EPISODE#72「終わりの始まり」
(前話に引き続き、ジャックの回想シーンでスタート。というか、多分アメリカでは前話と今話で最終回2時間スペシャルだったと思われ。。。)
髭もじゃジャックは、新聞の記事を頼りに葬儀社に出向く。
そこでは葬儀が営まれているが、親族や参列者など誰もいない。
ジャックも葬儀社の人に「お棺を開けましょうか?」と言われるが、断る。
棺越しに別れを告げるジャックだった。。。
電波塔を目前にしたジャックたちの前に、ベンがアレックスと共に現れる。
緊張が走る一行。
ベンはジャックと2人で話がしたいと言う。
"ルッキング・グラス"基地では、ベンから3人を処分するよう命令を受けたバクーニンが、まず女兵士1人を撃ち、もう1人も追い詰める。
そのとき、ロッカーから飛び出したデズモンドが、ロッカー内にあった水中銃でバクーニンを撃ち倒す。
すぐさま女兵士にも銃を向けるデズモンドだったが、解除コードを聞き出す必要があるとチャーリーが制止する。
ジャックを連れ出したベン。
ベンは「ナオミは救助隊ではなく、この島を探している悪い連中の仲間で、連絡を取ったら島の全員が殺される。それは"終わりの始まり"だ」と言う。
当然そんなことを信じるはずもないジャック。
しかし、ベンはつづける。
「そんなことを避けるためにも彼女の衛星電話を私に渡すんだ。さもなくば、捕まえているサイード、ジン、バーナードを殺す」と言って、襲撃チームに無線連絡を入れる。
苦悩しながらも、拒絶するジャック。
「1分以内に電話を持ってこなければ。。。」と脅すベンだったが、ジャックは屈しない。
時間が経ち、無線から銃声とジンたちの叫び声が聞こえ。。。
怒りに切れたジャックは、ベンを殴り倒し、ボコボコにする。
血まみれのベンをみんなの元へ連れ戻したジャックは、「縛っておけ」と告げてその場を離れる。後を追うケイト。
近づいてきたアレックスにベンは「お前の母さんだ」と言ってルソーを指差す。
ルソー感激の再会♪
一人離れたジャックはその場にうずくまる。そこへケイトが様子をうかがいにくる。
ジャックはベンの脅しに従わなかったために、サイードたち3人が殺されたことを告白する。悲哀に満ちた表情のケイト。
しかし、ジャックはなんとしても脱出を成し遂げる決意を新たにするのだった。
一方、ビーチではサイードたちは生きていた。
ベンの策略でそう見せかけただけだったのだ。
そして、その様子を森の中から窺うソーヤーとジュリエット。
しかし、丸腰の2人にはなす術がない。
すると、なにかの音がしだし、振り返ると。。。
ハーリーが運転するバンが激走してきて、アザーズたちのところに突っ込む。
一人を轢き、そいつが持っていた銃を手にしたソーヤーは別の一人に銃口を向ける。
その相手がソーヤーに応戦しようとした瞬間、背後の縛られたサイードが足技のみで彼を伸す。(←強ぇ、サイードw)
残ったトムは手を上げ「降参だ」と言うが、ソーヤーは構わず射殺する。
「ウォルトをさらった罰だ」とソーヤー。
ジャックの回想シーン。。。
ジャックは街では救出劇の英雄扱いをされていたが、アルコール&薬中毒で病院では立場を失っていた。。。
再び電波塔を目指すジャックたち一行。ベンも手を拘束されながらも同行させられていた。
そこへ、不審な無線が入る。
「ハーリーか?」とジャックが応答する。
そう、アザーズたちに警告を与えるつもりのハーリーからの無線だったのだ。
ハーリーからみんな無事だと聞き、安堵するジャックと一同。
デズモンドに解放されたチャーリーが女兵士から解除コードを聞きだすのに成功する。
そこで、チャーリーは妨害電波の解除へ、デズモンドは見つけたダイビング道具で脱出の準備に取り掛かる。
チャーリーが解除に成功すると、さっそく外部との通信に成功。
モニタに映し出された女性はなんとデズモンドの恋人ペニーだった。
驚いたチャーリーはデズモンドを大声で呼び、「船にいるのか?ナオミが島に来たんだ」とペニーに話しかける。
しかし、ペニーは「船ってなに?ナオミって誰?」と答えたので、さらに驚くチャーリー。
一方、デズモンドはチャーリーに呼ばれたときにバクーニンの遺体がなくなっていることに気づく。
驚きで茫然自失のチャーリーは、窓からの音で我に返る。
窓の外の海中には、手榴弾を手にしたバクーニンがいるのだった。
手榴弾のピンを抜くバクーニン。
ペニーの映像に気づき、走り寄ってくるデズモンド。
慌てたチャーリーは、デズモンドを守るため扉を封鎖する。
手榴弾が爆発し、窓が割れ、チャーリーのいる通信室の中に海水が流れ込んでくる。
デズモンドは扉を壊そうとするがビクともしない。
海水に身を委ねながら、チャーリーは手になにやらメモを書いて、扉の窓の外にいるデズモンドにかざす。
手には"NOT PENNY BOAT(ペニーの船じゃない)"と書かれてあった。
そして、溺れていくチャーリー。
森の中では、チャーリーの異変を悟ったのかアーロンがぐずり始める。
そのとき、ナオミの衛星電話も機能しはじめる。
喜んだナオミはジャックのところへ行き、通信を試みる。
しかし、ルソーが出している救難信号が強く、通信はできなかった。
ガッカリする一同。が、「大丈夫、着いたわ」とルソー。
そう、ようやく電波塔に到着したのだった。
施設小屋に入ったジャックとルソーたちは救難信号のスイッチを切る。
再びナオミが通信を試みる。期待のまなざしで彼女を見詰めるケイトたち。
ベンは「なにをやってるのかわかってるのか?やめろ」と叫ぶ。
通信の接続に成功した瞬間、鈍い音とともにナオミが前のめりに倒れる。
背中にはナイフが刺さっていた。。。
背後にはロックが。。。彼がナイフを投げたのだ。
怒るジャック。しかし、ロックは銃をジャックに向ける。
構わず電話を拾うジャック。
「電話を捨てるんだ。そうでなければ、たとえ君でも撃つぞ」とロック。
「撃てよ」とジャック。
「撃て、ロック」と叫ぶベンをルソーが殴り、気絶させる。
やはり撃てないロックは「そうすべきじゃないんだ」と言い残し立ち去る。
電話に出るジャック。無事救助を呼ぶことに成功する。
喜ぶ一同。。。
ジャックの回想シーン。。。
地図などが散乱している、荒れた部屋の中で一人のジャック。
おもむろに電話をすると、相手に「どうしても会いたいんだ」と懇願する。
待ち合わせ場所に着いたジャック。
あとから一台の車が近づいてくる。現れたのはケイトだった。(←えっ、なんで?)
「ニュースで見たけど、まだ残骸から人助けしてるの?」とケイト。
「古い習慣でね」とジャック。
新聞記事をケイトに渡し「君も葬式来るかと思った」とジャック。
「どうして私が?」とケイト。
しばし沈黙のあと、「毎週飛んでるんだ。オーシャニックの優待パスを使って飛行三昧。また墜落しないか、あそこに戻りたいと思って」とジャック。
「そんなの無駄よ。私、もう帰らなくちゃ」と立ち去ろうとするケイト。
「もう嘘はうんざりなんだ。俺たちはあそこを出ちゃいけなかったんだ。あそこに戻らなくちゃいけないんだ、ケイト」と叫ぶジャックだった。。。
♯
うぉー、今回の回想シーン、過去じゃなくて未来だったんですねぇ。
反則技ですよw
回想内で、ジャックのことを"2度も救った英雄"と強調してたのが気になってたんですよねー、前になんかの救出劇あったっけ?と。
そして、誰の葬儀? ジャックの態度から推察するとソーヤーあたりかな?
そうそう、それはさておき、チャーリーはカッコいい最後でしたね。
Good Job、チャーリー!
しばらく(不自然に)邪険にされていたハーリーも、なにかありそうだなぁと思っていたら、面目躍如の活躍でした♪
さて、謎は多く残されたままですが、いつものことなので(笑)
ナオミの正体も?ですが、ジャックとケイトが生き延びたわけですから、ベンの言ってたことも嘘ってことですよねw
とりあえずシーズン3が終わってしまいました。
シーズン4は全米脚本家組合のストライキと絡んでドタバタしているみたいですが、期待したいところです。