EPISODE#16「最期の言葉」
悪夢にうなされ、ソーヤーが目を覚ますと、テント内にイノシシが侵入していた。
撃退しようとするが、イノシシはテントのビニールごと引きずって森の中へ逃げ込む。
夜が明け、森の中でテントを見つけたソーヤーは、背後からイノシシに襲われる。
間一髪逃れたものの、怒り心頭の彼は、ジャックに返さず持っていた銃でイノシシを仕留めるために再び森の中へ。
だが、狩りの素人にイノシシを追えるわけもなく、ケイトが「白紙の小切手」と引き替えにイノシシの跡をつけてあげる、と提案する。
やむなく取引に応じるソーヤーだった。
夜になり、お酒を賭けてゲームをする2人。
ケイトの結婚暦などが明らかになる中、2人とも「人を殺したことがある」という共通点が発覚し。。。
朝になり、ソーヤーの荷物が寝ている間に再びイノシシに荒らされていた。
自分ばかりが狙われることに苛立つソーヤー。
そこへロックがやってきて、コーヒーをふるまいながら、昔話をするのだった。
「自分の妹は幼いときに事故で亡くなった。母は自分を責めていたが、どこからともなく犬がやってきて、母が亡くなるまで5年ほど留まり、亡くなると同時にまたどこかへ消えていった。母はあの犬に救われた。」
ソーヤーの過去が回想され。。。
ソーヤーは詐欺仲間のヒップスから、昔"ソーヤー"と名乗っていた元詐欺師の話を聞かされ、復讐のためシドニーに渡る。
しかし、いざその男を目の前にして銃の引き金を引くことができなかった。
失意の中、飲み屋で元医師の男と出会う。その男は、
「君がここでの仕事をやり終えれば、君の痛みが癒えるのに、なぜやらない?」
とソーヤーに問いかける。
意を決したソーヤーは、再び元詐欺師のもとを訪れ、有無を言わさず銃を撃つ。
しかし、撃たれた彼は死の間際にこう告げる。
「撃たなくてもヒップスの金は返すのに。あんたはヒップスに使われたんだ。いつか報いがくる。」
そう、彼は"ソーヤー"ではなかったのだ。。。
イノシシの赤ん坊をめぐり、ケイトとケンカ別れしたソーヤーはついにイノシシと出くわす。
銃を構える彼だったが、引き金を引くことはなかった。。。
ビーチに戻ったソーヤーは、ジャックに銃を返しに行く。
そのときのジャックの話から、シドニーの飲み屋で知り合った元医師の男がジャックの亡くなった父だと判明し、呆然とするソーヤー。
しかし、彼はなにも言わずにジャックのもとを去るのだった。。。
♯
自分をけしかけた男がジャックの父だと知って、なにを思う、ソーヤー?
今話のタイトル「最期の言葉」は、直接的には元詐欺師の「いつか報いがくる」を指しているのでしょうが、もうひとつ、ジャックの父がジャックに向けた言葉も意味するのでしょうねー!?
まぁ、それはソーヤーしか知らないわけですが。。。
それにしても、ケイトとソーヤー。
ダークサイドで魅かれ合うかんじなのでしょうか(笑)
悪女ケイトには、正義漢ジャックは眩しすぎる?