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EPISODE#64「二人の女」

プレイルームに監禁されているケイト。手錠はされているものの、自由に動ける状態。
ジュリエットが食事を運んでくると、扉の裏に隠れていたケイトがビリヤードのキューを持って襲い掛かる。が、ジュリエットにかわされ、逆に投げ飛ばされてしまう。

ケイトの過去が回想され。。。

しばらくすると、プレイルームにロックが現れる。
驚くケイトに、ロックは「お別れを言いに来た。かれらと一緒に行く」と。
「なにを言っているの?」と戸惑うケイトに「ジャックと君はここに残される。じゃ、幸運を」と言ってロックは立ち去るのだった。

ビーチでは、ハーリーがソーヤーの元に。
「内緒で会議が開かれた。明日、住民投票をする。テーマは"あんたを追放するかどうか"だ。今からでもみんなに償いをすれば助かるかも」と忠告をするのだった。
しかし、ソーヤーは「お前はお節介で太りすぎなんだよ。これで償えたか?」と悪態をつく。

アザーズたちが荷造りをして移動を始める姿を目の当たりにするケイト。彼らは、ガスマスクをすると、ケイトのいるプレイルームにガス缶を投げ込む。
あせるケイトだったが、なす術はなく、気を失ってしまう。

ケイトの過去が回想され。。。

目が覚めると、そこはジャングルの中だった。
片手には手錠がされ、その先には気を失っているジュリエットが。
やがてジュリエットも目を覚ますが、はなから敵対ムードの2人。
ジュリエットもお茶を入れているときにガス缶を投げ込まれたらしい。
そして、アザーズたちが移動したことも知らず、ショックな様子のジュリエットだった。

一人釣りに励むソーヤー。
なんとか魚をゲットするが、自分ではさばけない。
キャンプを追放されては困ることを実感した彼は、ハーリーの元へ行き、「どうしたらいい?」と泣きつくw

日が暮れてしまったが、ケイトは宿舎に戻ると言い出す。ジュリエットは「もうすぐ雨が降り出すから、明朝まで待ったら」と言うが、ケイトは聞く耳を持たない。仕方なく従うジュリエット。
やがて、予想通り大雨が振り出し、先を急ごうとするケイトに、ジュリエットは「ジャックのために戻るなら、私はお断り。戻るな、と言った彼の言葉を無視したあなたのせいで彼は島を出られなく…」と言いかけると、怒ったケイトが殴りかかる。
もみ合いになる二人。勝負はケイトの勝ちで、ジュリエットの腕をしめあげ、肩を脱臼させてしまう。
我に返ったケイトは謝るが、例の"怪物"の気配が森に響き渡る。
慌てるケイトに、戸惑うジュリエット。ジュリエットは怪物の存在を知らないらしい。
二人は茂みの中に身を隠し、"怪物"をやり過ごす。

ハーリーとソーヤーはクレア&アーロンのところへ。
「クレアの"影響力"は絶大だ。親切にして印象をよくしなきゃ」とハーリー。
渋々クレアに接触、ぎこちないコミュニケーションを取ったあと、毛布をプレゼントするソーヤーだった。

"怪物"が立ち去ると、2人の言い争いのつづきが始まる。
ジュリエットは脱臼した肩を入れるのを手伝うよう、ケイトに要求するが、「無理」と彼女は拒否。
「あなたが戻らなければ、私もいまごろは故郷に向かってたのよ」とジュリエット。
「ジャックがああ言ったのは、私を再び危険な目に会わせないためよ」と自分を正当化しようとするケイト。
「そう思う?あの檻には監視カメラがついてるの。彼は見たのよ、あなたとソーヤーのことを。そして、傷ついた」と真実を告げるジュリエット。
愕然とするケイト。

ケイトの過去が回想され。。。

朝になり、デズモンドとイノシシ狩りに出かけるソーヤー。
「俺はこれから人心を変えなくちゃいけない。政治なら賄賂、この島ならそれは"肉"さ」と語るソーヤー。
やがて朝飯を食べに来たイノシシを仕留めることに成功する。

茂みの中で目覚めたケイトとジュリエット。
ジュリエットの肩の具合も回復し、再び宿舎を目指す二人。しかし、またもジャックのことを巡っていがみ合いw
そこへまた"怪物"が現れる。
急いで逃げる2人は、例のセキュリティフェンスに到達。通り抜けようとするジュリエットを制止するケイト。
「いまは電源オフだから大丈夫よ」とジュリエットは言うが、ケイトは応じない。
するとジュリエットは鍵を取り出し、手錠を外し、一人フェンスの中へ。支柱の操作盤をいじりはじめ、「早く入って」とケイトを呼ぶ。
恐怖に怯えながらフェンスを通過するケイトを見届け、ジュリエットは電源をオンに。
姿を現した怪物"黒い煙"は2人に向かってくるが、超音波フェンスに行く手を阻まれ、退散する。

ケイトは、鍵を隠し持っていたジュリエットを非難。
「私だって3年間一緒に暮らした人たちに見捨てられたのよ。また置き去りにされたくなかったの」と弁明するジュリエット。

ビーチではイノシシの丸焼きをふるまうソーヤー。
「会合のときにはこの肉のことを思い出せ」とソーヤーはチャーリーに言うが、「会合?なにそれ?」とチャーリー。
会合も投票もすべてハーリーの嘘だったのだ。
怒り心頭のソーヤーはハーリーの元へ。しかし、ハーリーは涼しい顔。
「いいことをすると気分がいいだろ?リーダーになるにはこういうこともできなきゃ。ジャックもいない、ロックもいない、ケイトもサイードも消えた。もうあんただけ。みんな幸せそうじゃないか、あんたのお陰だよ」とハーリー。
「リーダーなんか断る、と言ったら?」とソーヤー。
「ジャックもやりたかったわけじゃない。観念しな」とハーリー。
喜んでいるみんなを見て、観念したようなソーヤー。ただし、サンの視線だけが突き刺さるw

宿舎に辿りついた2人。
ジュリエットはサイード、ケイトはジャックを探しに。
やがて、家の中で倒れているジャックを発見。
目覚めたジャックにケイトは涙ながらに謝るが、はぐらかしたジャックはジュリエットの心配を。

ケイトの過去が回想され。。。

サイードも無事合流し、みんなでキャンプに帰ることに。
「彼女(ジュリエット)はダメだ」というサイード、しかし「連れて行く。彼女も取り残された」と言うジャックだった。。。

ホント女同士って、怖いですよね〜w

『二人の女』というタイトルから、ケイトとジュリエットのことだろうと予想はつきましたが、ケイトのFB(回想シーン)も、ソーヤーに騙された&彼の子供を妊娠中の女との話でした。

さて、今回のジュリエットの件はどう見るか?
ジャック、サイードの2人は宿舎に放置されていたのに、ケイトとジュリエットはわざわざ手錠で繋いで森の中へ。

ベンの悪趣味で片付けるのか、それ以上の策略があるのか?
ジュリエットが手錠の鍵を隠し持っていたことを考え合わせると後者の匂いがプンプンとするんですけどねぇ。。。

また、ロックの動向も気になるところですw

EPISODE#63「エクスポゼ」

森の中を血相を変えて走るニッキー。
おもむろにしゃがみこんだ彼女は素手で地面に穴を掘り、なにかを埋める。
ふたたび走り出した彼女の足元はふらついている。

ニッキーの過去が回想され。。。
オーストラリアで人気のドラマ「エクスポゼ」にゲスト出演していたニッキー。
そして、そのドラマのプロデューサーとはいい仲だった。

ビーチでは、ハーリーとソーヤーが卓球をしている。ソーヤーはリベンジを企んでいたようだが、歯が立たない。
そこへ、ふらふらのニッキーが森から現れ、その場に倒れる。
緊急事態に、あたりを警戒するソーヤー。ハーリーは彼女を介抱しようとするが、息を引き取ってしまう。

ソーヤー、ハーリーにチャーリー、サン、ジンらが集まり死体を調べるが、外傷はなく、ジャックのいない彼らに死因を特定する術はない。
食べ物の毒を疑うが、とりあえずいつも一緒にいたパウロを探すことに。

足跡を辿って森の中に入ったソーヤー、ハーリー、ジンは、やがてパウロを発見するが、彼もまた息を引き取っていた。
やはり外傷はなく、着衣の乱れがあり、靴が脱がされていた。
その状態になにか気付いたようなソーヤーだったが。。。

「次は君たちだ」と、エコーの遺言を思い出したハーリーは、死因に怪物説を唱える。そう、あのときニッキーとパウロも居合わせたのだから。
しかし、ソーヤーは"情報が少なすぎる"と言って2人のテントを調べ始める。
テント内では「エクスポゼ」の台本を発見。「エクスポゼ」ファンのハーリーは大興奮。つぎに、カバンから無線機を見つける。
「アザーズたちはベルトにこんなのをぶら下げてたぜ」とソーヤー。
"アザーズの手先"説が急浮上する。

ハーリーはアザーズ説を否定するが、サンは自分の誘拐未遂事件を持ち出し反論する。
(真犯人の)チャーリーとソーヤーは気まずい表情。
ソーヤーはアザーズから奪った銃を持って、あたりの見回りにでる。

ハーリーは、手掛かりを求めてデズモンドのところへ。
しかし、フラッシュは選べないとデズモンド。がっかりするハーリー。
「でも、今朝ニッキーとソーヤーが口論しているのは見たよ」と彼。
それを聞いたハーリーは、"ニッキーのことは知らない"とソーヤーは言っていたのに、と疑念を持つ。

そのことをチャーリーとサンに話すハーリー。しかし、サンは「彼はそんなことをする人じゃない。きっとアザーズよ」と反論する。そこで、ハーリーは、デズモンドを呼んでくると言って立ち去る。
いたたまれなくなったチャーリーは「あの誘拐は俺がやったんだ。ソーヤーにそそのかされて」と告白する。
怒って立ち去るサンだった。。。

みんなで2人の墓穴を掘っていると、ソーヤーが戻ってくる。
さっそくハーリーは事実関係を質す。
「ニッキーと口論したのは事実だが、俺はやっちゃいない。銃をくれと言ってきたから断った」とソーヤー。
「じゃ、なぜ隠してた?」とハーリー。
「ニッキーの爪に土があった。パウロのそばには土の山。死ぬ間際に埋めたとすれば、それは大抵お宝だ」とソーヤー。
「で、彼女のお宝はなんだった?」とサン。
ポケットから小袋を出し、サンに渡すソーヤー。その袋にはダイヤがザクザク。
「あんたにやるよ。俺は2人とは関係ない」と言って立ち去るソーヤー。

しばらくして、一人墓穴のつづきを掘っているソーヤー。
そこへ、サンが現れ、チャーリーからすべて聞いたと告げる。
サンは"ジンには言わない"と言うが、先ほどのダイヤをつき返す。
「せめて、これでチャラに…」とソーヤーが言い掛けたところで、サンのビンタが炸裂w サンは去っていく。

やがて、一同集まって2人の葬儀を執り行う。
弔辞を述べるハーリー。ソーヤーは2人の遺体の上にダイヤを撒き、別れを言う。
一同は土を掛けて2人を埋めていくのだった。。。


84日前。。。
ニッキーはプロデューサーのリッチな家で食事をしていた。
お抱えのシェフは、なんとパウロ。
しばらくすると、そのプロデューサーは苦しみだし、死んでしまう。
2人はグルで、パウロが毒を盛ったのだ。
ニッキーは彼の秘密の金庫から高価なダイアモンドを盗み出す。
2人はそれを持って815便に搭乗する。

墜落した直後、ビーチではジャックやロックが人命救助に奔走している。
ニッキーは探し回って、怪我をしたパウロを見つける。
しかし、彼女はパウロの怪我よりもダイアを入れたカバンの心配をするのだった。

墜落から6日経ったが、まだカバンを見つけられずに苛立つニッキー。
そんなときイーサンが親切に声を掛ける。
「森の奥の方にも荷物があるんじゃないかな?飛行機は空中で折れたから」
そんなとき、ブーンの水泥棒事件も勃発。ジャックが演説をぶつのだった。

57日前。。。
ニッキーは、中学の化学教師アルツトの元へ。アルツトは、新種の生物を捕獲してコレクションしていた。
ニッキーは、彼に空中分解した機体の落下地点を予測してもらう。
それを元に、森の中の探索に出かけるニッキーとパウロ。
そして、ブーンが死ぬことになるプロペラ機とパール・ステーションをこのとき発見していたのだった。

48日前。。。
ソーヤーとケイトが滝つぼの中で、拳銃入りのアタッシュケースを発見したことから、そこへやってきたニッキーとパウロ。
ダイヤのことしか頭にないニッキーに不信感を抱くパウロ。
滝つぼに潜り、カバンを見つけるが、そのことをニッキーには隠すのだった。。。

32日前。。。
禁煙のためのニコチンガムを噛むパウロ。ダイヤを隠すため、こっそりビーチに穴を掘っていると、ロックが現れ「隠し事するなら、波が打ち寄せない場所がいい」と助言する。
そこで、パウロは先日ニッキーと見つけたパールステーションに忍び込み、トイレのタンクにダイヤを隠す。
そのとき、基地にベンとジュリエットが現れ、密談をはじめる。その様子をトイレからのぞき見るパウロ。
やがて、2人は立ち去り、置き忘れた無線機を手にするパウロ。

9日前。。。
ジャックたちを捜索するため、パールステーションに行くというロックたち。
ニッキーも同行すると言い出し、仕方なくパウロもついてゆく。
パールステーションに入った一行。パウロはトイレに入り、ダイヤを回収、自分のパンツの中にしまうw

12時間前。。。
ビーチでたそがれるニッキー。声を掛けるパウロ。
精一杯励ますパウロに、幸せそうなニッキー。
しかし、食べ物を取りに去ったパウロがニコチンガムを落としたのを見つけ、カバンを見つけたことを悟るニッキー。
彼女はソーヤーのところに行き、拳銃を貸してくれるよう頼むが、無下に断られる。
怒って立ち去るニッキー。

8時間前。。。
パウロを森の中へ連れ出したニッキー。
ダイヤの件を問い詰めるが、とぼけるパウロ。
ニッキーはビンを取り出し、中身をパウロに掛ける。
驚くパウロ。掛けられた中身は、アルツト先生のコレクションのひとつ"メドゥーサ・スパイダー"だった。
「それに噛まれると、メドゥーサに化かされた石のように指ひとつ動かせなくなるんですって。効き目は8時間、死にはしないけど、医者でさえ死んだと勘違いするそうよ」とニッキー。
さっそく体が麻痺し始めたパウロは、地面に倒れ込む。
「どうせ身に着けてるんでしょ?」と服を探り、靴を脱がし、ズボンを下ろすニッキー。
ダイヤを見つけ、ほくそ笑む彼女だったが、その彼女も"メドゥーサ・スパイダー"に噛まれてしまう。
慌てた彼女は走り出し、途中でダイヤを埋め、ビーチに辿りついたとたん全身に麻痺が回り、倒れこんだのだった。。。

8時間が経ち、ニッキーが目を覚ました瞬間、土がかけられて。。。

墓穴を埋め終わったソーヤーとハーリーが去っていくのだった。。。

イヤー!生き埋めですか!?

シーズン3からレギュラーになった2人なのに、大した見せ場もなく、あっさり退場。
ストーリー展開にも全く関係ないですし。。。なんの意味があったんでしょうか?
また、"逮捕で降板?"と勘ぐりたくもなりますが、そうでもないようですし。。。

じつは、生きていた!ってオチならもっとビックリですが(笑)

EPISODE#62「魔法の箱」

アザーズたちとフットボールに興じるジャックを目の当たりにし、唖然とするケイト。
様子を伺うロックとサイード。車椅子に乗ったベンが現れ、にこやかにジャックと握手をしている姿も。
そんな中、ルソーが忽然と姿を消す。
「きっと薬でも打たれたのよ」と、感情的になったケイトは銃撃戦を仕掛けると言い出す。もちろん、反対するサイード。
ロックは「彼らとの和解にはなにか理由があるのだろう。夜になったら、密かに接触しよう」と提案する。

ロックの過去が回想され。。。
いろいろなショック(?)で、うつ病を患っているロック。
そんなある夜、見知らぬ青年が訪ねてくる。
彼は、「2ヶ月前、資産家の未亡人である母親に恋人ができ、胡散臭く思ってその男を調べても、腎臓の手術記録しか出てこなかった。そのドナーがあなたなので彼のことを知らないかと思って」と男の写真を見せる。それは、ロックの父親だった。
しかし、ロックは「あの時は匿名の提供で、会ったことはない」と告げる。

夜になり、一人になったジャックに接触を試みるケイトたち。
しかし、ジャックは監視下にあり、ケイトとサイードはあっさり捕まってしまう。

一方、ベンの家には(見張り役をしていたはずの)ロックが現れる。
銃を向けるロックは「潜水艇はどこにある?」と尋ねる。
とぼけるベンだったが、そこへアレックスが現れ、さらにケイトたちの侵入を報告しにトムたちも現れる。
ロックはアレックスを人質にクローゼットに隠れる。
仕方なくベンはトムたちに「ケイトとサイードをどうやって来たか、別々に尋問しろ。あと、タラハシーの男を連れて来い」と指示を出す。

トムたちがいなくなると、ロックはアレックスにサイードの荷物を持ってこさせるよう要求する。それに応じるベン。アレックスは部屋を出て行く。

ロックの過去が回想され。。。
ロックは父親に密かに会いに行き、「結婚詐欺をやめろ。でないとすべてをぶちまける」と告げる。「わかった」と応じる父親。

アレックスを待つ間、ベンは「潜水艇を操縦できるのか?バクーニンに会ったなら通信基地に行ったか。とすればプラスチック爆弾を見つけたはず。潜水艇は爆破させる気だな?」と指摘する。図星だったロック。「君のことは分かってる。これまでの生い立ちも、ここにくる前の4年間は車椅子生活だったことも。そして、そうなったきっかけも」とうそぶくベンだった。

監禁されているケイトの元へジャックが面会に来る。
ジャックの変わりように、「なにをされたの?」と問うケイト。
「なぜ戻ってきたんだ?俺のことはいいと言ったのに」とジャック。
言い争いになる2人だったが、ジャックは「彼らと取引をした。もうじきこの島を出て、故郷に帰る」と告白する。
複雑な表情のケイトは「彼らを信じるの?」と。
「信じろと言ったのは君だろ、ソーヤーを助けるために」とジャック。
ソーヤーとのことを思い出したケイトは「なにか聞いたの?」
そこへジャックを呼びにジュリエットが現れる。
「必ず迎えに戻ってくるから」と告げ、部屋を出て行くジャック。

サイードの元に来たアレックス。
彼女の顔を見て、"アレックス"だと悟るサイード。
アレックスが荷物を持って立ち去ろうとすると「君がアレックスだな。お母さんにそっくりだ」とサイード。
「なぜ名前を?母は死んだわ」とアレックス。「そう聞かされているんだろ」とサイードが答えたところで、「余計なことをしゃべるな」と監視していたアザーズに殴り倒されてしまう。

ベンとロックの問答が続いている。
「この島に来てすぐに足が治ったのか?」とベン。
「そうだ。君はなぜ治らない?そもそもなぜ病気になったのだ?」とロック。
「そうか。この島を出て、また車椅子に逆戻りがいやだから、潜水艇を爆破するんだな?」とベン。
「爆破されては私が困る。仲間の多くがこの島を愛し進んで守るためには、いつでも帰れるという保証が必要なんだ。潜水艇はその幻想をつなぎとめている。君は島を愛している。考え直してくれれば、望んだものが手に入る魔法の箱を見せてあげよう」とつづける。
「なら、君が潜水艇を望めばいい」とロック。
「なぜそんなに怒っている?」とベン。
「君らが島をだましてるからだ。好きなときに外界と連絡し、なんでも使い放題。君らは偽善者だ、島にいる価値がない。この島がどんなところか知っていたら、冷蔵庫なんか使わない」とロック。
「ここにいるのは君はたかだか80日、僕は生まれてからずっとだ。なのに、なぜ僕より島を知っていると思う?」とベン。
「君は車椅子だが、私は違うからな」とロック。

アレックスが戻ってくると、ロックは荷物を受け取り、彼女にに潜水艇に案内するよう要求。
するとベンは「ジャックと取り引きした。まもなく彼はその潜水艇で島を出る。電磁気異常で外界と通信不能になった現在、一度島を出たらもう戻れない。君が潜水艇を爆破しようが、しまいが、この島は見つからない」と告げる。
アレックスと家を出るロック。
「操られているわ。父はこうやって人を操るのが得意。気づくと踊らされているわ」とアレックス。しかし、聞く耳を持たないロック。
桟橋についたロックは、アレックスを開放し、潜水艇の中へ。
そのとき草陰で、ルソーがアレックスを見つめていた。

ベンの家にジャックとジュリエットが別れの挨拶に来る。
ジャックは「僕が行ったら、友人を解放してくれ」と願い出る。
「彼らの目的は君の救出。君がいなくなったら、拘束する理由がない」とベンは答えるが、ロックのことは伏せている。食えないやつですね〜w

アザーズたちと潜水艇に向かうジャックとジュリエット。
すると、手ぶらのロックと出くわす。
銃を構えたアザーズたちに捕獲されるロック。
声を掛けようとするジャックに「すまないな、ジャック」とロック。
と、背後の桟橋が大爆発を起こす。

ロックの過去が回想され。。。
ロックの元に刑事が現れ、先日会った青年が死んだことを聞かされる。
怒ったロックは父親の元へ。
怒りをぶつけるロックに「私じゃない。彼が死んですべてがおじゃんだ。落ち込んだ彼女は結婚を取りやめた」と父親。
「じゃ、いますぐ彼女に連絡をとって確認していいな?」と電話に向かうロックに、父親は体当たりを食らわせ、ロックはビルの窓を突き破り、地面へ落下。。。

8階から落ちたロックは、奇跡的に一命を取り留めるが、背骨を骨折、下半身不随に。そして父親もメキシコ経由で姿を消し、行方不明。

アザーズに囚われたロックは、再びベンと対面。
「失望したふりはよせ。あれは君の望みでもあった。私にやらせたかったんだろ?」とロック。
「ジャックと取引したが、彼が行くのを阻止したいと考えていた。彼を行かせるのは私の敗北を意味する。そうなれば私は終わりだ。しかし彼を殺したら、嘘つきになる。やはり私の終わりだ。そこへ君がさっそうと現れ、僕の望みを叶えてくれた」と告白するベン。
「また魔法の箱の話をはじめるのか?」とロック。
「いや、箱から出てきたものを見せよう」とロックを別の部屋の前に連れて行く。
突然、「実の父親に殺されかけてどう思った? 君は父親が怖いんだ、だから潜水艇を爆破した。ここは父親に見つからないもっとも安全な場所だ」とベンは言い出す。
「私に何をさせたい?」と問うロック。
「なぜかわからないが、君は島と交流できるらしい。つまり君は特別な人間だ。僕は君の力になりたい」と言ったベンは、戸惑うロックを部屋の中へ導く。
中へ入るロック。
すると、そこには、囚われの身のロックの父親がいるのだった。。。

"タラハシーの男"はロックの父だったんですねぇ。
そしてようやく、ロックが車椅子生活になった理由が明らかになりました。
ひどい父親ですねー。
それにしても、高層ビル(ホテル?)の窓を突き破るほどの体当たりって現実味ないですけどね(笑)

ベンがジャックたちに囚われたとき、たしかロックに「君を迎えに来たんだ」と言っていたと思いますが、この父親と関係があるんですかねぇ?

そうそうそれに、いまから考えると、こんな人たちのボスなのにルソーの原始的な罠に捕まるなんて、けっこう間抜けですね、ベンw

EPISODE#61「海を渡って」

クレアが目覚めると、"死の予告"を吹っ切ったチャーリーが現われ、朝食ピクニックに誘う。
アーロンをサンたちに預け、2人はちょっと離れたビーチで朝食を。
そこへ、銃を持ったデズモンドが現われ、チャーリーをイノシシ狩りに誘う。
彼の意図を察したチャーリーは困惑顔w
そのときクレアは空を飛ぶ渡り鳥の一群を見て、"島を出る方法を思いついた"と言って、走って元のビーチに戻っていく。

クレアの過去が回想され。。。

サイード・ケイト・ロック・ルソー(&捕虜のバクーニン)のジャック救出隊は、地図を元に行くべき方向を検討していた。
「それはケーブルの配線図だろ?地図としては当てにならない」と不機嫌なロックは言うが、「"お告げ"よりはいいだろう」とサイード。
「その"お告げ"のおかげで基地に辿りついた」とロック。
「ああ、君が吹っ飛ばした基地ね」とサイード。
「君がプラスティック爆弾のことを教えておいてくれたら、気をつけたさ」と再びロック。険悪な2人を諌めるケイトは、とりあえず出発を促す。

ジンのところに戻ってきたクレアは網と魚が欲しいと告げる。
理由を尋ねるサン。
「海鳥を見たの。渡り鳥だから、南へ行くわ。きっと足にタグがついてる、追跡用の。だから人がいる場所に辿りついたらそのタグは回収されるの。鳥を捕まえてメッセージを仕込めば♪」と興奮気味のクレアと対照的に、チャーリーは浮かぬ顔。
「時間の無駄だ」と反対して、その場を立ち去る。

ジャック救助隊の道中、ケイトはバクーニンに島の出入り方法を尋ねる。
「潜水艇だ。ただし、2週間前強力な電磁パルスのせいで海中ビーコンが壊れて、島を出たら戻れなくなった」
「誰が戻りたいのよ?」とケイト。
「君らには分かるまい。資質が足りない。君らはリストに載っていない。載らない理由は欠点のせいだ。君らは短気で弱くて臆病だ」とバクーニン。
「君たちは全知のように言うが、そんな手にはのらない。我々のことはなにも知らないくせに」とサイード。
「ああ、知らないとも、サイード・ジャラーにケイト・オースティン。しかし、ジョン・ロック、あんたのことは少し知っている。私の知る彼は足が…」と言いかけたときに、「見て、なにかあるわ」とルソーが告げる。
移動をはじめた一同は、間隔を置いて並ぶ柱のような人工物を目の当たりにする。

クレアとサン、ジンは波打ち際に鳥を捕獲するための罠を仕掛ける。
捕獲寸前に、銃声がして鳥は逃げてしまい、失敗に終わる。
銃声の主はデズモンドで、「イノシシ狩りをしていた。すまない」と謝るが、クレアは「あなたもチャーリーも邪魔しようとしてるでしょ?どうして?」と怒りをあらわにする。

クレアの過去が回想され。。。

謎の人工物をサイードは「両側についているものがセンサーで、人が通ったら警報かトラップが作動するセキュリティシステムだろう」と推測する。
「その通り。しかし、他のシステム同様何年も前から壊れて動いていない」とバクーニン。
彼を信じていないサイードは「外側に回り込もう」と提案するが、「ぐるっと囲んでいるので回り込む余地はないさ」とバクーニン。
地図を確認するとホントのようだった。
そのとき、ロックがおもむろにバクーニンを掴み、セキュリティシステムに押し出す。
すると彼は口から泡を吹き、耳から出血して倒れこんでしまう。
システムは"超音波フェンス"で、作動中だったのだ。
感情的にロックを非難するケイト。サイードも不信感を募らす。
ロックはやっちゃった?なのか、わざとなのか、微妙な表情。
しかも、ロックがプラスティック爆弾を隠し持っていることも発覚する。
「プラスティック爆弾のことを知らなかったんじゃないのか?」とサイード。

ビーチに戻ってきたクレアは、「なんなの?」とチャーリーを詰問する。
とぼけるチャーリー。切れたクレアはチャーリーをテントから追い出す。

クレアの過去が回想され。。。

セキュリティシステムを突破するには上から越えるしかないと考えたケイトたち一行は、木を切り倒し、柱の上に立て掛ける。
木を伝って無事侵入に成功する4人だった。

不信感が募るクレアは、デズモンドのあとを尾ける。
デズモンドは、岩場に行き、海鳥の巣を見つけ、捕獲に成功する。
その光景にビックリしたクレアは、デズモンドの前に現われ「どうして知っているの?」と詰問する。
デズモンドは仕方なく「チャーリーは鳥を捕まえようとしてこの岩場で死んだんだ」とビジョンのことを話す。

海鳥を手にチャーリーのところに戻ったクレア。
デズモンドから全てを聞いたことを告げる。

クレアの過去が回想され。。。

チャーリーとクレアは海鳥に「私たち遭難者は生き延びているので、見捨てないでください」との手紙を託して飛ばすのだった。
「あなたのことも見捨てないわ。一緒に生き延びましょう」とチャーリーに気持ちを伝えるクレア。

ケイトたち一行は、アザーズの住宅街に辿り着く。
そこにはアザーズたちとアメフトに興じるジャックの姿があるのだった。。。

今回はクレアのFB(回想シーン)で、またまたジャック・パパが登場。
クレアとジャックが異母兄妹だということが判明しましたw

かつて、ジャック・パパがアナ・ルシアと同伴で、隠し子(?)に会いに行くシーンでもったいぶった演出をしていたので、誰かと関係あるんだろうなぁと予測していたので、さほど驚きもないのですが。。。

ただ、兄妹にしてしまう必然性が、今後の展開にあるのか、ないのか?
もっとも、クレアは父の名前も知らないぐらいですから、ジャック・パパが亡霊となって現われて示唆しない限り、本人たちが気付く可能性は低いのですがw

そうそう、潜水艇のくだり、ソナーとか、ビーコンとか、普通の視聴者はついていけてるのでしょうか?
私は漫画「沈黙の艦隊」(←懐かしい!)を読んでいたので大丈夫ですが。。。

EPISODE#60「コード77」

ルソーを巻き込んで、ジャック救出に向かうケイト・ロック・サイードの一行。
ロックの"お告げ"をもとに北(方位3-0-5)に進んで2日が経つが、その根拠のなさにサイードは苛立ち気味。しかし、他にアテもなく。。。
やがて、サイードは家畜のいる小屋を発見する。
そこには、パール・ステーションのモニタで見た"眼帯男"の姿が。。。

ビーチでは、ハーリーたちが森の中で卓球台を見つける。レクリエーションとして、脚を設置、ラケットも調達するが、ボールが見つからない(ところでバンはどうなった?w)
そこにソーヤーが現われ、"ソーヤーの雑貨店"の物資返還を要求するが、誰も聞く耳を持たない。
そこで、彼はピンポン玉を持ち出し、卓球でソーヤーが勝ったら全部返却、負けたら一週間"あだ名禁止"を賭けて勝負することに。

小屋の様子を監視するサイードたち一行。
馬・牛がいるほか、建物の屋根には大きなパラボラアンテナが。
サイードは接触を図ろうとするが、ルソーは「私が生き残れたのはこういう接触を避けてきたからよ。川のそばで待っているわ。そこで会いましょう、生き延びていたらね」と言って一人引き返していく。

サイードの過去が回想され。。。

サイードは武器を持たず、手を上げて丸腰の状態で小屋に近づく。
ロックとケイトは銃を持って茂みの中に待機。
すると、サイードは突然腕を撃たれる。窓から眼帯男が撃ったのだ。
倒れたサイードは必死に「俺は君が思っているやつらではない。墜落機の乗客だ」と訴える。
眼帯男が小屋を出てくる隙に、ロックとケイトが接近、眼帯男を捕獲する。
彼の名はミハイル・バクーニンといい、ダーマ最後の生き残りらしい。

とりあえず、小屋の中にサイードを運び込む。
元ソ連軍所属だったというバクーニンはサイードに手当てを施す。
ケイトは銃を持って監視、ロックは小屋の中を捜索する。

サイードは手当て中、バクーニンからダーマのことを聞きだす。
「冷戦後、ソ連軍は解散し、"世界を救う"という新聞求人広告に応募したらそれがダーマだった。この島に来たのは11年前。ここは"フレーム(炎)ステーション"という名で、通信基地。ダーマは"敵"と戦争して全滅。私は参加しなかったため、境界線を越えなければ手出しはしないという休戦協定を結んだ」とのこと。

手当てを終えたバクーニンは、ロックの様子を見に。
ロックは、通信室でパソコンのチェスゲームに熱中、しかし敗退。
「10年かかっても私はいまだに勝てないさ」とバクーニン。
一方、ケイトはバクーニンに疑惑を抱いていた。
「こんな物資が豊富なのに、アザーズが放っておくと思えないわ」
すると、サイードはこう呟く。
「それは、彼がダーマでなくアザーズだからさ。ここのどこかに仲間がいる」

ビーチではいよいよ"賭けピンポン"がスタート。
自信満々のソーヤーの相手は。。。ハーリーだった。
そして、ハーリーは"凄腕"を披露する♪
結果、ソーヤーは惨敗。ハーリーに慰められるが、どうやらケイトのことが心配で、気を紛らわすための行為だったようだw

お茶を振る舞うバクーニン。
フレーム・ステーションから各基地に地下ケーブルが張り巡らされ、海中ケーブルは潜水艇用のソナー・ビーコンにつながっているそう。
「それで気付かれずにヨットに忍び込まれたんだ、潜水艇とはな」と合点のいった様子のサイード。
「ヨットがあったのか?」とバクーニン。
「ああ、"敵"に奪われたがね。しかし、代わりにやつらの1人殺せた」とやや挑発するサイード。
顔色を変えたバクーニンは「まだこのゲームを続けるつもりか?」と言って、2人に襲い掛かる。応戦するサイード。
銃を取ったケイトが彼を殴り倒す。そのときになってようやくロックがもどるw

サイードの過去が回想され。。。

サイードは馬のアブミから仲間がいることを、飼い猫の行動から隠れ場所を推察していた。
抜け目ないですなーw
また、仲間がこの基地に来たのは、空が紫色になって以来通信が使えなくなったからだろう、とも推察する。

ロックは縛ったバクーニンの監視、サイードとケイトは隠れ場所と思われる地下室へ。
暗闇の地下室全体にはなぜかプラスチック爆弾が仕掛けられている。
奥へ探索していくと、黒人女性を発見。
ケイトたちがアザーズにさらわれたときにいた女性だった。

一方、チェスゲームが気になってしょうがないロック。
再びパソコンの前へ。
ようやく勝利すると、例のダーマの博士の映像が現われ、オペレーションのナビゲーションがスタートする。
いくつか操作を試すが、アンテナなどは機能していない様子。すると、
「基地に敵の侵入がありましたか?その場合は7-7を入力」とつづく。
少し逡巡したロックがキーを押そうとしたとき、喉元に刃を突きつけられる。
目を覚ましたバクーニンだった。。。

黒人女性を連れたサイードたちが上の部屋に戻ると、ロックとバクーニンの姿が見えない。
庭から呼ぶ声がして、建物を出ると、ロックがバクーニンに人質に捕られていた。
「彼女と彼を交換だ」とバクーニン。
しかし、ロックは「彼に殺す気はない。彼女を放すな」と言う。
黒人女性とバクーニンも何語かで言い合いになる。
「全員落ち着け!」とサイードは一喝するが、バクーニンはロックを放し、黒人女性を射殺する。
混乱の中、サイードはバクーニンを取り押さえる。

サイードの過去が回想され。。。

ケイトは出発にそなえ小屋内の必要な物資を集め、ロックは再びパソコンの前へ。
サイードはバクーニンを連れ、ルソーを呼びに行く。
「ジャックたちの居所がわかった」とルソーに告げるサイード。
それを聞いて「私が案内すると思ったら大間違いだ」とバクーニン。
しかし、サイードはケーブルの配置図から"宿舎"と呼ばれるエリアに目星をつけていた。
「地図があるなら、彼は用なしでしょ?なぜ始末しないの?」とルソー。
「彼は私の捕虜だ。処分は私が決める」とサイード。
そこへ、ケイトとロックが合流。
次の瞬間、うしろの小屋が大爆発する。
ロックが"コード77"を入力した結果らしい。
「外界と通信できるかもしれない希望が台無しだ」と怒りを見せるサイードだったが、「この爆発を聞きつけて"やつら"が来るぞ」と言って出発する。

今回はサイードののFB(回想)、パリでコック(!)をやっていた時代のエピソードでした。
そのときの教訓"復讐(暴力)の連鎖を断ち切る"ため、バクーニンの処刑を避けた模様。この決断が、今後"吉"とでるのか、"凶"とでるのか?

それはそうと、"眼帯男"バクーニンの正体はあっさりと判明しましたね。
全体的に、これぐらいのテンポでストーリーが進んでいってくれると嬉しいんですけどー♪

EPISODE#59「希望」

ジャックたちがさらわれ、エコーが死んだりと一連の出来事に絶望感を抱くハーリーは、ビリーの墓前で弱音を吐いていた。

一方、デズモンドに死を予告されたチャーリーも一人落ち込んでいた。
ハーリーが心配して声を掛けるも、なにがあったのか語らない。
しかし、ハーリーの説得で、ようやく"死の予告"について口を開く。
それを聞いたハーリーは「俺のせいだ。呪われてるんだ。まわりの人が死んでいく」と言う。

そのとき、森から人の腕のミイラを咥えたビンセント(犬)が現われる。
腕にからまったキーを見たハーリーは、ビンセントにこちらにくるよう呼ぶが、ビンセントは再び森の中へ走って行ってしまう。
ハーリーは後を追うが、チャーリーは居残る。
森の奥に追っていったハーリーは、横倒しになったダーマ印のバンを発見する。

ハーリーの過去が回想され。。。

ビンセントが咥えていた腕はこの車の運転手のもので、それについていたキーも車のものだった。
このバンに"希望"を見出したハーリーは、キャンプに戻り、みんなに「車を直して走らせよう」と提案する。
しかし、「車でなにをするの?」とみんなは冷たい反応で散っていく。残ったのは、訳が分かっていないジンだけw

ケイトとソーヤーがようやくキャンプに到着。みんなが温かく出迎える(う〜ん、キャンプの人々、以前より女性が増えたような気がするw)。

ハーリーの過去が回想され。。。

ジンとバンのところに戻ったハーリーは、バンの中を調べ始める。
運転手のミイラは"ロジャー"という名入りの作業着を着ていた。そして、缶ビールの山も発見。
とりあえず、2人はミイラを車外に出し、倒れたバンを起こすことに。

キャンプではチャーリーがデズモンドのところへ。
「いつなんだ?」と問うチャーリー。
「それはわからない」と答えるデズモンド。
そこへ怒りのソーヤーがやってくる。「俺の物資はどこへやった?」
「ウィスキーは、すまない、3人で飲んでしまった」とデズモンドは謝る。
「3人?あと一人は誰だ?」とソーヤー。

ハーリーとジンがてこの原理を使って、バンを起こそうとしているところに、ソーヤーが現われる。
再会を喜び合う3人。しかし、すぐにウィスキーのことを追求するソーヤーw
「起こすのを手伝ってくれたら、ビールが飲める」とハーリー。

一方、ケイトはロックとサイードに状況説明をすませたあと、「ジャックを救うのに助けを借りる」と言って森の中へ入っていく。

ハーリーの過去が回想され。。。

ソーヤーも加わってようやくバンを起こすことに成功。
ソーヤーは缶ビールをゲットしてご満悦。ただし、気が抜けてちょっと臭いらしいw
ハーリーとジンはエンジンを調べるが、エンジンはかからない。
「直せない」とジンは諦めるが、ハーリーは固執する。
"祈り"をささげるハーリーw
茶化すソーヤーが投げた缶ビールが坂を転げるのを見て閃いたハーリーは、チャーリーの元へ。
落ち込むチャーリーに、「自分で運を切り開くんだ。車が走れば、俺たちの勝ちだ」と渇を入れるハーリー。

チャーリーも含めた4人で、車を坂の上に移動させる。
押し掛けの要領で、坂を下るスピードでエンジンを掛けようという魂胆だが、坂の下には大きな岩もあり非常に危険。
運転席にはハーリー、助手席にはチャーリーが乗り込む。

ソーヤーとジンが後ろを押し、坂を下り始めるバン。
スピードが乗って、すごい勢いで下りていき、岩に激突する直前、エンジンが掛かり、作戦は成功♪
平原に車を走らせて、盛り上がる4人だった。。。

一人森の中に入ったケイト。
しかし、ロックとサイードもあとについて来ていた。
「なぜ我々に助けを借りようとしない?」と尋ねるサイード。
「捜す場所を知らないし、捜す気もないでしょ」と彼女。彼らが自分たちを捜しに来なかったのを気にしているようだ。
「いや、捜す方位なら知っている。彼らのもとに辿りつくはずだ」とロック。
「エコーを埋めるとき、彼の杖に神の啓示があったらしい」と補足するサイード。
呆れ顔のケイト、そのとき3人は銃撃される。
サイードとロックも迎撃しようとするが、ケイトはそれを制止、射撃者に出てくるよう呼びかける。
姿を見せたのは、"ルソー"だった。
「アザーズたちを捜すのに、あなたの力を貸してほしい」とケイトは彼女に言う。
「助ける理由はないわ」とルソー。
「私、彼らに捕まってたの。逃げ出さなきゃ、殺されてたわ。逃がしてくれたのが、16歳ぐらいの女の子。名前はアレックス、多分あなたの娘さんよ」とケイトは言うのだった。。。

今回はハーリーのFB(回想シーン)でした。
毎回、ハーリーのFBの回はストーリー上の鍵を握っていたりするのですが、今回は完全に息抜きエピソード(?)

くじに当たってからの、相変わらずの不運ぶりが描かれていましたが、買い取ったファーストフード(チキン)店に隕石が落ちてきて潰れるのにはビックリ(笑)

それはそうと、ストーリーは全く進まず。
今後、直したバンが活躍してくれれば、ハーリーの面目躍如でしょうがw
それにしても、ダーマ、道路建設計画もあったんですね。

EPISODE#58「裁きの時」

ボートで島を脱出したソーヤーとケイト。
鼻歌交じりにボートを漕ぐソーヤー。
しかし、ケイトが突然「戻る」と言い出し、ケンカになる。
「今度捕まったら殺される」とカールもソーヤーに加勢し。。。

水槽部屋に戻されたジャックだったが、今度はソーヤーのいた檻に移される。
代わりに水槽部屋にはジュリエットが収監される。

ジャックの過去が回想され。。。

島の海岸に近づいたボート。ケイトはそのまま海岸沿いを漕いでキャンプに戻ることを主張するが、ソーヤーは「水も食料もないし、夜は舵が取れない。上陸してキャンプを張る」と言って、自分の意見を通す。
火をおこして、ひと息ついたところで、カールから「あっちの島は"プロジェクト"のための仕事場。(アザーズも)こっちの島に住んでいる」ことを聞き出す。
彼によると、誘拐された人やこどもも「よりよい暮らしをしている」らしい。

檻のジャックのところへ監視付きのジュリエットがやってくる。
ベンが感染症を起こしているらしく、ジャックに手当てを頼む。
しかし、ジャックは拒否。
ジュリエットは「私のために助けて。私のこの現状は人を殺したからなの」と懇願するが、それがソーヤーたちを逃がすためだったことは伏せたので、ジャックは「俺は助けない。彼も、君も」と言い放つ。

しばらくすると、ジャックの檻にイザベルという女性が現われる。
彼女は、トム曰く"保安官みたいな者"だそう。
連れ出された部屋には、すでにトムとジュリエットがいる。
イザベルは「私は事件の捜査のためにやってきたの」と説明、「ジュリエットにベンを殺すよう頼まれたというのは本当?」とジャックを尋問する。
しばし黙考したジャックは「俺のでまかせさ。仲間を逃がすためだ。君たちを仲間割れさせればチャンスが生まれると考えた」と答える。

ジャックの過去が回想され。。。

朝、檻の中でジャックが目覚めると、檻の外には十数の人が集まっている。
困惑するジャックに、一人の女性が話しかける。
ジャックはその女性に見覚えがある。
そう、彼女は815便の客室乗務員のシンディだった。。。
「君は誘拐されたんだろう、どうして?」と問うジャックに「この人たちはそういうんじゃないの」と彼女。
「ここでなにをしている?」という問いには「見に来るものがあって」と、要領が得ない答えにいらだつジャック。
仕舞いには、一人の少女がシンディ経由で尋ねた「アナルシアは元気か?って」という言葉に切れ、「見るものがあるならサッサと行け!」と怒鳴る。

野宿で朝を迎えたケイトとソーヤー。しかし、目覚めるとカールの姿が見当たらない。探すと、一人離れた場所で涙に暮れていた。
「こういうときは男同士だ」と言って一人カールのところに行くソーヤー。
「彼女を連れ戻せ」というソーヤーに「今度捕まった絶対殺される」とカール。
「でも、それだけの価値はあるんだろ?」とソーヤー。

ジャックの檻には今度はアレックスが現われる。
彼女は投石で監視カメラを破壊した上で、「ベンの命をどうして救ったの?」と問い詰める。ジャックは逆にジュリエットの安否を尋ね、"ケイトたちを逃がすために仲間を殺し、処刑されかかっている"ことを知る。
慌てたジャックは、アレックスに檻を開けてもらいベンの元へ。

ベンの感染症を診たジャックは「このままでは一生歩けなくなる」と宣告。
自分が主治医として治療する代わりに、ジュリエットの処刑を止めるよう要求する。
渋々応じるベンだったが、犯罪者の刻印はされることに。

ジャックの過去が回想され。。。

処刑を免れたジュリエットは、ジャックの給仕係に復帰。
自生のアロエを使って、ジュリエットの腰の刻印を応急処置するジャック。
「なぜ助けてくれたの?」と問う彼女に「"故郷に返す"という約束を守らせるんだ、2人で」とジャック。
しかし、「この島のことを知られたから、もと住んでたところに移動することになるわ」と彼女。
「それはどこだ?」とジャック。
「ベンが故郷と呼ぶところ」とジュリエット。

カールが姿を消し、1人戻ってくるソーヤー。
アザーズの情報をもっと聞き出したかったケイトはソーヤーを非難するが、「罪悪感からの八つ当たりか」と指摘する。
「なんでよ、ジャックのことは仕方なかったんでしょ」と食って掛かるケイトだったが、「先生のことじゃない。俺と寝たことへの罪悪感だ」とソーヤー。
図星をつかれたケイト、結局2人でキャンプを目指すことに。

アザーズ島では、ジャックを含めた全員がボートに乗り、海を渡りはじめるのだった。。。

今回はジャックのFB(回想シーン)でした。
さしづめ、ジャックの"タトゥーの秘密"ってところでしょうかw

でも、そんなのどうでもいいよ、という視聴者の声が多数。。。
ドラマの中だけでなく、視聴者的にも"孤独なリーダー(主人公)"なんですね(笑)

それはそうと、シンディをはじめさらわれた人々は無事で、まともな生活をしているようです。
それならなぜ拉致なんか? う〜ん、謎はますます深まりますw

次回はハーリーのFBらしいので、楽しみです♪

EPISODE#57「軌道」

エコーの死やジャックたちの窮状を知る由もない、呑気なチャーリー&ハーリー・コンビは、ソーヤーのテントで物資を物色中。
一応ハーリーは罪悪感を訴えるが、チャーリーはウィスキーやアダルト雑誌を見つけてニンマリ♪
そこへデズモンドが現われ、2人を森の中へ連れ出す。

森の中では、ロックとサイードが待ち受けていて「エコーが死んだ」ことを告げる。
キャンプの皆がパニックを起こさないように2人には事前に説明をしようとの配慮だった。
ところが、突然顔色を変えたデズモンドが走り出す。
訳もわからず後を追う一同。
デズモンドは海岸に着くなり、上着を脱ぎ、そのまま海に飛び込む。
後を追ってきたロックは沖に誰かが溺れているのに気付く。
それはクレアだった。
なんとかクレアを救助したデズモンドだったが、彼女を心配するチャーリーをなぜか邪険に扱う。

一方、チャーリーは今回のことと、以前の避雷針のことを考え合わせてデズモンドに不信感を抱く。
ハーリーは「彼には予知能力がある」と主張するが、そんなことを信じないチャーリーは、彼を酔わせて真相を聞きだそうと企む。

チャーリーとハーリーは"お礼とお詫びに"という口実で、デズモンドを酒盛りに誘うが、断られてしまう。
しかし、ウィスキーの銘柄が"マカッチェン"だと知ると、なぜか乗り気になるデズモンド。

宴も進むと、スコットランド人のデズモンドとイギリス人のチャーリーはイギリスの歌を歌い、盛り上がる♪
いよいよ、チャーリーがデズモンドの真相を聞きだそうと切り出すが、デズモンドは適当なことを言ってごまかそうとする。
しかし、2人の追及は止まないため、その場を立ち去ろうとするが、怒ったチャーリーが「キーを廻して英雄気取りかもしれないが、あんたはただの臆病者さ」と捨て台詞。
それに怒ったデズモンドがチャーリーに飛び掛る。
倒れたチャーリーの首を絞めながら「あのとき俺になにが起こったか知らないくせに!」と叫ぶ。

ボタンを押せなかった、あの日が回想され。。。
強い電磁気異常の中、鍵を取りに行ったデズモンドは、"すべてを終わらせる"とロックに言って床下へ。
意を決し、システム遮断のキーを回すと。。。

目を覚ましたデズモンド。
そこは自分のアパートで、赤いペンキまみれで床に倒れていた。
すぐに恋人のペニーが現われて、介抱してくれる。
なんでも、(ペニーと一緒に暮らしだし)ほろ酔い気分でペンキを塗っていて、脚立から落ちた、とのことだった。
なにかしっくりこないものがあったが、それがなんなのかよくわからないデズモンド。

ペニーの父親(ウィドモア産業の社長)に結婚の承諾をもらいに行くデズモンドだったが、無職の彼は「"マカッチェン"一口にも値しない男に、娘をやれると思うか?」と罵られる。

失望の中、外に出ると音楽が聞こえてくる。
歌声に誘われて路上ミュージシャンのところに行くと、それはチャーリーだった。
フラッシュバックが襲い、"島の生活"を思い出すデズモンド。
そしてこの現状もかつて経験したことだと気付く。

デズモンドはすぐに物理学者の友人をパブに呼び出し、タイムトラベルの可能性を問う。
しかし、その証明のためにした"予知"は見事にはずれ、友人には一笑に付されて「そんなことを言ってないでペニーと結婚しろ」と諭される。

プロポーズを決意したデズモンドは、婚約指輪を買うため宝石店を訪れる。
気に入った指輪を購入しようとすると、親切そうな店の老女に言いがかりをつけられる。
「いいえ、あなたは買わないわ。だから返して、デズモンド。ペニーに求婚できず、別れたあなたは、彼女の父親を見返すために、単独世界一周のヨットレースに挑戦し、流れ着いた島で3年間数字をコンピュータに入力しつづけるのよ、最終手段のキーを廻すまでは。そして、あなたがもしそうしなければ私たちは一人残らず死ぬの」

困惑するデズモンド。
老女はデズモンドを街中に誘う。そして、彼女の"予知能力"を見せ付ける。
デズモンドは、惨劇を予知しながらなにもしない彼女を非難するが、彼女はこう返す。
「無駄だからよ。今日救っても、明日同じ目に会うわ。明日救っても明後日に会う。宇宙には自分で軌道修正する力が備わっているの。あの人はどうあがいても死ぬ運命だったの。そして、あなたは島に行く運命なの」
納得できないデズモンドは、ペニーにプロポーズすると誓って老女と別れ、ペニーの元へ。
しかし、些細なことでデズモンドはペニーとの別れを口にしてしまう。
「私のせいにしないで。あなた自身が臆病者だと認めて」と言って去るペニー。

傷心のデズモンドは一人パブへ。
そこで、友人の前で失敗した"予知"が今日のことだったことに気付く。
自分の記憶が正しいことを悟ったデズモンドは、ペニーとやり直そうと店を出ようとするが、(記憶をもとに)客に殴られそうになったバーテンを助けようとして彼が代わりに殴られてしまう。

ふたたびデズモンドが目を覚ますと、そこはジャングルの中で、素っ裸だった。。。

チャーリーの首を絞めるデズモンドを引き剥がすハーリー。
「どんなに頑張っても変えられないんだぁ」と泣き崩れるデズモンド。
仕方なくチャーリーはデズモンドを抱えてテントへ運ぶ。

「すまない」と謝るデズモンド。
「いいんだ。ただ、なにがあったのか、教えてくれ」と頼むチャーリー。
「キーを回すと、人生の断片がフラッシュのように見えた。そしてそれはいまも続いている」とデズモンド。
「それじゃ、そのフラッシュでクレアが溺れてるのを見て、助けたのか?」とチャーリー。
「クレアじゃないんだ。君を助けたんだ。彼女を助けようとした君が溺死したんだ。前は、雷が屋根に落ちて君が感電死したのを見たんだ。俺はこれで君を2回救った。だけど、宇宙は必ず軌道修正するから、俺も毎回は救えない。ホントに気の毒だと思うけど、俺が何をしようと、君は"死ぬ運命"なんだ」

オヨ〜、てっきりクレアを救ってるんだと思っていたら、チャーリーだったんですねぇ。
そして、チャーリー、死んじゃう!?
"運命"は変えられないとしきりに強調するのを、どう読むか?

江原さん的には"宿命=食材""運命=料理"で、宿命は変えられないけど、運命はその人次第、らしいんですけどねぇ(笑)

それにしても、"絶対結婚する"と誓ったのに、写真代ぐらいで別れを決意するなんて。。。

デズモンドの"予知能力"の正体はスッキリしましたが、結局ジャックやソーヤーたちの動向はなかったので、気になるところではありますw

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Profile

CHARA。横浜在住。30代♂。
テレビ放映よりも、DVD-BOXを買ったり、レンタルしたりの方が手っ取り早いのですが、やはり無料は魅力ですね(笑)
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