ヘンリーは「あの子は絶対返さないよ」とうそぶく。
「"境界線"に行ってくる」と言うジャックを心配するアナは同行を申し出るが、ロックの様子が気になる彼は彼女にハッチに残るよう頼む。
そこで、アナは銃を渡し「一人で行っちゃだめよ」と忠告。
ジャックは、ソーヤーと一緒にいるケイトの元へ。ソーヤーのいつもの茶化しをかわし、ケイトに同行を打診する。ケイトは快諾、面白くなさそうなソーヤーを尻目に2人は森の中へと出発する。
一方、「妙案を思いついた」というバーナードは、ビーチの端にみんなを集めていた。
「救助されたいのに、なぜなにもしない?」と説教をぶつバーナード。
「食料を落とした飛行機が通ったなら、他の飛行機が通る可能性もある。だから、ビーチに巨大なメッセージを書こう。もしかしたら、衛星写真に写るかもしれない」と提案する。
しかし、意外にもローズが異を唱えるのだった。
「あなたはみんなに無駄な希望を与えようとしているだけ」
彼女の言葉に納得がいかないバーナードは、"絶対メッセージを書き上げる"と宣言する。
ローズとバーナードの過去が回想され。。。
ローズの車が雪積もる道にはまってしまったのをバーナードが助けたのが2人の出会いだった。。。
出会って5ヵ月後、バーナードはローズにプロポーズする。
彼女の答えは、「私、もうすぐ死ぬの」。
病気で余命一年だというローズ。呆然とするバーナードは、それでもふたたび結婚を申し込むのだった。。。
バーナードはそこへ集まらなかった人にも協力を要請して回る。
しかし「教会をつくっている」というミスター・エコーとチャーリーには断られ、テントを修理しているソーヤーにも相手にされない。
やがて、集まった人たちも段々と抜けていき。。。苛立つバーナードはローズに八つ当たりし、口論となる。
森の中で「うれしかった、私を誘ってくれて」と珍しく素直な悪女ケイト。(←もっともソーヤーといちゃついてるくせにジャックに冷たくされると色目を使うのはいつものことか・笑)
「サイードには断れたし、連中は君を捕まえてもさらわなかった、やつらは君にも僕にも興味がないから」と憎まれ口のジャック。
すると、ケイトは草陰に落ちている人形を見つける。歩み寄って人形を拾おうとするケイトに、それを制止しようとするジャック。
その瞬間、2人は網の罠に捕まってしまうのだった。
抱き合う形で網に吊り上げられてしまった2人は、ジャックのズボンのお尻に刺した銃を抜こうとさらに密着。緊迫感のないイチャイチャ・シーンを繰り広げたあと、なんとか銃を確保。吊り上げているロープを撃ち抜き、脱出に成功する。
SOSを描く作業をつづけているバーナードは、最後に残ったジンとも意思の疎通が図れない。やがてジンも去っていき、一人きりになってしまった。
めずらしくハッチから出てきて、ビーチでたたずむロック。
すると、ローズがやってきて「イラついてるのね。大丈夫よ、足はすぐによくなるわ」と声を掛ける。
「ジャックは最低でも4週間はかかると言ってる」とロック。
「でも私たちは知っているじゃない、そんなにはかからないって」と微笑みかけるローズ。
ローズとバーナードの過去が回想され。。。
オーストラリアに新婚旅行に出かけた2人。
バーナードがローズを連れて行った場所は"ウルルのアイザック"と呼ばれるマジナイ師の元だった。
機嫌を損ねるローズだったが、バーナードの想いを聞き入れ、治療を受けることに。
しかし、ローズの顔に手をかざしたアイザックは「残念です、私にはどうにもできません」と告げる。
とくに動揺することもないローズは「夫には治ったと言います」と言うのだった。
一人作業をつづけるバーナードの元に、食事を持っていったローズはこう言う。
「謝ることがあるわ。あなたに嘘をついた。オーストラリアでアイザックは何もしなかった。」
戸惑うバーナードに「でも、私はよくなってるわ。この島のおかげよ」とつづける。
「なぜ、アイザックが治したのでないと言い切れる?」と食い下がるバーナード。
「わかるのよ。信じて」と言うローズ。
実はローズは、飛行機搭乗前に車椅子に乗るロックの姿を覚えているのだった。。。
「君は救助されるのを望んでないんだな? 君がここを離れないなら、私も離れない。ずっとここにいよう」とバーナード。。。
ハッチに戻ったロックには、いつもの表情が戻っていた。
ローズとの話で、初心を思い出したのだろう。。。
一方、罠から脱出したジャックとケイト。スコールの中、"境界線"へ向かいながら、ケイトがクレアがさらわれた別のハッチの件を話し、またも口論に。
やがて、目的地に到着。ジャックはアザーズに向けて大声を張り上げるが、彼らは現われない。
日も暮れ、火を焚いて"彼ら"を待つ2人。
「キスしてごめんなさい」とケイト。
「謝るなよ」とジャック。
そのとき、なにかが近づいてくる気配が。。。
やがて、タイマツを持つ人間が倒れこんでくる。
2人がその人物を助け起こすと、それは"マイケル"だった。。。
♯
おお、ようやくマイケルがご帰還ですね。
これで少しは話しが進むのか、はたまた元の木阿弥か。。。
ローズも奇跡の体感者だったんですねー。
バーナードとローズのエピソード、なかなかよい話だったのですが、最大の貢献はロックが"元にもどった"風なこと(笑)
それはそうと、ケイト、相変わらずですなー。
なんだろ、この悪女っぷり、私がジャックなら絶対。。。騙されてる(笑)