EPISODE#18「数字」
ふたたびイカダ作りに取り組みはじめたマイケルは、海に出た際、救難信号を出す通信機のことをジャックに相談。
最大の問題は"電源をどうするか?"だったが、"あのフランス人がバッテリーを持っているかも?"ということで、サイードにルーソーの居所を尋ねることにする。
しかし、サイードはその場所を教えるのを渋るのだった。
そんなとき、ハーリーはサイードが持ち帰ったルソーの書類に、ある数字が書かれているのを見つけて驚く。それはハーリーに大金をもたらした宝くじの当たり番号だった。
ハーリーの過去が回想され。。。
[4 8 15 16 23 42]
この番号で宝くじ(ナンバーズ?)に当選した彼はもちろん有頂天だったが、その後彼を待ち受けていたのは、幸福ではなく不幸の連続だったのだ。
最愛の祖父が急死し、弟の嫁が駆け落ちし、母が怪我をし、新築した家が火事にあい、ハーリー本人も誤認逮捕され。。。
不幸の原因があの数字にあると考えたハーリーは、その数字を教えた男・レナードを病院に訪ねるのだった。
その彼は、ハーリーがあの数字で宝くじを当てたことを知ると、ひどく狼狽し、オーストラリアにいる男"サム"の名を告げる。
オーストラリアの辺境の地にあるサムの自宅を訪ねたハーリーは、サムが4年前に亡くなったことを知る。
彼の未亡人の話では、
「2人が海軍に所属していた16年ほど前、太平洋上の通信を傍受したの。それは、数字の羅列を何度も何度も繰り返していたそうよ。数日後、サムは町のお祭りで、豆の数当てゲームでその数字を使って5万ドルを獲得したの。その帰り道、交通事故に遭い、私は足を失った。その後も周りで不幸がつづき、それが自分のせいだと考えたサムは悲劇を止めるためなにもないここに引っ越した。でも結局それが止まったのは、彼が銃で自殺をした4年前だった。。。」
この数字の謎をルソーが握っていると考えたハーリーは、サイードの元から地図を盗み、1人でルソーを捜しに森へ向かう。
それを知ったジャックとサイード、チャーリーの3人があとを追い、森の中でワナにかかりかけたハーリーに追いつく。
無事ワナから逃れたハーリーと3人は、全員でルソーを捜すことにするが、途中ハーリーとチャーリーが橋を渡ったところで、その橋が落ち、4人は離れ離れに。
ハーリーとチャーリーは先に歩を進め、ジャックとサイードは回り道を探すが、偶然ルソーのアジト近辺に辿りつく。と、同時にアジトが爆発。
その爆発音を聞き、2人の元に戻ろうとするハーリーとチャーリーに向かって銃弾が飛んでくる。
慌てて逃げまどう2人ははぐれてしまい、ハーリーは銃口を向けるルソーと出くわす。
「そんな数字、知らない」と言うルソーに、詰め寄るハーリー。
ルソーはこう告げる。
「船で無線を傍受したの。その数字を繰り返していた。それで、進路を変えて調べようとしたの。遭難した後も、仲間はここで発信源を探しつづけ、何週間かして電波塔を発見した。仲間は引き続き数字の意味を突き止める努力を続けたが、やがて病に倒れ、誰もいなくなった。それで私は電波塔に行き、発信内容を変えた。
…
あの数字が私を呼んだ。それじゃ、あんたも呼ばれたの? あの時以来、全てを失ったわ、愛するものをすべて。だから、そう、あなたの言うとおり"呪われた数字"ね。」
ジャックとサイードは、戻ってきたチャーリーから、ハーリーがいなくなったことを聞き、捜しに出ようとしたとき、ハーリーがバッテリーを手に戻ってきた。
夜になり、洞窟に戻ってきた4人はつかの間の休息を迎える。
が、例の謎のハッチの縁にはその数字が刻まれていたのだった。。。
♯
一話当初から目立つポジションにいたにもかかわらず、やっと登場、のハーリーのエピソードでした。
しかも、かなり重要なエピソード。ハーリーのせいで、飛行機が落ちたのかもしれない!?
しかも、ハッチに刻まれているとなると、今後も色々からみが出てきそうです。。。
それにしても、"ニコニコ・ハーリー"にしては意外な過去でした。
そりゃ、チャーリーも信じませんよね。
あぁ、それにウォルトへの借金返済も余裕なんですねー(笑)