EPISODE#109「日没」
F.S.W.
住宅街にタクシーに乗ってやってきたサイード。
躊躇しながらも、とある家の呼び鈴を鳴らす。
出てきたのは愛するナディア。しかし、あとから子供たちも出迎える。
さらに、サイードの兄オマールも登場。
そう、ナディアは兄の妻になっていたのだ。。。
甥っ子たちに慕われているサイード。クリーニング業を営むオマールは仕事に忙しそう。
サイードとナディアの間には微妙な空気が流れているが、オマールもそのことに気付いているようだ。。。
島。。。
ジャックから話を聞いたサイードは、道厳のところに乗り込む。
「この機械に私をつないで行った拷問を、テストだと?」
「人にはそれぞれ天秤があり、片方には善、もう片方には悪が載っている。この機械でその天秤がどちらに傾いているかがわかる。君の場合、悪に傾いていた」と道厳。
「だから、毒殺しようとしたのか?」
道厳とサイードの格闘が始まる。息詰まるアクションシーン☆
あのサイード相手に、道厳強し♪(←真田△)
サイードを抑え込み、喉元にナイフを突き立てようとするが、机の上の硬球が床に落ち、それで我に返る道厳。
「ここから出ていけ。二度と戻るな」と道厳。(←硬球になにかいわくありそうですね?)
テンプルの壁の外(の灰の結界の外)に偽ロックとクレア。
「行けるか?」と偽ロック。
「約束は守ってよね。私の望みはアーロン」とクレア。
偽ロックが了解すると、クレアはテンプルに向かう。
F.S.W.
夜中、寝入っているサイードのところにオマールが現れる。
「困っていることがある」と彼。
オマールは、クリーニング店の2号店を出すためにある男から金を借り、全額返済したが、利子を払い続けろと脅されている、と話す。
「お前の力で彼を説得できないか?」とオマールは頼むが、「もう足を洗ったんだ」とサイードは断る。
島。。。
テンプルを出ていこうとするサイードにマイルズが声を掛ける。
サイードは事情を説明、すると「君を生き返らせたのはやつらじゃない」と意味深なことをマイルズが言い出す。
そのとき、クレアがテンプルに入ってくる。驚くサイードとマイルズ。
アザーズたちに緊張が走り、道厳が対応に出る。
「彼が会いたいそうよ。外で待ってるわ」とクレア。
「行くわけないだろ。ここから一歩でも外に出れば、彼に殺される」と道厳。
「じゃ、殺されない人を寄こせば?」と言ってクレアは引き返すが、道厳は彼女を捕える。
クレアを穴倉に閉じ込め、ジャックとハーリーをすぐ呼ぶよう、側近の男に指示する道厳。
が、2人が行方不明だと聞き、「すぐに探せ!」と怒りをあらわにする。
「事情が変わった」と言い、道厳はサイードを再び部屋に招き入れる。
クレアと何の話をしていたのか、尋ねるサイード。
道厳は黒服男のことを話す。
「彼女は"怒れる男"に操られている。彼は長らく囚われの身だったが、ジャイコブが死んで自由の身になった。彼は島のあらゆる生命を根絶やしにするだろう」
大切に保管されていた短剣をサイードに差し出し、「殺してほしい。彼は、君の知人で死んだ者の姿で現れるだろう。彼に会ったら、間髪入れずこれを胸深く突き刺せ。会話したら手遅れだ」とつづける。
「なぜ、あんたの頼みを聞かなくちゃいけない?」と当然の拒否反応を示すサイード。
「まだ君に善の部分が残っていると言うなら、それを示せ」と道厳。
F.S.W.
オマールが暴漢に襲われたと知り、病院に駆けつけるサイードとナディア。(←例のごとくジャックの病院ですw)
脅されている男の仕業だと考えたサイードは病院を出ようとするが、「馬鹿なことはやめて」とナディアに諭される。
島。。。
テンプルを出たサイードは、ケイトに出くわす。
「なにかあったの?」とケイトは尋ねるが、マイルズに聞いてくれといってサイードは森の中へ入っていく。
テンプルに戻ったケイト、さっそくマイルズと話をする。
「お帰り。俺も行こうかと思ったけど、どうせ(ソーヤーの)あの様子じゃ、キレて追い返されるのがオチだと思ってさ」
マイルズの読みに、苦笑いのケイトw
しかし「そうそう、オーストラリア女が戻ってきたぜ」と聞き、驚く。
サイードの前に、偽ロックが現れる。
言われた通り、間髪入れず短剣を突き刺すサイード。
しかし、偽ロックは顔色ひとつ変えず、短剣を抜き、サイードに返す。
「なんなんだ?」と呆然とするサイード。
「君には私を殺せないとわかっていて、頼んだんだよ、道厳は。そうすれば、私が君を返り討ちにすると企んだんだろう。同情するよ」と偽ロック。
「伝言を頼みたい。クレアが言うより、君からの方が効果的だ。そのかわり、欲しいものはなんでも手に入れよう。たとえ、死んだ者でも」という申し出に動揺するサイード。
F.S.W.
オマールの手術は成功、容態も安定し、ナディアは自宅に戻ってくる。
ナディアはサイードに「私のことを愛してるのに、なぜお兄さんに押し付けたの?」と訴える。
「過去のおぞましい罪を償おうと、この12年間あらがってきた。しかし。。。俺は君にふさわしい男じゃない」とサイード。。。
島。。。
テンプルに戻ったサイードは、演説をぶる。
「ある男からの伝言だ。ジェイコブは死んだ。君らは自由だ。彼は島を出ていくと言っている。一緒に行きたいものはここを出て、彼と合流しろ。日没まで待つ、と」
「日没を過ぎてもここにいたら?」とシンディが質問する。
「君らは死ぬ」とサイード。
クレアを探して、テンプルの奥にやってくるケイト。
すると、側近の男が現れ、声を掛けてくるが、「クレアはどこ?」と一点張りのケイトに仕方なく案内する。
クレアは穴倉に閉じ込められていた。
穴倉の上から、声をかけるケイト。
再会を喜び合う2人だが、ケイトがアーロンのことを話すと、クレアの顔がみるみると険しく。。。(ケイト、それに気づかないのか!?w)
そのとき、「もう時間だ」と側近の男が現れ、ケイトを連れ戻す。
「必ず助けるから」と言い残すケイト。
しかし「助けはいらない。彼が来るわ。だれも止められない」と余裕の笑顔を見せるクレア。。。
テンプル内はサイードの伝言により騒然としていた。
シンディをはじめ多くの住人たちがテンプルを出ていく。側近の男は皆を引き止めようと必死。
サイードは短剣を持って道厳の元へ向かう。
F.S.W.
サイードのところに男たちがやってくる。オマールに金を貸した男の手下らしい。
アジトに連れてこられたサイードはボスと対面する。キーミーだ!(←シーズン4でウィドモアに雇われた傭兵)
彼はサイードにオマールの代わりに金を返せと脅すが、サイードは難なく手下を撃退、奪った銃をキーミーに向ける。
慌てたキーミーは「わかった。借金はチャラだ。だから落ち着け」と命乞いをするが、あっさり射殺するサイード。
すると、奥の部屋から物音がする。慎重に様子をうかがうと、一人の男が拘束されていた。こんどはジンだ!!
島。。。
神殿の泉でたたずむ道厳。そこへサイードがやってきて、
「他人に私を殺させようとしたのは2度目だ。自分でやる機会もあったのに、なぜだ?」と尋ねる。
身の上話をはじめる道厳。
「昔、大阪という街で銀行員をしていた。私は優秀で、仕事は順調、ある日昇進祝いでつい酒を飲み、その足で、野球をやってる息子を車で迎えに行き、事故を起こしてしまった。私は助かったが、息子は。。。するとジェイコブが現れ、息子を救えると言った。その代り、島に来て仕事に就かなければならない、息子にも2度と会えない、と」(←硬球はその息子との思い出の品なんですね)
同情するサイード。
「壁の外の男も、君に同じような条件を出したのだろう?」と道厳。
うなずくサイード。
突然、サイードは道厳を掴み、泉へダイブする。
そのまま道厳を泉に沈めるサイード。道厳は溺れ死んでしまう。。。
そこへ側近の男が血相を変えてやってくる。
「なんてことを。この人がアレを締め出していたんだぞ」とサイードを非難する。
しかし、サイードは彼も斬殺する。
道厳の結界が解け、煙のモンスターがテンプル内に侵入、人々を次々に襲う。
マイルズはケイトとともに建物内に逃げ込むが、「クレアを連れてくる」と言うケイトとは別れる。
すると、彼の前にイラーナたちが現れる。フランクの姿に驚くマイルズ。
ベンはサイードを呼んでくると出ていく。
ケイトは穴倉からクレアを連れ出そうとするが、「ここの方が安全」とクレア。
実際、ケイトは煙に襲われそうになり、穴倉に避難する。
ベンが泉の部屋にやってくると、サイードはじっと泉に浮かぶ2人の姿を見つめていた。
「来い。出口を知ってる」とサイードに声をかけるベン。
しかし、サイードの顔には狂気が宿り、あのベンでさえ後ずさりするw
サンはマイルズからジンの消息を聞き驚くが、とりあえずいまはそれどころではない。
イラーナ先導のもと、フランク・マイルズ・サンは秘密の通路に逃げ込む。
テンプルは死体の山となっていた。
サイード、クレア、ケイトがテンプルの外に出ると、偽ロックが合流したアザーズたちとともに待っていた。
偽ロックと初対面のケイトは驚きの表情。
しかし、偽ロックはケイトを一瞥、男たちを引き連れ森の中へ入っていく。。。
♯
うおー、道厳、あっさりとお亡くなりになりましたね(T.T)
最初のサイードとの対決では、あんなに強かったのにーー。
あの格闘アクションはさすが元JAC♪
ちなみに、流行語大賞候補に「本田△」が入ったので、使ってみました「真田△」。
ご存じですか?
「真田△」→「真田 三角形」→「真田さん,カッケー」という意味です(^^)
まぁでも、死んだ場所は"奇跡の泉"ですからね、生き返るのは必至!?w
テンプルもいとも簡単に陥落。
ジャックとハーリーが最後の望みの綱みたいですね!?