EPISODE#86「帰還」
(FF)
病院の見張り役の男を射殺したサイードは建物の中へ。
そこはハーリーが入院している病院だった。
サイードの姿を見て驚くハーリー。
「ベンサムが死んだ、2日前に。だから安全な場所に移動しよう」とサイード。
「戻るんじゃないんだよね?」
「ああ、違う」
「なら、行こう」
2人は病室を出る。。。
ソーヤーを置き去りに、飛び続けるヘリコプター。
しかし、貨物船の姿が見当たらない。エンジンが直り、移動したのだ。
すると、ハーリーが船を見つける。一同に安堵が広がる。
オーキッド内。
キーミーは虫の息があり、かろうじてまだ信号は送られていないようだ。
ロックが応急処置を施すが、その甲斐なくついに息絶える。
そして。。。
C4爆弾の受信機の信号が赤に変わる。。。
マイケルたちが窒素でバッテリーを凍らせているため、即爆発は免れるが。。。
「窒素はあと5分は持つはずだ。上に行ってみんなを避難させろ」とマイケル。
デズモンドは甲板に向かうが、ジンは引き続き作業をつづける。
デズモンドが甲板に出て、避難を指示しようとすると、上空の彼方にヘリが戻ってくるのが見える。
慌てたデズモンドが叫ぶ。
「降りるな! 爆弾がある!!」
しかし、燃料切れのヘリは降りるしか選択肢がない。
着艦したヘリ。事態を知ったフランク、ジャック、サイードは手早く機体の穴を補修し、燃料の補給作業に入る。
窒素が切れる直前、マイケルはジンにこう切り出す。
「お前も行け。父親になるんだろ、サンについて故郷に帰らなくちゃいけない」
マイケルの気持ちを汲んだジンは、急いで甲板に向かう。
甲板ではサンがジンを迎えに行こうとするが、ケイトが止める。
「私が、行くわ。待ってて」
時間が迫る中、ヘリの再離艦の準備が整い、みんなが乗り込む。
ジャックは「ジンがまだなの」と言うケイトを連れ戻し、ヘリに乗せる。
「待ってくれ」「まだだ!」という怒号の中ヘリは飛び立つ。
そのとき、甲板にジンが走り出てくるが、間に合わない。
「ジーン!!」
サンの叫び声が響き渡る。
いよいよ窒素が切れたマイケル。
そのとき、ジャック父の姿が。
「もう行っていいよ、マイケル」とジャック父。
「あんた、誰だ?」とマイケル。
次の瞬間、貨物船が大爆発する。
衝撃波で揺れるヘリ。その中で、泣き叫ぶサン。
(FF)
ロンドンにやってきたサン。
チャールズ・ウィドモアに声を掛ける。
「いつまで私のことを知らないふりをするつもり?」とサン。
「なんのことかな?」ととぼけるウィドモア。
「私たちは利害が一致します。話し合う気になったら、連絡をください」と言って立ち去るサン。
(→サンの目的はベン?)
ヘリの中、サンは引き返すよう泣き叫ぶが、ジャックやサイードは「あきらめるんだ」と。
ヘリは一路島を目指す。
オーキッド内のベンは、実験室のスイッチを入れる。
すると、実験室内に爆発が起こる。びっくりするロックを尻目に「着替えてくる」とベン。
ビーチでお酒をあおっているジュリエット。
そこへ、海に飛び降りたソーヤーが泳ぎ着く。
「なにしてるの?」とジュリエット。
「ちょっとひと泳ぎさ。そっちこそ、なんのお祝いだい?」とソーヤー。
「お祝いじゃないわ」
ジュリエットはソーヤーの背後に目線を送る。
振り向くソーヤー。
海の沖合い彼方に、黒い煙が立ちのぼるのが見えるのだった。。。
愕然とするソーヤー。
「貨物船か?」
「そのはずよ」とジュリエット。
ベンはダウンジャケットを着込む。寒いところに行くらしい。
「私の分は?」とロック。
「ないよ。島を動かしたものは2度と戻れない。だから、それは私の役目だ。君はリチャードたちと合流してくれ。リーダーとして迎えてくれるだろう。お別れだ、ジョン」とベン。
地上に出たロックはリチャードたちと合流、温かく迎え入れられる。
実験室に入ったベンは、壊れた壁のさらに奥の、トンネルの中へと入っていく。
やがて、はしご階段を降り、氷に凍てついた洞窟へとやってくる。
そこには、大きな歯車のようなものがあり、ベンは渾身の力でその歯車を回し始める。
時を同じくして、島には不思議な音が鳴り響き、やがて島は巨大な光に包まれる。
光が収まると、ヘリの目前にあった島が忽然と姿を消していた。
唖然とするヘリの中の一行。
「消えたよ」とつぶやくハーリー。
着陸すべき場所を失い、やがて燃料切れとなったヘリは海の中へ不時着する。
全員海の中に放り出されるが、奇跡的に全員無事に(とくにアーロンが無事なのはすごすぎw)救命ボートへ乗り込む。
(FF)
ある深夜、いたずら電話で起こされたケイト。
物音でアーロンの寝室へ行くと、そこにはクレアが。
「絶対にこの子を連れて戻らないで」とクレア。
ハッと目が覚めるケイト、夢だったのだ。。。
救命ボートで漂流する一同。
「ホントにやったんだ。ロックが島を動かしたんだ」とハーリー。
「そんなばかな」とジャック。
「目の前にあった島が無くなったんだよ。ほかに説明のしようがあるなら聞くけど」とハーリー。
言い返しようがないジャック。
そのとき、遠くに船の明かりを発見する。
喜ぶ一同♪ 向こうもこちらに気づき、近づいてくる。
そんな中、「嘘をつかなきゃ」とつぶやくジャック。
「これまでのこと全部隠さなきゃ。貨物船の連中は我々全員を殺しに来た。偽の機体を沈めたやつは我々全員を死んだことにしたがってるんだ。それなのに、それが嘘だと言ったらどうなる? 島に残ったものたちは?」
「無理よ。いずればれるわ」とケイト。
「俺がなんとか話す」とジャック。
考え込む一同。
やがて、大型船が近づいてくる。
その船は、なんとペニーの船だった。
感激の再会を果たすデズモンドとペニー。
先日の電話を追跡して、このエリアを探し当てたそうだ。
みんなにペニーを紹介するデズモンド。
「よろしく、ペニー。さっそくだが、相談がある」とジャック。
1週間後。
5000キロ移動し、インドネシアの海域にやってきた一行。
偽の機体とのつじつまを合わせるため、ジャックたち6人が救命ボートでメンバタ島に漂着したように装うことに。
もちろん815便の乗員でないデズモンドとフランクとはペニーの船でお別れ。
こうして、帰還を果たし、オーシャニック6と呼ばれることになるのだった。
(FF)
アル中状態のジャック。
再びジェレミー・ベンサムの遺体に会いに行く。
鍵のかかった葬儀社に侵入するジャック。棺を開け。。。
すると、そこにベンが現れる。驚くジャック。
「彼からはなにを聞いた?」とベン。
「あのあと、すごく悪いことが起きて。それは俺たちが島を出たからだって。だから島に戻らなきゃいけないって」とジャック。
「君は毎週飛行機に乗ってるんだって? 墜落することを期待して」とベン。
「ここになにしに来た?」とジャック。
「島は君独りじゃ戻さない。全員じゃなきゃだめだ」とベン。
「サイードは行方知れずだし、ハーリーは入院中、サンは僕を責め、ケイトは口も聞いてくれない」とジャック。
「僕が力になろう。それ以外道はないんだ。全員で一緒に戻ろう」
「どうやって?」
「僕に考えがある」
うなずき、立ち去ろうとするジャック。
「ジャック、全員と言ったんだ。彼も連れて行かないと」とベン。
視線はベンサムの遺体へ。。。それは、ジョン・ロックだった。。。
♯
最終話、終わっちゃいましたねー(T.T)
途中から予想が立ってたのですが、ベンサムはやっぱりロックでしたね。
そして、この流れからすると、ジンやマイケルは生きてそうですね。
オーシャニック6の嘘は仕方ないにしても、せめてオーシャニック航空からもらった和解金で島を捜せよ!と思うのは私だけ?
ロックやソーヤーはともかく、島を出たがっているジュリエットや行方不明のクレアを見捨ててるの?
まあ、(そう簡単に見つからないと)はなから諦めているのかな?
で、ベンは「島を動かしたものは戻れない」って言ってませんでしたか?
島を動かしたことで、自分は"サハラ砂漠(by 81話)"に飛んだ(?)んですかね!?
で、ジャックたちを利用して、自分も島に戻ろうということでしょうか?
相変わらず分からないことだらけではありますがw、シーズン5は再び島に戻るという新展開になりそうですねー☆