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EPISODE#56「偽りの場所」

(前回から引き続き)「いいから逃げろ。そして、無事逃げ切れたら、無線で連絡して、墜落した日俺が君にした話をしろ。それまではベンの手術はしない」と告げるジャック。
「ダメよ、あなたをおいて行けない」と返すケイト。
しかし、しっかり隙をついて、ソーヤーとケイトはダニーたちを殴り倒し、檻の中に閉じ込めることに成功する。
森の中へ逃げ込む2人。

手術室では、アザーズのほかの男トムがジュリエットに縫合するよう命令するが、外科医でない彼女には無理な話だった。
しかし、ジュリエットは2人を連れ戻すよう指示を出す。
「そんなことをしたら、ベンは本当に死ぬぞ」と制止するジャック。
「あなたには見殺しはできないわ、ジャック。早く連れ戻すのよ。もし必要なら殺して」と彼女。

ジュリエットの過去が回想され。。。
マイアミ大の研究所に勤めていたジュリエット。姉の不妊治療のため研究中の薬を盗み、試していた。
「雄のハタネズミを妊娠させることに成功した」というジュリエットは、その功績が認められ、「Mittelos Bioscience」という研究機関から引き抜きの声がかかる。
それは彼女にとって魅力的なオファーだったが、元夫で研究所長の管理下から抜け出すことができない彼女は、断りを入れる。
その際「彼がバスにでもはねられれば話は別だが」と口走ってしまい。。。

「あなたの計画は失敗するわ。この島はあなたたちのいた島とは別の島なの。3キロほど離れてる。ボートでもないかぎり脱出は不可能よ」とジュリエット。
それを聞き愕然とするジャック。
しかし、ジャックは報復として、ジュリエットが「ベンを事故に見せかけて殺すよう命令した」ことを暴露する。
顔色が変わるトム、焦って否定するジュリエット。
しかし、怒ったトムは手術室から彼女を追い出す。

閉じ込められていたダニーたちは仲間に救い出され、ソーヤーとケイトの後を追う。
その2人は海岸に到着し、沖にある島を目の当たりにする。
ボートが必要だ、とジャックに無線連絡するケイト。
しかし、そのときダニーたちが追いつき、銃撃される。
命からがら、ふたたび森の中へ逃げ込む2人。
ソーヤーの銃の弾も尽きてしまい、追い詰められる2人。
そのときアレックスが現われ、アザーズの一人を倒し、2人を隠れ場所へ導く。

手術室ではケイトを心配するジャックだったが、突然ベンが声を掛ける。
数分前に麻酔から目覚めたのだった。ベンはジュリエットと話がしたいと言う。

なんとか追手を巻いたケイトたち3人。
「ボートを貸す」というアレックスに「偶然会った俺たちを助け、気前よくボートも貸すってか?」とソーヤー。
「お願いがあるの。私の恋人を助けて」とアレックス。
その恋人が借りのあるカールだと知り「行くぞ」とソーヤー。

ジュリエットが手術室に戻ると、ベンは2人きりにしてくれとジャックに頼む。
「では、3分だけ」と言い、ジャックは部屋を出る。
なにやら密談する2人。
話を終えたジュリエットは「私がお友達を逃がしてあげるから、あなたは手術を続けて」と言って出て行く。

モニター室に向かったジュリエット。監視カメラの映像から2人がアレックスと一緒であることを知る。

ケイトたち3人はカールが囚われているとおぼしき建物に到着。
見張りを「チューバッカ作戦」で撃退し、洗脳部屋に監禁されていたカールを救い出すことに成功、ボートのある海岸を目指す。

その建物に遅れて到着したダニーは気絶している見張りを叩き起こし、事情を聞く。
そこへジュリエットも到着。「2人を逃がすわ。ベンの命令よ」と告げるが、聞く耳を持たないダニーは2人の後を追う。

ジュリエットの過去が回想され。。。
「Mittelos Bioscience」の面接から戻ったジュリエットを、姉が待ち構えていた。
不妊治療が成功し、妊娠したのだと言う。よろこぶジュリエット。
さっそく元夫にも報告するが、彼はジュリエットの目の前でバスに轢かれてしまう。

ジャックはベンの手術を再開するが、ジュリエットたちがいないため、血が苦手なトムが助手を務める。
「あんたたちは島を出られるのに、なぜ彼を病院に連れて行かない?」と尋ねるジャック。
「それは空が紫色に光った日以来。。。」とトムが返事をしている途中で、ジャックが動脈を切ってしまい、大量出血、対処におおわらわになる。

ボートのところに辿りついたソーヤーたちは、カールをボートに乗せて出帆の準備を進めていた。そこへ銃を持ったダニーが現われる。
丸腰で対峙するソーヤー。
銃声が2発響く。しかし、倒れたのはダニーだった。
なんと、横からジュリエットがダニーを射殺したのだ。

ジュリエットは、ソーヤーたちに出発するよう促すが、アレックスは残るよう言う。
理由を問うアレックスに「お父さんが目を覚ましたときあなたがいなければ、きっとカールを殺すわ」とジュリエット。
仕方なくカールとの別れを惜しむアレックス。
ジュリエットはケイトに無線連絡をさせる。
ケイトの話から無事脱出できたことを悟ったジャックは、「約束してくれ。俺を救うために戻らないと」と言って無線を切る。
ボートに乗り、島に向けて漕ぎ出すソーヤーとケイト。

ジュリエットの過去が回想され。。。
死体安置所で悲嘆にくれるジュリエット。
そこへ現われたのは、「Mittelos Bioscience」社のアルバートと同僚のイーサン。
そのあまりのタイミングのよさに、この事故に疑念を抱くジュリエット。
しかし、アルバートはとぼけ、「まずは半年でいいですから」と再オファーを提示するのだった。。。

手術が無事終わったジャックのところへ戻ってきたジュリエット。
「何を言われて、やつを助ける気になった?」と尋ねるジャック。
「私はここに3年もいるのよ。ベンは、私があなたを助ければ、私を故郷に返してくれると言ったの」と言って、泣きながら去っていくジュリエット。

今回ジュリエットのフラッシュバック(回想)だったのにビックリしましたが、彼女も被害者の一人だったとはさらにビックリ。
だから、ジャックたちに好意的だったんですねー。

そして、島では女性が不妊状態になるらしい、ことが判明。。。

それはそうと、色んなブログの書き込みを見てると、女性に人気ないですね、ジュリエット。
男の私としては、まだ信用しきれないにしても、今までLOSTに登場した女性キャラの中では好きな方なのですが(笑)

また、前回(?)でのダニーのセリフ「ジェイコブのリストにない医者」とか、今回の洗脳映像のひとつ「神はジェイコブを愛す」など、"ジェイコブ"という名前がちょくちょく出てくるようになりました。
まだ謎の人物ですが、今後のカギになりそう!?

あと、トムのセリフ「それは空が紫色に光った日以来。。。」のあとも気になります。
まさか、あの日以降、彼らも脱出できなくなった?

EPISODE#55「誓い」

朝、目覚めるケイト。ソーヤーをみると、朝からやさぐれてる模様w
やがて、アザーズたちが来て労働に連れ出される。

ケイトの過去が回想され。。。

ベンのレントゲン写真を調べていたジャックはこう言う。
「今ならまだ手術可能だが、この調子だと一週間後にはできなくなる。昨日でも遅いぐらいだ」
顔色を変えたベンは「任せる、やってくれ」と言うが、「勘違いするな、やるとは言ってない。あんたがどうやって死ぬか教えただけだ」とジャック。
"手術をすれば、解放する"というベンの言葉を信じていないジャックだった。

森の中で息を引き取ったエコー。
ロックは(葬儀つづきの)ビーチには運ばず、そこに埋めることにする。そのためのスコップを取りに一人ビーチに戻ろうとするが、サイードも無理やり同行する。
2人きりになると、サイードは「エコーはなにに殺された?」と尋ねる。
「みなが"怪物"と呼ぶものだ。怪物かどうかは疑問だが」とロック。
「なんだと思う?」とサイード。
「あれが我々を呼んだ。エコーの死にも理由がある、それがなんだかはわからないが。。。」

ケイトとソーヤーが働かされていると、侵入者を告げる警告音が鳴り響く。
侵入者はアレックスだった。
彼女はパチンコを使い、ケイトの救出を試みるが、すぐさま捕まってしまう。
アレックスが連れて行かれる間際、ケイトにこう叫ぶ。
「こいつらに何を言われても信じちゃダメ。彼氏を殺されるわ、私の彼みたいに」

作業を再開してしばらくすると、ケイトの前にジュリエットが現われ、一緒に来るよう告げる。来ないとソーヤーが危険、と言われ、女同士の視線がバチバチw

ケイトの過去が回想され。。。

ケイトが連れて行かれたのは、ジャックのガラス越しの部屋だった。
ひさしぶりの再会を果すジャックとケイト。
しかし、すぐにベンの手術執刀を懇願しはじめるケイトに失望するジャック。
泣きながら「そうじゃないと、ソーヤーを殺すって」というケイトの話を聞こうとしないのだった。。。

森の中、ロック、サイード、デズモンド、それに新顔のカップルの5人でエコーの葬儀を行っていた。
ロックは墓標として、エコーの棍棒を地面に打ち付けるが、その際棍棒に刻まれた「目を上げて北を見よ」という福音書の言葉を目にする。

檻に戻されたケイト。やがて、ソーヤーも労働から戻ってくる。
アザーズが立ち去ると、ケイトはジャックとの一件を話し始める。
ケイトが自分のためにジャックに手術をするよう頼んだと知ったソーヤーは「なんでそんなことをするんだ。俺のことは放っておけ」と怒る。
それを聞いたケイトも逆ギレ。ふたたび檻を抜け出し、ソーヤーの檻の錠を壊し、「ジャックに頼りたくなければ、自分で逃げなさいよ」と迫る。
仕方なく、真相を打ち明けるソーヤー。
「逃げる場所はない。ここは元いた島から3キロぐらい離れた別の島なんだ。人魚になるか、ボートでもなければ脱出は無理だ」
それを聞いてケイトはさらに逆上。
「あんた、それをいままでずっと隠してたの!?なんで?」
「お前には希望を持っててほしかったんだ」とソーヤー。
おもむろにキスをするケイト。
盛りがついた2人はおっぱじめます♪

え〜、こんなときにこんなところでぇ?アザーズも監視してるでしょ?(←ケイトはともかくソーヤーは知っているはず)

ケイトの過去が回想され。。。

眠っていたジャックは、インターホンの雑音で目覚める。
インターホンからは、かすかな声で"ドアを開けて"と聞こえる。
ドアを開けると、カギが開いていた。
外に出るジャック。モニター室を覗いたあと、武器庫に行って拳銃を手にする。
ふたたびモニター室に戻ると、モニターのひとつには、裸で抱き合うソーヤーとケイトの姿が映し出されていた。。。
動揺するジャック。振り向くとそこにはベンが立っていた。
ベンに銃を突きつけるジャック。
「自分の棺にクギを打ったも同然になるのかな」とベン。
しばし考えをめぐらせたジャックは、銃を下ろし、こう言う。
「明日、朝一番にやる。準備を整えろ。ただし、ひとつ条件がある。手術が終わったら、俺をこの島から出せ」
「わかった」とベン。

ケイトの過去が回想され。。。

助手のジュリエットを従え、手術室に入るジャック。
ベンは麻酔で眠りに落ちる。
ジャックが執刀を始めると、ダニーはソーヤーの檻に向かう。
妻のコリーンを殺されたダニーは復讐のため、ソーヤーだけを檻から連れ出し射殺しようとするのだった。。。

一方、ジャックは執刀中にわざと腎臓を傷つけて出血させ「1時間以内に縫合しないとベンは死ぬ。無線をもってこい」とアザーズたちを脅すのだった。

ダニーがまさに引き金を引こうとした瞬間、無線連絡が入る。
応答すると「医者の先生がベンを殺すと言ってる。無線をケイトに渡せ」と言われる。
訳もわからず、ケイトに無線を渡すダニー。
ジャックは「1時間ある、逃げろ!」と無線でケイトに告げる。
「あなたをおいて行けない」と言うケイト。
「いいから、逃げろ!!」と叫ぶジャック。

回想シーン(FB)でケイトの結婚生活が明らかに。。。
って、警官が相手じゃ、いくらケイトでも無茶しすぎでしょうw
それに、アメリカでは結婚しても偽名(=モニカ)なのがばれないのか?

それにしても、あんなとこでやっちゃうソーヤー&ケイト。
アザーズも止めに来ないのはなぜ?と思ったら、そんな計算づくだったんですねーw
さすが策士・ベンと言うところでしょうか。
しかし、その上を行ったジャック。
というか、"策士、策に溺れる"の感が大ですが(笑)

ラスト、この期におよんでも「あなたをおいて行けない」と言うケイト、さすがだな〜w

EPISODE#54「懺悔」

2日も昏睡状態がつづくミスターエコー。
キャンプに戻ったサイードも様子を確認するが(で、ジンとサンは?)、起きる気配のないエコーを置いてテントを出る。ロックのところに戻った報告をしに行くのだ。

一方、昏睡状態のエコーは、イェミとの過去にまつわる夢を見ていた。。。
すると「エコー、起きろ」という声がして、エコーが目覚める。
そこには、火のついたライターを片手にイェミが立っていて、こう言う。
「罪を懺悔する時だ。裁かれるんだよ、兄さん。先に行って待ってる。僕の居場所はわかるね?」

エコーのいるテントを離れだしたサイード、ハーリー、チャーリーは、振り返るとテントが燃えていることに気付き、慌てて引き返す。なんとかエコーを救い出すが、エコーは「弟が。。。イェミが。。。」とうわ言を繰り返していた。彼らはエコーを安全なところに寝かせ、消化活動をはじめる。
そこへ、ロックが駆けつけ、エコーの安否を問うが、寝かせた場所を確認すると彼は姿を消しているのだった。

水槽部屋の中で筋トレに励むジャック。
そこへ、ベンがやってきてジャックを散歩に誘う。しかも白装束に着替えるよう言う。
しぶしぶ応じるジャックだったが、ベンに「首は痛むか?」と問う。
例のレントゲン写真の患者はベンだ、と踏んだジャックが鎌をかけたのだ。
「なんのことだ」ととぼけた風なベン。
連れ出されたジャックの行き先は、コリーンの葬儀だった。
ベンは葬式の中心へ、ジャックは遠巻きに参加するのだった。
ジュリエットを見つたベンは彼女に近づいてささやく。
「なぜ彼に私のレントゲンを見せた?」
「誰のか、は言ってないわ。悟られたのね」と彼女。
遠くのジャックを見つめるジュリエット。

ふたたび、ビーチではロックとサイード、デズモンドの3人が作戦会議中。
ジャックたちを救い出すために、デズモンドはハッチのコンピュータは他のステーションへの連絡ができるはずだと提案する。しかし、"スワン"は吹っ飛んでしまったため、"パール"を目指すことに。
そこへハーリーとチャーリーがエコーの捜索から戻ってくる。しかし、収穫はなかった模様。
エコーが姿を消す前の様子をチャーリーから聞いたロックは、エコーは"パール"の上の墜落機を目指していることを悟り、出発を急ぐ。

ロックの予想通り、エコーはヨレヨレの状態で森の中を進んでいた。

エコーの過去が回想され。。。

ロックは"パール"へ向かうメンバーを募り、サイード、デズモンドのほかに新顔2人(カップル)が加わる。

森の中のエコーは、かつて自分が殺めた人の幻覚や"怪物"と呼ばれる黒い煙などを目撃しつつ、なんとか小川にたどり着く。
そこへロックたちが追いつく。

水槽部屋に戻ったジャック。ジュリエットが持ってきたチーズバーガーに感激する。
ジュリエットも苦労してチーズバーガーをこしらえたそうで、いい雰囲気に♪
しかし、そこへやっぱりベンが登場w
ジュリエットに席を外させる。
2人きりになったベンとジャック。
ベンはジャックに「自分たちが敵でないことを納得させ、信用を得て、手術を自分から進んで行うよう仕向ける計略」を独白する。
ジュリエットがジャックの元妻に似ているのも、計略の一つだそう。
しかし、レントゲン写真を見られたことでその計画は崩れ、手詰まりのベンは素直にジャックに手術を依頼する。
「君は神を信じるか? 私の腫瘍が見つかった2日後、脊髄外科医が空から降ってきた。これが、神の御技じゃないなら、なんなんだ?」

エコーと合流したロックたち一行は、ようやく墜落機に到着。

エコーの過去が回想され。。。

サイード、デズモンドたちは"パール"ハッチの中へ。
エコーとロックは機内へ入るが、イェミの遺体は消えていた。
「跡形もなく焼けたか、動物が入り込んだか?」と諭すロックだったが、失意のエコー。
ロックはサイードたちの後を追ってハッチの中へ入るが、エコーは一人墜落機の脇で佇んでいた。
ハッチ内では、コンピュータは連絡に使えそうになかったが、モニターを回復させるとひとつのモニターにどこかの基地が映し出された。
無人の映像にみんなが注目していると、突然、眼帯をした男が現われ、カメラの電源を切るのだった。
「気付かれたらしい」と楽しげなロック。

水槽部屋で思案顔のジャック。
ガラス越しの部屋にジュリエットが現われ、「映画(のビデオ)を持ってきた」と言う。
TVのセッティングを始める彼女。ジャックは「いらない」と断るが、「じゃ、音は消すから画だけでも」と彼女。
ジュリエットはジャックにいままでのことを謝罪し、ベンの偉大さを語り始める。
そう、ジャックの説得を試みているのだ。
しかし、TVの中の映像は映画ではなく、メッセージボードを持った彼女自身が映し出されていた。そのメッセージボードにはこう書かれている。
"話していることは無視して。ベンは嘘つき。そして、とても危険。変革を求める声も。でも、事故に見せかけないと。救うふりをして。あなたは私が守る"

墜落機の脇で佇むエコー。しかし、ふたたびイェミの幻影が現われ、彼の後を追っていく。
イェミと対峙するエコー。
「私は神に許しを請わない。罪を犯していない。生きるために必要なことをしただけだ。望んだ人生ではなかったけれど、これが自分に与えられた人生。精一杯生きてきた」と語り、ひざまづく。
しかし、イェミは「私を弟だと思って話しているな」と言って姿を消す。
エコーは驚き、「お前は誰だ!?」と言って後を追う。
すると、黒い煙が現われ、エコーを捕らえ、木々に叩きつけ回す。

その大きな音を聞いたロックたちがハッチを飛び出してくるが、そこには地面に倒れたエコー。
ロックはすぐさま抱き起こすが、何か言って、息絶えてしまう。
「最後になんと?」と尋ねるサイードに、ロックはこう言う。
「つぎは、君らの番だと」

やっぱり、あっさり死んでしまいましたね、エコー。
というのも、アナ・ルシアたちと同様、"逮捕による降板"が真相ですからねー。
そりゃ、"懺悔"していただかないとw
なので、エコーが織り成す今回のメインストーリーにはあまり興味なく(笑)、気になるのはサイドストーリーであるジャックの方。

ベンはジャックに手術をしてくれるよう頼みに来ますが、ジュリエットは助けるふりをして彼を殺すよう示唆。
ベンとジュリエットに確執があるのは明らかですが、素直に受け取っていいのか?
はたまた、裏があるのか? どうする、ジャック?

しかし、アザーズが普通の人と変わらないことが明らかになるにつれ、疑問が。。。
昔のミステリアスさはなんだったんでしょうか?
森の中のささやきは? ルソーが怯える裸足の男たちは? アナ・ルシアらの仲間をさらってどうした?

アレックス(ルソーの娘)、ウォルト、妊娠中のクレア、アナらのキャンプの子どもなどをさらったのとジュリエットが不妊治療医であることは、なにかしら符号する理由がありそうですが、ウォルト解放の交換条件としてジャックをほしがったんですよね?
ベンの腫瘍摘出でジャックが必要だったなら、もっと早くからジャックに興味を示してもよさそうだったのに?(←マイケルの後を追っていったらアザーズに追い返されたりしてましたよねー)

そうそう、黒い煙もついに人を殺しちゃいましたねー(笑)

EPISODE#53「自らのために生きよ」

海辺でアーロンをあやすクレアを見つめるデズモンド。
しばらくして彼はクレアに話かける。
「ここの屋根はまずいな。しばらくビーチの方へ行ってくれないか。私が直しておくから」
状況がつかめないクレアは、戸惑いながら「ちょうどアーロンが寝たところだから」と断るが、デズモンドも引き下がらない。
そこへ、めざとくやってきたチャーリーが言う。
「俺が直すからべつにいいよ」
仕方なく、引き下がるデズモンド。

TVアニメを見せられている水槽の中のジャック。
ご機嫌斜めで、食事を持ってきたジュリエットに噛み付く。
「アニメはもういいから、拘束の目的を話せ」
それには、とりあわないジュリエットだったが、そこへベンが"緊急事態だ!"と彼女を呼びにくる。

ソーヤーとケイトを労働に連れ出しに来た男たちも無線で呼び戻される。
そう、ヨットを襲ったチームの潜水艇が戻り、サンに撃たれ、重症のコリーンを運び込むための騒ぎだった。
「なにごと?」と問うケイトに、「俺らの仲間さ、やったのは」とにやつくソーヤー。
「逃げ出すチャンスだぜ」

檻の中でなにやら始めたソーヤー。
仕掛けで出てくる飲み水で水溜りを作り、ボタンを押したときの電気ショックを使って、連れ出しにきたヤツを感電させ、パニックになった隙に鍵をかすめとるという作戦。
そんなソーヤーに、ケイトはあきれているのやら、感心しているのやら?

すると、ソーヤーの檻にベンが現われる。
檻に近づいたベンの腕をつかみ、足でボタンを押すソーヤー。
しかし、電気ショックは起こらない。
そう、一部始終を監視モニターでチェックしていたベンは電源を切っていたのだ。
逆に、警棒で殴り倒されるソーヤーだった。

ソーヤーの過去が回想され。。。

アザーズたちの話し声で、目を覚ましたソーヤー。
しかし、そこは見知らぬ室内で、台の上に縛り付けられていた。
ひとりの男が近づいてきて、「これを噛め」と言って棒をソーヤーに咥えさせ、長い針の注射器を胸目掛けて刺そうとする。
抵抗するソーヤーだったが、縛られていてはいかんともしがたく。。。

再び目を覚ましたソーヤー。胸にはなにやら手当ての跡が。
すると、ベンがウサギの檻を持って部屋に入ってくる。
ベンは檻を強く揺すり、ウサギを興奮させようとするが、なぜかウサギは死んでしまう。驚くソーヤーに、
「ペースメーカーは知っているな。このウサギには心拍数が上がると作動し心臓を破裂させるペースメーカーを埋め込んだんだ。」
そして、腕時計型の心拍計をソーヤーの腕につける。
「君ぐらいの体重、年齢だと通常の心拍数は70、興奮すると140にもなる。そうなるとペースメーカーが作動して心臓が破裂する。その心拍計は125を越えたらアラームが鳴るから、そのときはリラックスをした方がいい」
ニヤリとするベン、怒りをかみ殺した表情で彼を睨みつけるソーヤー。
「そうそう、ケイトだが、このペースメーカーのことや我々が監視していることを彼女に少しでも示唆したら、彼女にも同じものを埋め込むからね」
ここに至って万事休すのソーヤーだった。。。

檻に戻されるソーヤー。
心配するケイトになにも話すことはできず、冷たい態度をとるしかない。
アザーズの意地悪か、ケイトにシャワー代わりの水と着替えを置いていったため、ケイトは着替えることに。
ソーヤーは背を向けるが、悲しいかな男の性(笑)、盗み見してしまい、そしてアラーム発令w
シャワー代わりの水をかぶって気を静めます。。。

ソーヤーの過去が回想され。。。

ジャックの部屋に手術着姿のジュリエットが現われる。
コーリンの治療をしていた彼女だったが、不妊治療医である彼女には手に余る状態に陥り、ジャックに助けを求めに来たのだった。
サイレンが響き渡る中、麻の袋を頭にかぶせられ移動するジャック。
ソーヤーとケイトの檻の前を通ったときには、ジャックに気付いた2人が大声で呼びかけるが、サイレンの音にかき消されてジャックには届かない。

手術室の前室に着いたジャックは、手を洗い手術の準備をする間、そこにあったレントゲン写真を目にする。
ベンたちにはジャックの手助けを反対されるジュリエットだったが、ジャックを手術室の中へ促す。
ジャックは的確に処置を行っていくが、時すでに遅く、また機材の不備も重なりコリーンは帰らぬ人となってしまう。

コリーンの夫で、前日ソーヤーに殴られた男の一人であるダニーは、激怒してソーヤーの檻へ。
ソーヤーをケイトの檻の前に連れて行き、ケイトに「こいつを愛しているのか?」と叫びながらソーヤーを袋叩きにする。
興奮することができないソーヤーはされるがまま。たまりかねたケイトは「愛してる。彼を愛してる」と叫んでしまう。

ソーヤーの過去が回想され。。。

檻に戻されたソーヤー。
心配して声をかけてくるケイトにも、相変わらず冷たい態度。
しかし、一計を案じるケイトは檻を上りはじめ、上部の広くなった隙間から檻の外へ脱出する。
慌てるソーヤー。
「なにやってる?いまは様子をみろって言ったろ」
「あんたはなにも言えないくらい怯えて、嘘もついてる。この状況の方がよっぽど怖いわ」とケイト。
ソーヤーの檻の扉のところに来て、錠を石で叩き壊そうと試みる。
仕方なくソーヤーは言う。
「いいから逃げろ。俺のことは放っておけ。行け。俺のことを愛してるなら」
しかし、ケイトは「殴るのを止めるために言っただけ」とつぶやき、自分の檻に戻っていく。
「なにやってる。逃げろ。自分のために生きろ」と声を上げるが、ケイトは檻の中へもどってしまう。

一方、この一部始終をモニター室で眺めていたアザーズたち。
「いつでも殺せる」とうそぶくベンの眼差しは、別のモニターに映し出されているジャックの姿に注がれていた。

手術後、ジャックはコリーンの遺体とともに手術室に閉じ込められていた。
そこへ、ジュリエットがやってくる。
不妊治療医で患者の死になれていない彼女は動揺を隠せず「もっと早くあなたを呼んでいれば。。。」と言う。
「いや、君はやれるだけのことをやったし、初めから手遅れだったのさ」とジャック。
「私を慰めてくれているの?」とジュリエット。
ジャックを水槽部屋に連れ戻そうとする彼女にジャックは言う。
「さっきのレントゲン写真は40才前後の男性の脊椎だ。L4脊椎に大きな腫瘍がある。それで俺はたまたま脊椎外科医だ。俺は誰を救えばいい?」
ジャックがさらわれたのは、そういうわけらしいw

海岸のキャンプでは、デズモンドがゴルフのアイアンを借りて、なにやら仕掛けを作製した模様。
それを見たハーリーは「あれってアート?」と尋ねるが、「ただの実験だ」とデズモンド。
って、どこからどう見ても避雷針でしょ!?(笑)
すると、突然のスコールが襲い、クレアのテント脇のその避雷針に雷が落ちる。
目を白黒させるクレアとチャーリー。
そう、デズモンドの予知能力(?)炸裂ってやつですね。

ソーヤーの過去が回想され。。。

ベンに連れ出されたソーヤーは、なぜか山登りをさせられる。
アラームが鳴り出したソーヤーは「心拍数を上げて、俺を殺す気か?」とベンに毒づく。
しかし、不敵な笑みを浮かべるベンはこう言う。
「君の心臓は破裂しやしないさ。君に埋め込んだのは"疑惑"だけ」
おもむろにカバンの中から死んだはずのウサギを取り出し、
「こいつには鎮静剤を使ったのさ」とベン。
怒り心頭のソーヤーはベンに一発ぶち込む。
口の中を切ったベンだったが、こう言う。
「別に君に見せたかったのはウサギじゃないんだ」
さらに歩を進めると、そこは岬の先端で、海の向こうには大きな島が見える。
唖然とするソーヤー。
「この島はアルカトラズ島(※)の2倍ほどの島なんだ。そして、向こうに見えるのが君たちが住み着いた島。つまり檻から逃げ出しても逃げ延びることはできないんだよ」とベン。
「じゃ、いままでの細工は俺を手なずけるためか?」とソーヤー。
「詐欺師の尊敬を得るには、その上をいく詐欺を働くことだ。君は凄腕だ、ソーヤー。しかし、僕らほどじゃない。ただおもしろかったのは、君が動揺したのはペースメーカーよりケイトのことだった」
睨みつけるソーヤー。
「行こう。檻に戻るぞ」とベン。

※アルカトラズ島とは、サンフランシスコ湾内にある断崖の小島で、脱出不可能と言われたアルカトラズ連邦刑務所があり「ロック」「監獄島」とも呼ばれている。

ソーヤーの回想はさながら"プリズンブレイク"w
なんだかんだ言って逃げ切っていたのかと思っていたのですが、服役してたんですねー。
しかし、得意の手を使って、刑期短縮に成功♪
さらに、娘がいることも発覚します。

ペースメーカーの件は、ソーヤー本人はともかく、視聴者にはフェイクなのはミエミエでしたね。
だって、そんなにカンタンに心臓手術ができるのなら、ジュリエットはあんなに苦労しません(笑)

アザーズのアジトは別島で、そこをどうやってロックが突き止めるのか、今後の展開が楽しみです♪

EPISODE#52「次なる導き」

森の中に倒れた状態で、目覚めるロック。
事情が飲み込めず呆然としていると、近くを全裸状態のデズモンドが通り過ぎる。
声を掛けようとするが、自分の声が出ないことに気付く。
ロックに気付かず、行ってしまうデズモンド。
とりあえず、起き上がったロックの頭にエコーの棍棒が降ってくる。

ビーチに戻ったロックは、エコーが建築中だった教会の敷地でなにやら作業をはじめる。
心配したチャーリーが様子を伺いにくるが、以前ロックに殴られたことを根にもつチャーリーは、(声のでない)ロックのジェスチャーではなにを言っているのかわからずイライラする。
ようやく理解できたのは「ロックは島と話をしたい」ということだった。

ロックの過去が回想され。。。
大農園のコミュニティで新たな生活を始めていたロックは、土砂降りの中、ヒッチハッカーの若者を拾う。職を探しているというその若者エディを自分の農園に連れて行くロック。。。

教会の敷地にスウェットロッジ(←サウナ×瞑想ルーム)を作ったロックは、瞑想中の見張り役をチャーリーに頼む。

なにやら怪しい薬を調合し、それを持ってスウェットロッジに入るロック。
「それ、麻薬じゃないだろうな?」とツッコみを入れるチャーリーに、ロックは絶対中に入らないよう厳命する。

中で薬を飲み、瞑想をはじめると、突然ブーンが現われる。
動揺するロック。しかし、ブーンは「俺はあんたのために来たんだ。家族を取り戻すために。行こう、見せたいものがある」と告げる。
すると、2人は空港の出発ロビーに移動していた。ロックが乗る車椅子を押すブーン。
空港内には生存者の面々もいる。「この中に危険が迫っている人がいる」とブーン。
一人一人見回していくロックだったが、みんな違うようだ。
「あんたのせいだ。後始末をしろ」とブーンが告げたところで、ロックは我にかえる。

スウェットロッジを出たロックは声が出るようになっていた。
「なにがあった?」と尋ねるチャーリーに「エコーを助けに行かなくては」とロック。
ナイフを持って森に入るロック。チャーリーもあとについていく。
森の中でエコーの痕跡をみつけ、「彼はシロクマにひきづられてきたようだ」とロック。
チャーリーはビーチに戻るようすすめられるが、固辞してロックについてゆく。
森の中を進むと、ハッチ(スワン)のあった場所に大きな穴が開いており、ハッチは消失していた。
ロック曰く「内側に破裂した」らしい。
さらに、進むと、シロクマの食べかけのエサを見つける。
と、草陰からシロクマ襲来の気配を察し、必死に逃げる2人。
なんとか逃げ切れたと思った刹那、またも草むらに気配が。。。
ロックは大きなナイフをそこ目掛けて投げつける。
見事命中!
しかし、それはアザーズたちに解放されてキャンプに戻ってきたハーリーだった。
幸い、ナイフは手に持っていた水筒に命中し、事なきを得たが、ハーリーはビックリして目を白黒させるw

ハーリーからジャックたちのことを聞かされたロックとチャーリー。
「どうする?」と問うハーリーに、「とりあえずビーチに戻ってみんなに伝えろ」とロック。
「なにもしないの?」と不満顔のハーリーに、「いまはやることがある」とロック。
「エコーがクマに捕まったらしい」とチャーリー。

ハーリーは2人と別れ、ビーチへ。
ロックたちは、シロクマの棲家らしき洞穴をみつける。
タイマツとヘアスプレーを準備したロックは、チャーリーをおいて洞穴の中へ。

ロックの過去が回想され。。。
エディはすっかり馴染んで、農園に来て6週間になっていた。
しかし、彼を近付けさせない温室があり、なにを隠しているのか?とロックに執拗に迫る。
「爆弾でも作っているんだろ?俺にもかませてくれ」というエディに、大笑いのロックは「わかった、(オーナーに)話してみる」と告げる。。。

一人ビーチに向かうハーリーは全裸のデズモンドに出くわす。
「服を持ってきてくれ」というデズモンドに、ハーリーは自分の予備のTシャツを渡す。
デズモンドのハッチでの話を聞きながらビーチに向かう2人。
ハーリーもジャックたちのことを話すと「心配ない。ロックが助けに行くと演説をぶってた」と漏らす。
「なんのこと?」といぶかしむハーリーに「なんでもない。ちょっとまだ混乱しているんだ」と口を濁すデズモンド。

ロックの過去が回想され。。。
じつは、農園の温室ではマリファナを栽培していた。
ロックが温室の中に入ると、オーナー夫妻は荷造りをしている。
おどろくロック。
「おまえのせいだ。これを見ろ」と制服姿のエディの写真が載った書類を渡される。
そう、彼は潜入捜査官だったのだ。。。
信じがたい気持ちのロックだったが、「私がなんとかする。後始末する」と夫妻に告げるのだった。。。

洞穴の中を奥に、奥にと進むロック。すると、血まみれで倒れているエコーを発見。
しかし、彼は再びシロクマに引きずり込まれそうになる。
そこで、ロックはヘアスプレーとタイマツの火を即席"火炎放射器"にして、クマを撃退、エコーを洞穴の外へ運び出す。

瀕死の状態のエコーを担いでビーチに向かうロックとチャーリー。

ロックの過去が回想され。。。
エディを鹿狩りの名目で森の中に連れ出したロック。
やがて、彼に猟銃を突きつけ「私を選んだのか?」と問い詰める。
しかたなく、真実を白状するエディ。
しかし、後ずさりながら「やめておけ。あんたには撃てない、人殺しはできない。あんたは農民だ」と言う。
「ちがう、私はハンターだ」と言うロックだったが、エディを撃つことはできず、彼は姿を消すのだった。。。

しばらくいくと、小川の音を耳にするロックたち。
エコーに水を飲ませるため、そこでエコーを降ろし、チャーリーは小川へ。
2人きりになったロックは気を失っているエコーに謝罪する。
「すまない。君の言うとおりにしていれば、こんなことにもならなかっただようし、ジャックたちにも同行して守ることができたはずだ」
すると、「今からでも守れる」と言ってエコーが目を覚ます。
「居所もわからない」と言うロックに「見つけられる。なぜなら君はハンターだから」とエコー。
そこへ、チャーリーが戻ってくる。
「エコーの意識がもどった」と知らせるが、再びエコーを見ると気を失ったままだった。
とりあえず、急いでビーチに戻ることにする。

ようやくビーチに辿りつくと、心配したみんなが集まってくる。
「ジャックを呼ばなきゃ」という誰かの声に「ジャックは捕まった」とハーリー。
「どういうことだ?」「なぜいままで黙ってる?」と一同に動揺が走るが、ロックは、
「"他のもの"たちにジャックとソーヤーとケイトが捕まった。だが、私が探しだす。方法はわからないが、必ずだ。全員ここに連れ戻す。しかし、まずはエコーの手当てが先だ。水とタオルと救急キットを用意してくれ」と演説をぶつ。

その光景を目の当たりにして呆然とするハーリー。
デズモンドが予言したとおりではないかと。。。

シーズン2の最後、ジャックたちが捕まって終わったのが印象的すぎて、ハッチでなにが起こっていたのかすっかり忘れてましたよ。なので、こちらで復習w

ブーンの突然の再登場、ビックリしました。ってか、久しぶりすぎてすぐ名前が出てこなかったw
髪も伸びて、男前度も上がった?あの世でも成長するんですね!?(笑)

それはそうと、エコー、瀕死の状態ですが、彼(アドウェール・アキノエ・アグバエ)も飲酒運転で捕まってるはずなので、死んで降板ですかねー?

いやー、みなさん、過酷な撮影によるハワイ長期滞在で、酒を飲むしかやることがないんですかねー?
もうこれ以上、不祥事でのキャラ死亡は見たくないものです(ToT)

EPISODE#51「ガラスのバレリーナ」

サンの幼少のころが回想され。。。
ガラス製のバレリーナ像を壊してしまい、父親に問い詰められると「メイドが壊した」と嘘をつく幼き日のサン。。。

ヨットで先回りして、アザーズたちを偵察する予定だったサイード、ジン、サンの3人。しかし、アザーズたちに裏をかかれ、村は無人、丸1日経ってもジャックたちは現われない。
「山が邪魔で狼煙がジャックたちから見えないのかもしれない。場所を変えよう」とサイードは提案するが、ジンはつわりが治まらないサンの体調を心配して、引き返すことを主張する。
しかし、サンはサイードに同調、仕方なくジンが折れ、3人はヨットで移動をはじめる。

サンの過去が回想され。。。
サンは(例の)ホテル王の御曹司リーとベッドの中。
「アメリカに行こう」と言われ、真珠のネックレスをプレゼントされる。
そのとき、部屋の扉がノックされ、乗り込んできたのは。。。サンの父親だった。。。

相変わらず心を閉ざすジャックに、ジュリエットはお手製のスープを持ってくる。
部屋を出たジュリエットは、ジャックたちを監視しているモニター室のベンのところへ。
そこへ別の女性コリーンが現われ、「サイードたちがヨットに乗っている。ここが発見されるかも」とベンに報告する。
ベンは「チームを編成しろ。かならずヨットを奪え」と命令する。

ソーヤーとケイトは檻から出され、肉体労働に狩り出される。
現場へ向かう途中、コリーンと出くわし、仲間同士のヒソヒソ話からソーヤーはサイードたちの危機を知る。
現場に着くと、ケイトは石の掘り起こし、ソーヤーは石運びを命じられる。
ケイトがツルハシで土を掘っていると、脇の茂みの影から1人の女性(アレックス←ケイトとは初対面)が話しかけてくる。
「檻に、カールという少年がいなかった?」
自分の檻にかつていた少年のことを知らないケイトは「いないわ。あなた誰?」と聞き返す。
しかし彼女は「そのドレス、私のよ。似合ってるからあげる」と言って姿を消すのだった。

サイードたちは、ほどなく"廃れた"桟橋を発見。さっそく上陸して、狼煙を上げる準備を整える。
そんな中、サンはサイードに「なぜ嘘をつくの?」と指摘する。
「君は嘘にくわしいのか?」とツッコむサイード。
「ジャックたちはおそらく捕まっている。桟橋に新しい足跡があった。昨日ぐらいのものだろう」とサイード。
「じゃ、ジャックたちを待っているのではなく、アザーズを呼び寄せるための狼煙なのね?」とサン。
「そうだ、きっと偵察隊がくる。それを捕まえて、ジャックたちの居所を吐かせるんだ。ジンにはもうしばらく黙っていてくれ」とサイード。
そう頼まれ、困った表情でジンの方を見つめるサン。

ジンの過去が回想され。。。
サンの父親=ボスに呼び出されたジン。
父親の大切なものを盗んだという男の写真を見せられ、処分するよう命じられる。
拒否するジンだったが、父親の"私の息子よ"という言葉で断りきれない。
帰宅したジンは、仕事のことでサンと衝突。
「父親のいないところでやり直そう」というサンに「そんなの無理だ」というジンは、いたたまれなくなり、家を飛び出すのだった。。。

狼煙を上げると、ジンはサイードのところへ行き、銃を要求する。
戸惑うサイード。ジンはサンに韓国語でなにかを告げる。
「夫はわかっていたわ、罠だってこと。私が思うよりずっと英語を聞き取れるって。だから、分かってたって、私が裏切ったことも」とサン。
銃を受け取ったジンは、サンにヨットの中にいるように命令する。
ヨットに向かうサンに、サイードは「もしものときは厨房の防水シートの下の銃を使え」と告げる。

ソーヤーとケイトの現場にはジュリエットの姿も。
作業の合間にケイトを見つめていたソーヤーは、突然ケイトの元に近寄り、唇を奪う。
それを見て血相を変えて止めにくるアザーズたち。が、その男2人を殴り倒し、銃を奪うことに成功するソーヤー。
形勢逆転かと思いきや、ジュリエットがケイトを人質にとり、銃を突きつける。
仕方なく銃を捨てるソーヤーだった。

日が暮れ、草むらに身を潜めてアザーズたちを待ち伏せるサイードとジン。
しかし、彼らはサンのいるヨットに忍び込もうとしていた。
物音に気付いたサンは、銃を片手に身を潜める。

ジンの過去が回想され。。。
家を出たジンは、仕事を果すため写真の男・リーの元へ。
ホテルの部屋に入るところを襲い、「俺を知っているか?なぜ来たと?」と言って痛めつける。
そして、銃を頭に突きつけ「国を出ろ。2度と戻るな。戻ったら殺す。もうお前は存在しない」と言い残し去っていく。
ホテルを出て、建物の前に止めていた車に戻ると、フロントガラスにリーが降ってきた。。。

ヨットでは、コリーン1人が中に入ってきたため、サンは銃を向け"動くな"と脅す。
しかし、コリーンは言うことを聞かず、サンは発砲、お腹に命中する。
銃声を聞き、ほかのアザーズたちも応戦してくるが、サンは船室奥へ逃げ込む。
同じく銃声を聞きつけたサイードとジンは慌ててヨットに向かうが、アザーズたちによってヨットは発進してしまう。
海に飛び込み、泳いで後を追うジン。
サンも窓からデッキへ脱出。しかし、銃撃を受けて海に転落してしまう。
そこへなんとかジンが追いつき、無事救われる。

サンの過去が回想され。。。
リーの葬式に1人参列するサン。そこへ父親が現われ「夫の元へ帰れ」と促す。
「いつかジンに話すの?」と尋ねるサン。
「それは私の役目ではない」と言い、立ち去る父親。。。

夜になって、檻に戻されたソーヤーとケイト。
「なんであんなことを?」と問うケイト。
「警備に2人だけ手強いのがいたが、あとはチョロいぜ」とソーヤー。
どうやら、アザーズの実力のほどを探ったよう。
「やつら実戦経験がないな。スタンガンには安全装置がついてる。ただ、あのブロンド女はためらわずお前を撃てたな」とソーヤー。
「どうする気?」とケイト。
「そうだな、やつらのミスを待とう。それを突いて一気に形勢逆転だ」とソーヤー。

しかし、その2人の映像と音声はモニター室のベンには筒抜けだった。。。

ベンは、ジャックのところへ。
ベンはジャックに嘘をついたことを弁明し、自己紹介をする。
「僕はベンジャミン・ライナス。ずっとこの島に住んでいる」
無視するジャックに、ベンはテレビ録画したビデオを見せる。
それは墜落後に起きたできごと、86年ぶりに"呪い"が解けた瞬間、レッドソックスのワールドシリーズ制覇のシーンだった。
アザーズもこの島を出られないと思っていたジャックは呆然とそれを見つめる。
そして、ベンはジャックにこう告げる。
「きみが協力してくれるなら、必ず故郷に帰そう」

やはりサンは不倫してたんですねー。
で、そのことをジンも知っているようだけど、はっきりとは描かれていません。
ただ、不倫相手が死んでるってことで、お腹の子はジンの子じゃない可能性が高くなりましたねー!?

ジュリエットはソーヤーにも興味がある模様。
ただし、ベンのことは嫌いらしい。
ルックスに差がありますからね(笑)

コーリンが腹を撃たれたので、つぎはジャックの出番?
ジュリエットも医者のようですが。。。
どちらにしても、彼女が今後の展開の"キー"を握っていそうですねぇ。

あそこでレッドソックス優勝のシーンを持ってこれたのはすごいラッキーですねぇ。
墜落した日(2004年9月22日)から69日以内(という設定)に、そんな劇的な出来事があるなんてw
しかし、ジャックがアザーズもこの島から出られないと思っていたなんて意外。(前回)自分のことを調べ上げている事実から察すれば、それはないでしょう?
そんなにジャック、弱ってる?(笑)

EPISODE#50「囚われた者たち」

青い目を見開くシーンからスタート。そう、あたかもシーズン1がジャックの目からスタートしたように。
しかし、その目の持ち主はジャックでなく、ブロンド女性のもの。
彼女は、CDをかけ、鏡を見て身だしなみを整える。そう、シーズン2スタート時のデズモンドのように。

やがて、そのブロンド女性ジュリエットが近隣の住民を集めて読書会を開いていると、地鳴りとともに地震が起きる。
地震がおさまったあと、住民たちが各々家から外へ出てくると、上空を飛んでいた航空機が爆発して墜落するのを目撃する。
ベンと呼ばれる男(偽ヘンリー)が、グッドウィンとイーサンを呼び、現場に急行して生存者の情報を集めるように命令する。

薄暗い部屋で目を覚ましたジャック。
その部屋は真ん中を透明なガラス(アクリル板?)の壁で仕切られ、あたかも監視部屋のよう。腕には注射の跡が残されている。
ケイトを探すが、あたりは無人。脱出を試みる彼は、扉を蹴ったり、天井から下がっている鉄の鎖を引っ張るが、無意味だった。

ジャックの過去が回想され。。。
妻サラとの離婚に異議を申し立てるジャック。しかし、サラにはとりつく島もなく、名前も教えてもらえない新しい男のことが気になって仕方ないのだった。。。

一方、シャワー室で目覚めるケイト。傍らには見知らぬ中年男。
ケイトは彼にソーヤーとジャックの居所を尋ねるが、彼はそれには答えず、シャワーを浴びることを勧め、部屋を出て行く。
ケイトの腕にも注射の跡。仕方なく、シャワーを浴びるケイト。

こちらは、屋外の檻の中で目覚めるソーヤー。
近くにはもうひとつ檻があり、その中には少年が囚われている。
ソーヤーは彼に話しかけるが、無視される。
仕方なく檻の中を見渡すソーヤー。すると、檻にはなにか仕掛けが設置されている模様。
そこでフォークとナイフの絵が描いてあるボタンを押すと、電気ショックではじき飛ばされる。

ジャックの部屋のガラス越しに、ジュリエットが現われる。
彼女はジャックをなだめようと話しかけてくるが、ジャックは聞く耳を持たない。

ジャックの過去が回想され。。。
サラの相手の男の名前を知りたくて、ストーカーまがいの行為に走るジャック。
すると彼女の通話記録に、彼の父親の電話番号があることを突き止める。
父親を疑うジャック、正気を失ったジャックを心配する父親。
2人は口論となり、ジャックは公衆の面前で父親を殴ってしまうのだった。。。

シャワーから出てきたケイトは、服がなくなっていることに気付く。慌てる彼女だったが、代わりにドレスがおいてあり、仕方なくそれを着る。
そこへ、先ほどの男が戻ってきて、ケイトを海辺へ連れて行く。
そこには、朝食とともに彼女を待つベン(偽ヘンリー)の姿が。
ケイトはベンにソーヤーとジャックの居所を問いただすが、「なぜソーヤーが先なのかな?」とはぐらかし、「これから2週間、君はつらい思いをするから、いまのうちによい思い出をつくっておくといい」と告げる。

ジャックの部屋には、食事を持ったジュリエットがふたたび姿を見せる。
食事を差し入れようとするが、ジャックは受け付けない。
ジュリエットは心を開かせようと話しかけるが、ジャックの頑なな態度は変わらず、仕方なく部屋を出て行く。

檻の仕掛けを攻略しようとソーヤーが試行錯誤していると、無視をしていた少年が話しかけてくる。
「あんたたちのキャンプは遠いの?飛行機に乗っていたのはどんな人たち?」
作業をつづけながら、返事をしていたソーヤーが、少年の方を振り返ると、檻の扉は開かれ、少年の姿はない。
ビックリしていると、少年はソーヤーの檻の扉のところに居て、錠を開けてくれる。
喜ぶソーヤー。しかし、脱走を告げる警告音が鳴り響いており、少年とソーヤーは二手に分かれて走り出す。
森の中へ逃げ込んだソーヤーだったが、ジュリエットに呼び止められる。
手ぶら姿の彼女に一瞬気を緩めると、隠し持っていた麻酔銃を撃たれ、倒れこむ。
結局、元の檻の中へ連れ戻されてしまうソーヤー。
例の少年も捕まってしまったようで、どこかへ連れて行かれるのだった。。。

飲まず食わずのジャックのところに、みたびジュリエットが現われ、こう言う。
「あなたを連行する際に与えた薬には副作用があるの。脱水症状がでるの、いま頭と喉が痛いでしょう?できるだけ早くなにか口にしないと幻覚症状が出るわ」
説得に応じたジャックは、入り口からもっとも遠い位置に待機させられる。
しかし、ジュリエットが扉を開ける際、中を見ることができない一瞬の隙をついて、入ってきた彼女に襲い掛かる。
麻酔銃を奪い取ったジャックは、外界への出口の扉を開けるよう彼女を脅すが、「ここを開けたら2人とも死ぬわ」と彼女は拒否する。
そこにベンが現われる。
ジャックはベンに「本気だぞ、彼女を殺す」と脅すが、ベンは「いいさ。どのみち、そこを開けたら死ぬ、3人とも」と返す。
ジャックはジュリエットを放し、自ら扉を開けようとする。それを見たベンは別の扉から脱出し、ジュリエットもそれに続こうとするが閉じ込められてしまう。
果たして、ジャックが開けた扉からは大量の水が流れ込んできて、2人は濁流に飲み込まれる。
それでも、なんとか別室に逃げ込むことに成功。その瞬間、ジャックはジュリエットに殴られ、気を失うのだった。

ふたたび檻に戻されてしまったソーヤーはなんとか仕掛けを攻略、魚ビスケット1枚とわずかな飲み水をゲットする。
その仕掛けは、熊用(?)のエサやり機だったのだw
そのとき、少年のいた檻にケイトが連れられてくる。
会話を交わす2人。落ち込んでいる様子のケイトに、へらずぐちをたたき笑わせる(心配そうな)ソーヤー。

再び目を覚ましたジャック。ガラス越しの部屋ではジュリエットが書類を読んでいる。
「水槽か?なにを飼っていた?サメか?ここは海面下だな?」とジャック。
「そう。あとは、イルカとか」とジュリエット。
「ここもダーマの基地なのか?」
「ええ、ここの名はハイドラ」
「あんたたちはダーマの残党か?」
「昔の話よ、でも何者だったかは関係ないわ。大切なのはいまよ。あなたが何者かは知っているわ、ジャック・シェパード」と言って、ジュリエットは彼の経歴を全て読み上げる。彼本人だけでなく、父親の死や元妻のことも調べてあるという。
驚きを隠せないジャック。

ジャックの過去が回想され。。。
父親を殴り、留置場に入れられてしまったジャック。
父親に頼まれ、引き取りに訪れたのはサラだった。サラは「別れるのは彼のせいじゃない、あなたのせいよ」と言い残し、男と去っていくのだった。。。

「奥さんのなにが知りたいの?」とジュリエット。
逡巡するジャック。
「彼女は。。。いま幸せか?」
「ええ、いまはとても幸せよ」
涙するジャック。
「食事を持ってくるわ」と部屋を出て行くジュリエット。

部屋の外にはベンの姿が。そして「よくやったな」と不気味に微笑むのだった。。。

ひさしぶりの"LOSTワールド"堪能です♪
感想はつれづれに。。。

冒頭、アザーズの住み家は普通の住宅群でしたよ!?
やっぱり、先住民ぽいテント生活は偽りだったんですねーw

ジャック、ケイトと比べると、明らかにソーヤーの扱いが悪いですー。
注射も打たれていない?
アザーズにとって利用価値がない"おまけ"ってこと?

ジュリエットとジャックが急接近しそうな予感。
三角→四角関係へと発展か!?
アナ・ルシアの予期せぬ降板で、ジュリエットにそのあたりの役割が与えられた?

今回のジャックのフラッシュバック(回想シーン)はどうでもいいかんじ!?

新展開でやむをえないのでしょうが、盛り上がりに欠けますなぁー。
サイードやロックなど、キャンプの面々も登場せず。

この回だけなら"4400"の方が面白いなー(苦笑)

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Profile

CHARA。横浜在住。30代♂。
テレビ放映よりも、DVD-BOXを買ったり、レンタルしたりの方が手っ取り早いのですが、やはり無料は魅力ですね(笑)
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